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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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欲しかったヨアン・キャバイエ!プレミアリーグ上位なら払えた、パリSGへの移籍金2000万ポンド

プレミアリーグから、またひとり、得がたいタレントが海外に出ていくことが決まりました。ニューカッスルのセンターMF、ヨアン・キャバイェ。2011年の夏にプレミアリーグにやってきたフランス代表MFは、アラン・パーデュー監督の元でチームの中心として活躍。センターMFでありながら得点力も高く、移籍騒動で最初の2試合を欠場した今季も、ここまで19試合出場で7ゴールを挙げていました。

シュートや中盤の組み立てもいいのですが、敵陣に対角線を描くような、正確なクロスのロングフィード一発で相手を窮地に追い込むプレイはエキサイティングでしたね。彼が不在だったプレミアリーグ開幕からの2試合は、ニューカッスルはいずれも無得点です。キャバイェの移籍に伴い、ニューカッスルはその後釜としてリヨンMFのグラニエを獲ろうとしていたようですが、この話は実現しそうにありません。獲得が決まった若手FWルーク・デ・ヨングでは到底穴は埋まらず、ここからの4ヵ月は苦戦しそうです。ヨーロッパリーグ出場権が得られるプレミアリーグ5位まで勝ち点6差につけている8位ニューカッスルが、今季ここから順位を上げるのは難しいでしょう。

夏にはアーセナルや、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍話があり、本人も乗り気だと伝えられていたのですが…。なぜ、マンチェスター・ユナイテッドは獲得しなかったのでしょうか。移籍金は2000万ポンド程度と伝えられているので、日本円にすると35億円前後ですね。これはマンチェスター・ユナイテッドがファン・マタ獲得に払った3700万ポンドの6割にも満たない額で、キャバイェがプレミアリーグで見せてきた実力を考慮すれば、決して高すぎることはないかと思います(こうしてみても、やはりマタのほうは高すぎます)。

アルテタやウィルシャー、ラムジー、フラミニ、チェンバレンと中盤センターが揃っているアーセナルはともかく、マンチェスター・ユナイテッドにとってはノドから手が出るくらい欲しい選手のひとりだったはずです。ニューカッスルが、プレミアリーグのクラブへの移籍には難色を示したんでしょうか。「出遅れた」「金をケチってパリにさらわれた」といったような、しょうもない理由でないことを信じたいですね。

パリ・サンジェルマンのナセル・アル・ケライフィ会長は、キャバイェ獲得の理由は3点あるといっており、「非常にいい選手であること、会ったことはないけどいい人だと聞いていたこと、フランス人であること」だそうです。何だかおかしなコメントで、彼もまた、プレミアリーグで今はやりの「金も口も出すサッカー音痴のトンデモ会長」かと疑ってしまいそうですが、ブラン監督にしてみれば、弱かった4-3-3の真ん中が埋まり、チャンピオンズリーグで戦える体制が整った、といったところでしょう。うーん、何か悔しいです。何で万力込めて獲りにいかなかったのかなぁ…。

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“欲しかったヨアン・キャバイエ!プレミアリーグ上位なら払えた、パリSGへの移籍金2000万ポンド” への2件のフィードバック

  1. goshi より:

    こんばんは。前もコメントさせていただきましたが、なんで取らなかったのでしょうかねぇ? キャバイエ。
    いまのユナイテッドのメンバーにガッツリはまったと思うのですが…
    おっしゃる通り、同一リーグを嫌ったんでしょうか。
    私は「80%の確率で補強するという」コメントを信じて23時のデッドラインまで気長に待ちます(^^)
    ホント頼んます。ベンゲルさん

  2. makoto より:

    goshiさん>
    いや、ホントに残念です。ガナーズは、シェルストレーム獲りましたね。ラムジーが長引きそうなので、いいと思います。

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