復帰まで最長4ヵ月!? ケヴィン・デブライネのリタイアは、ペップをどれだけ苦しめるのか?
マンチェスター・シティにとって、デブライネは最も代えが利かない選手です。「スカイスポーツ」は、アンタッチャブルなプレーメイカーの不在がどれだけ痛いのかを数字で紹介しています。過去3シーズンにおいて、デブライネがいたプレミアリーグ91試合は59勝21分11敗と敗戦が少なかったのに対して、不在の20試合は12勝1分7敗。ベルギー代表の素晴らしいパスがピッチを走りまわるゲームは、1試合あたり2.3ゴールを決めていますが、不在時は1.8ゴールと明確に得点力が落ちてしまいます。ポゼッションは、いる試合が64.8%、いなければ60.0%。ボールの支配率が落ちるため、失点も0.9%から1.2%にUPしてしまいます。
ペジェグリーニ監督が指揮を執っていた2015-16シーズン、デブライネはリーグカップ準決勝のエヴァートン戦で膝を負傷し、復帰までの2ヵ月の間に公式戦12試合を欠場しています。このときのプレミアリーグは、7試合で2勝1分4敗。レスター、トッテナム、リヴァプールに3連敗し、マンチェスターダービーにも敗れてチャンピオンズリーグ出場権キープが怪しくなりました。プレーメイカーのリタイアが単純に激痛だったのか、2月頭に発表されたシーズン後のペジェグリーニ退任&ペップ就任が選手たちを動揺させたのかは判断が難しいところですが、アンカーにフェルナンドを据えてヤヤ・トゥレが穴を埋めるという戦い方が不発だったのは事実です。
ペップは、昨季プレミアリーグアシスト王の不在をどんな形でフォローするのでしょうか。エースをベンチに置いたアーセナル戦は、ウイングにマフレズとスターリングが入り、中盤にはベルナルド・シウヴァ、フェルナンジーニョ、ギュンドアン。ダヴィド。・シルヴァの復帰とフィル・フォーデンのブレイクが期待できる今のチームは、ペジェグリーニ時代ほどのナーバスな状況には陥らないでしょう。私が注目しているのは、ベルナルド・シウヴァです。昨季プレミアリーグで35試合7ゴールだったポルトガル代表MFは、年明けから先発で出場する機会を増やし、後半戦は16試合5ゴール。フィット感を高めた2年めは開幕戦でボレーを決めており、ピンポイントで合わせるクロスを武器に、ゴールに絡むシーンを増やしてくれるのではないでしょうか。
デブライネのリタイアはもちろん激痛、しかしマン・シティはさほど崩れないのではないか…。多少もたついてくれたほうが、プレミアリーグはおもしろくなるのですが、ベルナルド・シウヴァやフォーデンをリスペクトする回数が増えるだけに終わるのではないかと思います。戦前の予想通り、リヴァプールと彼らの一騎討ちとみますが、いかがでしょうか。デブライネのいないプレミアリーグは、やはりもの足りません。膝の予後がよく、2ヵ月で戻ってこられれば、彼抜きで戦う上位対決はリヴァプール戦のみ。正確無比のアシストマシンの一刻も早い回復を祈っております。
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デ・ブライネの怪我、このブログで知りました。ショックで呆然としてます。
でも、Makotoさんご指摘の通り、ベルナルド・シルバやフィル・フォーデンにとっては絶好のチャンスが到来しました。
スタメンを確保してない他のプレーヤーにもチャンスだと前向きに捉えます。
ペップはどう乗り切るのか、これを奇貨としてさらに素晴らしいチームに成長して欲しいです。
ベルナルドのインサイド起用はもちろん当然のことながらこのデブライネの長期離脱で私はマフレズのインサイド起用の可能性も増えた気がします
もちろんフォーデンにも頑張っていただきたいんですが
アーセナル戦でベンチスタートというのはシティの余裕の表れだと思ってましたが、実際にはリスクを伴った起用のようですね。逆に言えば、ペップは新生アーセナルを侮ってはいなかったという事なのだと思いました。
とはいえデブライネ不在でも圧倒していたので、シティに余裕があるのは間違いないと思いますが、重要なカードが欠けるのは痛手ですね。
デブライネを欠いてもそれなりにどうにかできそうなシティが恐ろしい。
素晴らしい選手の不在は悲しいですが、これで多少はもたついてくれれば…と思う部分もあります
シティは選手層が厚いですがデブライネの依存度はかなり高いですからね
昨季の試合数も多かったですしプレミアがどうなるか分からなくなりましたね
ただこれでもまた独走になったらと思うと怖いですね
グアルディオラはなんとかしちゃうと思います(笑)
いてくれればなー!ってなるのは、リバプールと当たる時じゃないでしょうか?
アーセナル戦でのやり方は、下位中位チーム潰しプランAってとこじゃないでしょうか?
デ・ブライネ、去年は走らされ過ぎてましたからね。
さすがに考えたんだと思います。