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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

期待以上だった11人をチョイス!プレミアリーグ2017-18前半戦ベストイレブン!【裏版】

「水色が中央を席巻!プレミアリーグ2017-18前半戦ベストイレブン!【総合版】」より続きます。マンチェスター・シティの水色に塗りつぶされそうになった本流のベストイレブンに対して、こちら「裏版」では期待以上だった選手、個性的なプレイでプレミアリーグを盛り上げてくれた選手にスポットを当てたいと思います。GKはもちろん、バーンリーのニック・ポープ。エースのヒートンの負傷離脱で、ショーン・ダイク監督のチームは失速するのではないかと危惧していたのですが、25歳の第2GKがしっかり穴を埋めてくれました。

プレミアリーグNo.1のセーブ率には、彼の前にいるベン・ミーとタルコフスキーが危険なシュートをことごとくブロックしてくれたおかげで比較的イージーなシュートをさばいていたという面もあるのですが、これはお互い様。ポープの安定感あるセービングがなければ、逆に最終ラインがもっとバタバタしていたでしょう。レギュラー固定の4バックとGKの連携の素晴らしさを称えて、3バックの一角にはシュートブロック数でプレミアリーグ2位のベン・ミーを指名させていただきました。

ベン・ミーとともに最終ラインを構成するDFには、チェルシーでダヴィド・ルイスからポジションを奪いつつある21歳の新星クリステンセンと、CBなのに2ゴール4アシストと攻撃が大好きなレスターのハリー・マグワイアをチョイスしました。レンタル先のボルシアMGでレギュラーとして活躍していたクリステンセンは、チェルシーの錚々たるメンバーのなかでこれほど早く頭角を現すとは思いませんでした。4バックでも3バックでも構わずハーフラインを越えるマグワイアは、ロングフィード、ミドルシュート、セットピースでの競り合いなど幅広く攻撃に貢献してくれる異色のCBです。ブロック、カバー、オーバーラップと得意技が違うおもしろい3バックが組めたのではないかと自負しておりますが、いかがでしょうか。期待以上だったCBたちにおいては、後半戦のより一層のキャラ立ちを楽しみにしております。

中盤センターは、エンディディやグイェといったアンカータイプの守備力よりも、マルコ・シルヴァ監督のハイプレスを機能させながら6ゴールを決めているドゥクレのスケール感と、ハダースフィールドの王様アーロン・ムーイのオールラウンドな魅力を選びました。8節まで4勝3分1敗とロケットスタートを決めたワトフォードにおいて、CBの前での守備からチャンスメイクまで獅子奮迅のプレイを見せてくれるドゥクレの仕事量は欠かせません。負傷者の多さと不安定な最終ラインがネックとなり、直近は調子を崩しているワトフォードですが、クレヴァリーやカプェ、ワトソンらとともに中盤を仕切る攻撃的なセントラルMFの出来がTOP10フィニッシュできるかどうかのカギとなりそうです。

2016年の夏にムーイのマンチェスター・シティ入団が発表されたときは、思わず「誰、それ⁉」と叫んでしまったのですが、パスセンスの素晴らしさとクレバーなポジショニングでハダースフィールドのプレミアリーグ昇格に貢献したのを見て、認識不足を反省しました。レッズやマグパイズのサポーターに説明するなら「ムラのないシェルヴィ」といった感じでしょうか。彼もまた、ドゥクレ同様にチームの浮沈を左右するキーマンです。

右サイドには、プレミアリーグ前半戦で15試合6ゴール4アシストと今やマンチェスター・ユナイテッドになくてはならない存在となったリンガード。ブライトンの攻撃を活性化し、4ゴール5アシストという数字を残したパスカル・グロスを中央に据え、左にはワトフォードで非凡なボールタッチと突破力を披露している20歳のブラジル人アタッカー・リシャルリソンをチョイス。得点ランキングの上位をTOP6の高額移籍金ストライカーと常連組が占め、期待以上といえる選手がサラーとルーニーしかいなかったため、2トップには岡崎慎司とザハを抜擢しました。

先発した9試合で6ゴールをゲットし、チームは4勝2分3敗。1ゴールを決めるのにかかる時間がハリー・ケインの次に少なかった岡崎慎司は、出場時間さえ確保できればプレミアリーグでは初めてとなる2ケタゴールに届くのではないでしょうか。開幕から7戦連続ノーゴールで7連敗と最悪のスタートを切ったクリスタル・パレスは、チェルシー戦で復帰したザハの決勝ゴールで息を吹き返し、16位まで順位を上げています。1試合あたりのドリブル成功数でアザールに次いで2位(ボールを奪われる回数は1位…!)のザハは、開幕戦の負傷で悪夢のノーゴール期間を欠場しており、ベンテケやサコよりもいなくなっては困る存在です。

以上、多分に思い入れが勝ったベストイレブンになってしまいましたが、いかがでしょうか。妥当かどうかよりも、後半戦を愉しむための材料にしていただければという思いで選んでみました。眠らないプレミアリーグは、本日の夜も21節の7試合が開催されます。最注目カードは、リヴァプールVSレスター。マンチェスター・ユナイテッドから最後にゴールを決め、ドロー決着の立役者となったマグワイアと、キングパワーのレッズ戦でゴールを決めている岡崎慎司に注目したいと思います(前節先発の岡崎は途中出場かもしれませんが…)。

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“期待以上だった11人をチョイス!プレミアリーグ2017-18前半戦ベストイレブン!【裏版】” への1件のコメント

  1. sini より:

    個人的には、スターリングはもうダメかなと思っていたので、彼が一番サプライズであり期待以上でした。

    イングランド代表は次までに面白いチームになりそうだなあと思いました。話が変わってしまいますけど。
    リンガード、スターリング、ケインの3トップで、中盤にララーナ、アリ、ヘンダーソン。
    ウォーカーとローズのサイドに、ストーンズとあと誰か一人(フィル・ジョーンズ……?)。
    ヴァ流れを変える駒としてーディー、ウインクス、ラシュフォードあたり。ユーティリティなダイアー、デルフ、ミルナーなどもいますし。あとはバークリー、ウィルシャー、ルーニーの復活にも期待しつつ。
    居ないのは指揮官ですね。

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