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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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マンチェスター・ユナイテッドに移籍ならサラリーは1/3!? 出るか残るか、どうするイガロ!

トッテナムはハリー・ケインとソン・フンミン。マンチェスター・ユナイテッドはポール・ポグバ。主力を負傷で欠いていたクラブにとって、プレミアリーグの中断はプラスに作用する可能性があります。シーズンを通じて大量の負傷者に悩まされていた18位ボーンマスも、再開後のプレミアリーグで本来の力を発揮し、残留に漕ぎ着けられるかもしれません。6月から、複数の会場にて無観客試合で開催されるというプランが浮上している2019-20シーズンは、3月までとは違う勢力図に書き換わるかもしれません。

マンチェスター・ユナイテッドの残り9試合は、次のシーズンのCL出場権を争う場であるとともに、選手の去就を決める大事なテストとなる可能性があります。ブルーノ・フェルナンデスとの共演を楽しみにしていると伝えられたポグバは、スペイン行きを諦め、チームに残るという決断をするかもしれません。「ポグバとブルーノが中盤にいれば、全く異なるチームになる。ラシュフォードも戻ってくる。マンチェスター・ユナイテッドは、常に勝利する偉大なクラブになるはずだ。ポグバは最高。彼と一緒にプレイできるのは特権だね」と語ったオディオン・イガロも、最後のテストに挑む選手のひとりです。

「デイリー・スター」が、イガロとマンチェスター・ユナイテッドの未来についてレポートしています。プレミアリーグでは未だノーゴールながら、ヨーロッパリーグとFAカップで4発をゲットしているストライカーの評価は、一次試験合格。オーレ・グンナー・スールシャール監督は、5月31日までのローンとなっているイガロとの契約に前向きと伝えられています。子どもの頃から、マンチェスター・ユナイテッドのファンだったと公言する30歳のストライカーも、クラブに残りたがっているとのこと。ピッチで起こることだけを考えれば、彼らの思惑は一致しています。

問題は、イガロが受け取るサラリーです。上海申花で週給30万ポンド(約4050万円)という高額を得ているナイジェリア人ストライカーは、メディアが報じている1/3の1000万ポンド(約1350万円)という条件を呑むでしょうか。「シーズンの終わりまでのローン契約は、まだ切れていない。今シーズンをとてもうまく終えられそうだけど、できればもっとゴールを決めて、テーブルに何が置かれているかを見てみたい。次のシーズンの始まりが見えなければ、契約に関して話すこともない。ここでの時間を楽しんでいる。すべてが完璧に機能している。チームも素晴らしい結果を残しており、ファンタスティックだ。いいじゃないか。どうなるか、見てみよう」。イガロにとって最も大事なのは、ワールドクラスといわれる選手たちとのプレイを満喫し、チームをめざすポジションに導くことにほかなりません。

チームに対する愛情が深い彼のような選手には、ぜひとも残ってほしいのですが、マンチェスター・ユナイテッドは提示する条件に納得するかどうかという姿勢を崩さないでしょう。サラリーはおそらく激減、どうするイガロ!? 選手と代理人は、1ヵ月半後には答えを出さなければなりません。「プレミアリーグでTOP4フィニッシュ、イガロもポグバも契約更新」という朗報を期待したいと思います。


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