躍進のCB、激痛のリタイア…ホールディング&ジョー・ゴメスの早い復帰を祈っています。
その30分後、マンチェスター・ユナイテッドVSアーセナルが行われていたオールド・トラフォードで、レッズのCBよりも格段に厳しいアクシデントが起こりました。前半31分、ベルント・レノのスローを受けて左サイドを上がったホールディングは、ラシュフォードの激しいチャージを受けて尻もちをつきました。マン・ユナイテッドの10番はかかとでボールを触っており、よくある奪い合いにしか見えなかったのですが、23歳のCBが倒れた際の左足の着き方が悪かったようです。タッチラインの外で倒れたままのホールディングは、駆けつけたメディカルスタッフに左足を指差して説明しています。こちらも立ち上がることはできず、4分後にリヒトシュタイナーとの交代がアナウンスされました。発表された診断結果は、想像しうる限り最悪でした。前十字靭帯断裂、全治9ヵ月。プレミアリーグ2018-19シーズンで、安定感を増した若きCBのプレイを見ることはないでしょう。
3日経った今、ゲームの映像をあらためて見ると、胸が痛みます。ジョー・ゴメスは、2015年9月に行われたイングランドU-21代表のゲームで今回のホールディングと同じトラブルに見舞われ、シーズンを棒に振ると、さらにアキレス腱まで痛めて復帰まで2年という長いブランクを余儀なくされました。2017-18シーズンにピッチに戻り、プレミアリーグ23試合に出場。ファン・ダイクとの出会いで成長を遂げた今季は、堅守の最終ラインになくてはならない存在でした。軽い骨折で6週間と聞いてがっかりはしたものの、今までのような重傷ではなかったことにほっとする気分もありました。負傷が多い選手ゆえ、無理なスケジュールでのリハビリは禁物。年末年始はマティプやデヤン・ロブレンに任せて、満を持して復帰してもらえればと思います。
2016年にアーセナルに入団したホールディングは、期待されながらも周囲を納得させるプレイができず、最初の2年はプレミアリーグ出場21試合に留まっていました。ウナイ・エメリ監督が就任した新シーズンは、パパスタソプーロスの控えと目されておりましたが、安定感のある守備が次第に評価されはじめ、ここまでの公式戦で16試合に出場。コシールニーの後継者となるのではないかと期待が高まった矢先のリタイアでした。激痛のアクシデントですが、モンレアルとマヴロパノスがもうじき復帰というタイミングだったのは、不幸中の幸いです。拙速な復帰で再度負傷などということにならないよう、しっかり治してください。マイケル・キーンが代表初出場を果たしたのも、ファン・ダイクがセインツで評価を高めたのも24歳になってからです。若くして名門ガナーズの門をくぐったCBは、遅咲きの大器としてサポーターに語り継がれるようになるのかもしれません。
フットボールに負傷はつきものとはいえ、両チームのスタッフやサポーターにとってはショッキングなトラブルですが、代役を務める選手にとってはチャンスでもあります。注目していたCBの早い復帰(ただし焦らず…!)を祈りつつ、マティプの活躍やコシールニーの復活、マヴロパノスのブレイクにも期待しています。エメリ監督とクロップ監督の手綱さばきと、新たなレギュラー争いの着地に注目しましょう。レッズはアウェイでボーンマス、ガナーズはエミレーツでハダースフィールドですね。楽しみです。
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更新ご苦労様です。瞬間のプレーなので相手選手を責める気になりませんが、なんとも残念な気持ちです。
離脱機関が6週間というのが救いでしょうか。残った3人の奮闘に期待します!
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更新ありがとうございます。将来有望な若手の怪我は胸が痛みます。特にグーナーにはロシツキー、カソルラ、ディアビといった苦い思い出があるので焦らず治して欲しいですね。
(#^ω^)
ホールディングぅぅ(泣)
靭帯とは、運が悪かったなぁ~。
ダニーといい、ホールディングといい、本人もチームもファンも痛すぎます。
今季絶望とのことだし、きっちり治して帰って来てくれ!!
レッズファンですが、ゴメスは一番好きなプレイヤーの中の一人です。先日試合に勝ったもののやっぱりすごくゴメスのことは痛いです。
この温かい記事を見てすごいプレミアリーグ愛を感じました。ありがとうございます。
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こういった怪我で不在となるプレイヤーにフォーカスしてくれる記事を上げてくださって、本当に有難いです。
2人とも今季劇的な躍進を遂げている最中での離脱ですが、焦らず万全の状態で復帰することを願うばかりです…!