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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×WBA】ジョンストン、神セーブ連発!マン・シティはまさかのドロー!

前節のマンチェスターダービーは、スコアレスドロー。攻めの交代策を取らず、勝ち点ロストを受け入れたペップ・グアルディオラに違和感が残った一戦でした。プレミアリーグ11試合で5勝4分2敗という戦績は、マンチェスター・シティらしくありません。エティハドで戦う13節の相手は、今季プレミアリーグで最多の25失点を喫しているWBA。ゴールラッシュを期待したい一戦ですが、ペップはアグエロとマフレズをベンチに置いています。GKエデルソン、DFジョアン・カンセロ、ルベン・ディアス、ナタン・アケ、バンジャマン・メンディ。中盤センターにロドリとギュンドアン、2列めにスターリング、デブライネ、フォーデン、最前線にガブリエウ・ジェズスという布陣です。

開始2分、右からスプリントしたジョアン・カンセロがデブライネとワンツー。完全に崩したかに見えたSBの折り返しは、ゴールラインを割った後のプレイです。当然のようにマンチェスター・シティがポゼッションを主張しますが、最初の決定機はプレミアリーグ19位の昇格チームでした。8分に左に出たパスがジョアン・カンセロに当たり、ボックス左に転がると、反応が速かったカーラン・グラントが中央に持ち込んで右足を振り抜きました。左にダイブしたエデルソン、超絶ビッグセーブ!失点を回避したマン・シティは、10分を過ぎてもエンジンがかかりません。

サイドを動かすロングフィードが目立つホームチーム。17分、中盤の左に加勢したジョアン・カンセロがボックス右に浮かすと、フリーで走り込んだスターリングの頭上を越えてしまいました。流動的な右SBは、22分にはボックス左にロングボールをフィード。バンジャマン・メンディが思い切りよく狙った左足ボレーは、ニアポストの外を抜けていきました。ジョアン・カンセロのスルーパスで、スターリングがゴールライン際まで抉ったのは30分。マイナスの折り返しがギュンドアンに届き、右足のボレーがGKジョンストンの左に決まりました。

追加点を狙うマン・シティに対して、WBAの守備陣はひたすら中央に人数を割いています。36分のジョアン・カンセロのミドルは、ジョンストンの正面。最初の決定機以来、自陣にこもっていたアウェイチームは、43分に幸運な同点ゴールをゲットしました。左サイドからのFKのクリアをソーヤーズがヘッドで前線に送ると、こぼれ球を叩いたアジャイのシュートがルベン・ディアスの足に当たり、エデルソンの逆を突いてしまいました。前半は1-1。マン・シティが攻めてWBAが耐える展開は、後半も変わりません。

攻撃をリードしているのは、デブライネ、フォーデン、ジョアン・カンセロ。53分にフォーデンのインターセプトからギュンドアン、デブライネとつながった中央突破は、プレーメイカーのシュートがアウトにかかって右に逸れていきました。56分のCKは、ガブリエウ・ジェズスのヘッドが惜しくも左にアウト。2分後、CKを競ったナタン・アケのヘッドが左に流れ、キッカーだったフォーデンが再度中央に送ると、ガブリエウ・ジェズスが競り合ったボールが右にこぼれます。フリーだったスターリングのシュートは、間合いを詰めたジョンストンがブロック。60分を過ぎても1-1と、19位が健闘しています。

62分に左から打ったマット・フィリップスのミドルは、ニアポストの外。64分、ロドリのシュートがDFに当たってゴール前にこぼれますが、ジョンストンが素晴らしいダッシュでギュンドアンに先着します。67分、スターリングの斜めのパスでデブライネがボックス右に飛び出すと、ニアを狙った一撃はジョンストンが足でブロックしました。猛攻を続けるマン・シティ。ペップが動いたのは75分。バンジャマン・メンディとフォーデンを下げ、アグエロとカイル・ウォーカーで勝負です。

86分のデブライネのFKは、ジョンストンが左に飛ぶビッグセーブ。87分にスターリングがドリブルで仕掛けたカウンターは、右から上がったアグエロがニアに外しました。91分、デブライネの完璧なクロスがギュンドアンの頭に合いますが、叩きつけたボールは守護神が足を出してセーブ!93分のギュンドアンのFKは、GKが1歩も動けない弾道でしたが、右のポストをかすめて外に抜けていきました。94分のデブライネの高速クロスも、ガブリエウ・ジェズスのヘッドをジョンストンが右足に当ててゴールならず。シュート数26対7、オンターゲット7対1と昇格クラブを圧倒したマンチェスター・シティは、まさかの1ポイントに終わりました。

いやー、これはもう、「ジョンストンに神が降りてきた」と諦めるしかないですね。世が世なら、マンチェスター・シティが4-0、5-0で圧勝していたゲームです。パーフェクトなクロスとFKを連発していたデブライネは、この結果を受け入れられないでしょう。反省点を挙げるとすれば、「早い時間に突き放せなかったために、ポイント獲得という目標が明確になった相手のモチベーションと集中力を高めてしまった」とはいえるかもしれませんが…。プレミアリーグのビッグ6が7試合連続勝利なしという展開は、もしかして史上初!? 次なるチャレンジャーは、セインツを本拠地エミレーツに迎えるアーセナルです。そろそろ、記録は止まるでしょう。止まりますよね!


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