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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

チェフ、ルーニー、エジル…先週末のプレミアリーグはレコード&メモリアルラッシュ!

ワトフォード戦の8分にムスタフィが頭で決めた先制ゴールは、プレミアリーグにおけるアーセナルのホームゲーム1000ゴールめであり、メスト・エジルの50アシスト達成の瞬間でもありました。月曜日は、「BBC」が掲載する「Premier League stats」をチェックすることが多いのですが、この週末はちょっとしたレコードラッシュでした。アーセナルの1000勝は、マンチェスター・ユナイテッドがオールド・トラフォードで積み上げた1066勝に次ぐ2位。エジルが50アシストに届いたのは141試合めですが、143試合のカントナ、146試合のベルカンプ、ダヴィド・シルヴァが166試合、デヴィッド・ベッカムが170試合と錚々たる顔ぶれを従えての最速達成です。

3-0で快勝したワトフォード戦では、ペトル・チェフのプレミアリーグ通算200回めのクリーンシート達成を忘れてはいけません。2位のデヴィッド・ジェームズは163、3位シュウォーツァーは151。マンチェスター・ユナイテッドのゴールマウスで7年めを迎えているダヴィド・デ・ヘアが半分にも満たない90であると聞かされれば、思わずため息が漏れる数字です。素晴らしい記録とセットで微妙なネタを放り込んでくるのがいかにもイギリスで、「BBC」は「彼のPK阻止率14%はアルトゥル・ボルツ(36%)、トム・ヒートン(30%)、シモン・ミニョレ(29%)の半分以下」という数字も添えています。

めでたいデータが並ぶアーセナル勢に対して、不名誉なレコードを達成してしまったのはエヴァートンのウェイン・ルーニーです。土曜日に行われたブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンとのゲームで、マシュー・ライアンにペナルティをストップされたベテランストライカーは、アラン・シアラーが持つPK失敗11回という記録に並びました。プレミアリーグ史上最多の260ゴールという記録を持つシアラーが67回蹴っているのに対して、208ゴールで2位のルーニーは半分の34回。成功率68%という微妙な数字については、21回のうち7回を外しているマイケル・オーウェンより高いことを喜ぶべきでしょうか。

「BBC」は併せてPK成功率ランキングも載せており、こちらのTOPは意外にも現役選手です。プレミアリーグで8シーズンめを迎えたマンチェスター・シティのヤヤ・トゥレは、11回のPKをすべて成功。2位ル・ティシェ、3位ダニー・マーフィー、4位ジェームズ・ビーティは失敗が1回しかなく、5位のティエリ・アンリは25回中23回を決めて92%です。おもしろいのは、現役2位の選手がルーニーと同じクラブにいること。33歳の左SBレイトン・ベインズは、22回蹴って20回決めています。

ブライトン戦は、レイトン・ベインズにとって3ヵ月半の長期離脱からの復帰戦。ワトフォード戦、クリスタル・パレス戦とルーニーがピッチにいないときには確実に決めてきたプレースキックのスペシャリストは、10番のキックに「そっちに蹴ったら捕まる!」と思ったかどうか…。「BBC」は、ルーニーについて「1シーズンに3回失敗した8人めの選手」とも紹介しています。元イングランド代表キャプテンは、当たっていない今季中に12回という新記録を達成してしまうかもしれません。

次の話は新記録・タイ記録ではありませんが、興味深い数字ではあります。リヴァプール戦で2ゴールを叩き込んだマーカス・ラシュフォードは、プレミアリーグで決めた16ゴールのうち7ゴールがTOP6との直接対決です。2015-16シーズンに、アーセナル戦で2発という鮮烈なデビューを飾った若きストライカーは、以降のTOP対決18試合で7ゴール。1試合あたり0.39という数字はなかなかのものですが、もちろん上には凄い顔ぶれが揃っています。

53試合36ゴールで0.63のセルヒオ・アグエロを筆頭に、ティエリ・アンリが0.55、今季プレミアリーグで上位すべてから決めたジェイミー・ヴァーディが0.53、2季連続得点王のハリー・ケインが0.51。ストライカーとしての実績で劣るラシュフォードですが、次戦でハットトリックを決めれば、ハリー・ケインをかわして4位にランクインとなります。4月のマンチェスターダービーで爆発なるか!? こと現在は、移籍してから不振が続くアレクシス・サンチェスよりもラシュフォードのほうが、何かをやってくれそうな期待値が高いのは間違いありません。

「アラン・パーデューは、今季プレミアリーグの途中就任監督のなかで前任者より1試合あたりの勝ち点数を下げている唯一の存在」…いや、監督の話は別な場でじっくりやりましょう。選手たちのキャラクターをつかむうえでも、「BBC」のスタッツ紹介はおすすめです。おめでとうチェフ&エジル、がんばれルーニー!ということで、明るくこの稿を締めさせていただきます。

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“チェフ、ルーニー、エジル…先週末のプレミアリーグはレコード&メモリアルラッシュ!” への2件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    PKのデータ面白いですね。確かにヤヤは外さないイメージがありましたが、まさか全て成功とは驚きました。あの聖マットですら1回失敗してるというのに…

  2. おはむ より:

    今週のプレミアリーグはウェストハムが主役ですので、ぜひ取り上げてもらいたいのですが

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