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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Everton×MAN.UTD】18番の2ゴール1アシストで、マン・ユナイテッドはアウェイ3連勝!

プレミアリーグ8節、エヴァートンVSマンチェスター・ユナイテッド。敗れれば17位に落ちる可能性があるスールシャール監督は、目の前の敵とともに、解任の噂との戦いも強いられています。ランチタイムキックオフの一戦は、ポグバとファン・デ・ベークがベンチスタート。ドゥクレとアランがCBの前をカバーするエヴァートンに対して、効果的なアタックを仕掛けられるでしょうか。さっそく、先発の11人を見てみましょう。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー。中盤センターにマクトミネイとフレッジ、2列めにマタ、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、最前線にマルシアルの4-2-3-1です。

キックオフから、ポゼッションを主張するマンチェスター・ユナイテッド。プレミアリーグ5位に着けるエヴァートンはプレスをかけてこず、カルヴァート=ルーウィンを前線に残しつつ引いて構えています。エヴァートンの最初のチャンスは6分、左からドリブルで仕掛けたのはリシャルリソンの代役として選ばれたベルナルジ。ニアに入ったクロスをカルヴァート=ルーウィンがヘッドで叩きますが、ボールはデ・ヘアの頭上を越えていきます。

10分のホームチームの波状攻撃は、シュートレンジに入ったコールマンが右に浮かしたボールが味方に届かず。エヴァートンが中盤を支配する時間が徐々に増えています。13分、ハメス・ロドリゲスの大きなサイドチェンジをベルナルジがダイレクトで折り返すと、コースに入ったマタがカット。17分のCKのクリアにフレッジが競り勝ち、ラインの裏に入ったマルシアルにパスが通りますが、クロスに打った左足のシュートはポストの外に切れていきました。

ブルーノ・フェルナンデスのシュートのこぼれ球を拾ったラシュフォードは、ピックフォードの頭上に浮かしたフィニッシュが枠にいかず。19分に決まったエヴァートンの先制ゴールは、ピックフォードのロングキックがきっかけでした。カルヴァート・ルーウィンの落としを収めたベルナルジが中に斬り込み、ワン=ビサカの股間を狙ってニアにゲット。デ・ヘアのセービングはわずかに及びませんでした。

リードを許したマンチェスター・ユナイテッドは、10分も経たないうちに追いつきました。ラシュフォード、マタ、ルーク・ショーとつながった左からのアタックは25分。左SBが間合いを外して浮かしたボールに走り込んだブルーノ・フェルナンデスのヘッドは、右隅に突き刺さる完璧な弾道でした。エヴァートンの反撃は28分。ベルナルジとのワンツーでボックス左に入ったディーニュの強烈なシュートは、惜しくもニアポストの外でした。

マンチェスター・ユナイテッドの逆転ゴールは32分。フレッジが斜めに入れた楔が秀逸でした。ラシュフォードが左にいたブルーノ・フェルナンデスに預けると、すぐさま浮かしたラストパスがラシュフォードの頭に向かい、10番をかすめたボールが右のポストの内側を叩いてゴールに飛び込みました。37分にフレッジが敵陣で奪い、ラシュフォードにつなぐと、マルシアルを走らせたラストパスはオフサイド。前半のアタックは、フレッジのアグレッシブなパスワークが目を引きました。

1-2で折り返した後半は、互角の展開。マンチェスター・ユナイテッドは重心を下げ、速攻をチラつかせてホームチームを牽制しています。52分にディーニュのインターセプトからカルヴァート=ルーウィンが左サイドを突破。クロスを受けたハメス・ロドリゲスのボレーはマグワイアに阻まれます。57分に強引に突き進んだコールマンは、ボックスの右に流れたところでリンデロフが奪取。60分にマタが左に浮かしたFKをピックフォードがファンブルし、落下点にいたマグワイアがボレーで狙いますが、ボディコンタクトを受けて上に外してしまいました。

アンチェロッティ監督が66分にシグルズソンをイオビにスイッチすると、1分後にルーク・ショーが下がり、トゥアンゼベが最終ラインに入ります。72分、フレッジがラインの裏に浮かしたロングフィードで、ラシュフォードがピックフォードと1対1。GKの足元を狙った一撃は、イングランド代表GKが落ち着いてブロックしました。82分にはマタとマルシアルが下がり、ポグバとカバーニ。89分に右からドリブルで仕掛けたカバーニのシュートは、ピックフォードの正面でした。

95分、マグワイアのインターセプトからブルーノ・フェルナンデスにパスがつながり、カウンター発動。4対2となったのを見たブルーノ・フェルナンデスが中央からドリブルで進み、マーカーを引き付けて左に流すと、カバーニがニアに突き刺し、プレミアリーグ初ゴールをゲットしました。1-3で激戦を制したマンチェスター・ユナイテッドは、アウェイでは3戦全勝です。

ブルーノ・フェルナンデスが3つの決定機をゴールにつなげ、マグワイアがキャプテンシーを発揮した最終ラインはベルナルジのゴールシーン以外にオンターゲットを許しませんでした。前線へのフィードが冴えたフレッジも、MVP候補のひとりでしょう。2ゴール1アシストの18番の素晴らしいプレイに助けられたスールシャール監督は、加熱し始めていた解任ゴシップを鎮められたのではないでしょうか。WBA、サウサンプトン、ウェストハムと続くプレミアリーグで勝ち点を伸ばし、CLでグループステージ突破を果たせば、しばらくはフットボールに集中できそうです。


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“【Everton×MAN.UTD】18番の2ゴール1アシストで、マン・ユナイテッドはアウェイ3連勝!” への2件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。ニュートラルな位置でゲームを観てました.ブルーノからラシュフォードのホットラインはさらに精度が上がると脅威になりますね。カバーニの得点も喜ばしいですが、彼が後半途中から入ってくると思うと相手チームは厄介ですね。ポグバも途中投入と豪華すぎです!メンバーは十分揃っているユナイテッドですから、あとは監督なのではないかと改めて思いました。

  2. ぎぐ爺 より:

    勝ったのに全然嬉しくない。
    長い間ファンをやってるけど、こんな事は初めてです。

    選手には申し訳ないけど、これが偽らざる気持ちです。

    ポチェも、もう愛想尽きて他のポストを探すでしょうね。

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