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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Stoke×MN.CITY】ダヴィド・シルヴァが鮮やかな2ゴール!マン・シティは完勝で一歩前進!

カラバオカップ制覇、プレミアリーグは優勝目前、チャンピオンズリーグでは悠々とベスト8進出。三冠をめざすマンチェスター・シティにとっては、BET365スタジアムでのストーク戦は落ち着いてクリアすべき通過点ですが、プレミアリーグ19位のホームチームにとっては何とか勝ち点をゲットして終えたい大事な一戦です。バトランド、ズマ、マルティンス・インディ、ジョー・アレン、シャキリを擁するポール・ランバート監督のチームは、何とか先制点をもぎ取って相手の焦りを誘いたいところ。ダヴィド・シルヴァ、フェルナンジーニョ、デブライネというプレミアリーグ最強の中盤が健在のマン・シティは、前線にサネ、スターリング、ガブリエウ・ジェズス、最終ラインにカイル・ウォーカー、コンパニ、オタメンディ、ジンチェンコと申し分のないメンバーです。

最初の5分をポゼッション75%とゲームを完全に支配していたマン・シティは、10分にあっさり先制しました。中央で楔のパスをもらったガブリエウ・ジェズスが、ワントラップで右のスターリングにスルーパス。完璧な高速グラウンダーをボレーで押し込んだのは、今季プレミアリーグ7ゴールめとなるダヴィド・シルヴァです。苦しいストーク。2017-18シーズンのペップに対して、追いついて勝ち点を挙げたチームはバーンリーのみです。21分、シャキリのインターセプトからストークが最初のチャンスをつかみます。スイス代表のアタッカーが仕掛けた最初のアタックは不発に終わるも、ゴールライン際でジンチェンコを抜き去ったフェイントは見事。マイナスのグラウンダーを直接叩いたエンディアイエのボレーは、DFにヒットして惜しくも左ポストの脇を抜けていきます。

26分、デブライネの速いクロスのクリアがボックスの外に転がり、フェルナンジーニョが左足を振り抜くも左に大きくアウト。ヘセ・ロドリゲスとシュポ=モティングは、相手を追いかけ回す以外に仕事がありません。30分、シャキリがボックスに入ったヘセを使ったチャンスは、スペインから来たアタッカーのクロスが中に入らず。マルティンス・インディの不用意なバックパスを追いかけたデブライネは、GKバトランドの飛び出しに一歩及びません。33分に右サイドから蹴ったデブライネの鋭いFKは、ガブリエウ・ジェズスの目の前を横切ります。40分、サネとダヴィド・シルヴァがボックス左で短いパスを交換し、落としを受けたフェルナンジーニョの強烈な一撃はバトランドがビッグセーブ。3対3になった42分のカウンターは、デブライネの浮き球をボレーで合わせたサネが右に外しました。

ポゼッションが20%しかなくても、ハーフタイムで0-1ならまだ希望はあります。しかし49分、エンディアイエが自陣で強引なドリブルをカットされてしまい、マンチェスター・シティのショートカウンターが炸裂します。中央のダヴィド・シルヴァが最終ラインと並んでいた右のガブリエウ・ジェズスに出したパスが絶品。すかさず浮き球のリターンがダヴィド・シルヴァに通り、飛び出したバトランドは正確なボレーで左脇を抜かれました。

58分、右からボックスに入ったスターリングがスタフィリデスを翻弄してゴールに迫り、左足でニアを狙ったシュートはバトランドが足でブロック。59分にサネが左足で巻いたミドルは、左のポストすれすれに外れます。絶望的な0-2。エティハドでは7点獲られているストークは、勝ち点云々よりも大量失点の心配をしなければならなくなってきました。62分、ポール・ランバート監督はヘセ・ロドリゲスを諦めクラウチを投入。直後の左からのFKをバウアーがファーに蹴ると、クラウチのヘッドでの折り返しから、最後はマルティンス・インディのボレー。決定的な場面でしたが、オランダ人CBは左足のシュートを打ち上げてしまいました。サネが右足で放った強烈なシュートはバトランドがセーブ。プレミアリーグ最強チームは追加点こそ奪えないものの、確実に勝利に近づいています。

73分、センターサークルで奪ったマン・シティは、デブライネがカイル・ウォーカーをフリーにするラストパスを出すも右SBのシュートは枠に飛びません。77分にスターリングとガブリエウ・ジェズスが2対0という絶好機を創りますが、ドリブルで持ち込んだスターリングが強引にGKをかわそうとして戻ったエンディアイエにカットされてしまいます。82分、デブライネの縦パスをボックスで受けたダヴィド・シルヴァは、振り向きざまのコントロールショットを右に外し、ハットトリックはなりません。85分にスターリングがベルナルド・シウヴァに後を譲り、最後にガブリエウ・ジェズスがギュンドアンと代わると、やがてタイムアップ。マンチェスター・シティが危なげなく0-2で完勝し、残り8試合を3勝5敗で優勝です。

シャキリの突破力を頼るしかないチームに、マン・シティからゴールを奪う手立てはありませんでした。最終ラインも不用意なプレイやポジショニングミスが多く、降格ゾーンで燻っているのも致し方なしでしょう。一方、プレミアリーグは優勝間違いなしとなったペップのチームは、チャンピオンズリーグに全力を傾けることができます。バルサやバイエルンを相手に彼らがどんなサッカーを見せてくれるのか…いや、すみません。CLは他人事ではありませんでした。ともに勝ち進み、5月にウクライナでお会いできるといいですね。アグエロ、バンジャマン・メンディ、フィル・ジョーンズらが復帰したベストメンバーでの激突を密かに楽しみにしています。

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“【Stoke×MN.CITY】ダヴィド・シルヴァが鮮やかな2ゴール!マン・シティは完勝で一歩前進!” への5件のフィードバック

  1. シティふぁん より:

    アグエロが怪我みたいですね
    今季離脱しなかったのはオタメンディくらいでしたが誰が離脱しても勝ち続けることができました
    早くリーグ優勝決めてCLと若手の出場に期待してます

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    シティはストークに勝ってマジック3になったのではないですかね?
    現時点でシティは勝点81でユナイテッドは勝点65ですから、シティが残り8試合であと3勝さえすればユナイテッドが残り全勝しても追いつかないと思うのですが。

  3. ペップの街 より:

    次節エヴァートンに勝って、マンUとの対決を制するとその時点での首位確定もありそうです。勿論一筋縄で行く相手ではなく、引き分けでもいいかな。オーナーさんのおっしゃる通りCL決勝で会いたいですね。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    ストークは大丈夫でしょうかね。シティはあまりブリタニアを苦にしてないとはいえ、あっさりとあの要塞で負けてしまう姿を見て寂しさを覚えました。今シーズン残留出来ればプレミア在籍が10年になるということもあり、なんとか残留して来シーズンには再び要塞ブリタニア健在!という姿を見たいのですが、なかなか厳しそうです。。

  5. makoto より:

    シティふぁんさん>
    誰かがケガしても、いいタイミングで代役が復帰したりコンバートがうまくいったりしており、穴を空けずに戦えてますよね。いくばくかの幸運とペップのチーム作りがシーズンを通じた強さにつながっています。

    プレミアリーグ大好き!さん>
    ああ、すみません。算数間違えました。訂正させていただきました。ありがとうございます。

    ペップの街さん>
    せっかくそういっていただいたのに、今朝…(号泣)

    プレミアリーグ大好き!さん>
    守備が厳しいですね。攻撃もだんだんシャキリ頼みの色が強くなっており、新監督が空回りしている感があります。

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