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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Everton×Arsenal】前線が動かないアーセナル、オンターゲット2本で必然の敗戦!

オーバメヤンは、ふくらはぎに不安を抱えておりリタイア。エヴァートンは、中盤の底をカバーするアランが欠場です。プレミアリーグ14節、エヴァートンVSアーセナル。15位に沈むノースロンドンのクラブは、7試合ぶりの3ポイントを手に入れることができるでしょうか。さっそく、アルテタ監督の11人を見てみましょう。GKレノ、DFホールディング、ダヴィド・ルイス、ティアニー。WBはメートランド=ナイルズとサカ、センターはエルネニーとダニ・セバージョス、3トップにニコラ・ペペ、エンケティア、ウィリアンの3-4-3です。ガブリエウ・マガリャンイスとジャカはサスペンデッド。ラカゼットとベジェリンはベンチスタートです。

キックオフから主導権を握っているのは、エヴァートン。アーセナルのサイドは最終ラインまで下がり、クロスをケアしています。10分を過ぎても、両者ともにシュートなし。15分にマイケル・キーンが放ったロングシュートは、左に逸れていきます。ガナーズのアタックは、ニコラ・ペペ、サカ、ティアニーがサイドでキープするところまではいくのですが、連携による崩しも意外性があるパスもありません。22分、イオビのアーリークロスをカルヴァート=ルーウィンと競ったホールディングは、ヘディングシュートを体に当ててゴール右隅に流し込んでしまいました。

ビハインドを背負ったアーセナルは、ようやく反撃スタート。25分、サカが縦に浮かしたボールがオーバーラップしたティアニーに通り、ニアに走り込んだエンケティアにダイレクトで落とすと、フリーのシュートは右に外れるミスキックです。33分、クロスのクリアを拾おうとしたメートランド=ナイルズが、トム・デイヴィスに引っかけられてPK。ニコラ・ペペがピックフォードの逆を突き、ゴール左に収めました。41分のシグルズソンのFKは、壁にヒット。45分にカルヴァート=ルーウィンが放ったミドルは決定的でしたが、レノが右に飛ぶビッグセーブでCKに逃れました。

シグルズソンが左から蹴ったCKにニアで反応したのはジェリー・ミナ。打点が高いヘッドをレノが弾き切れず、勝ち越しを許してしまいます。前半は2-1。アーセナルのシュートは、エンケティアの2本とペペのPKだけです。後半が始まって51分、ティアニーが上げた高速のアーリークロスは味方に届かず。ファーで拾ったニコラ・ペペがメートランド=ナイルズに落とすと、中央に入れた浮き球はシュートにつながりませんでした。

54分、左のウィリアンがファーに浮かしたボールに飛び出したピックフォードがファンブル。こぼれ球を叩いたダヴィド・ルイスのボレーは、右のポストに阻まれました。59分に右から巻いたサカのFKは、クロスバー越え。64分にアルテタ監督が切った最初のカードは、エルネニーをウィロックです。71分にはニコラ・ペペが下がり、今季プレミアリーグ初出場のマルティネッリ。ウィリアンは、中盤で3トップに配球する側にまわっています。76分、エンケティアに代わってラカゼット。86分、ウィリアンが右のメートランド=ナイルズに展開し、クロスが中央に入ると、ウィロックのヘディングは左のポストの外に切れていきました。

追加タイムの大半は、アーセナルの猛攻です。サカのミドルは青い壁がブロック。ウィリアンはドリブルをしながら味方の位置を確認し、前を向いて受けられる選手にパスを出しています。96分、メートランド=ナイルズのクロスがゴール前を横切ると、左サイドでキープしたティアニーがボックスに入ったサカにスルーパス。ニアにいたマルティネッリが空いていましたが、7番はシュートを選択し、ピックフォードに弾かれてしまいました。

オウンゴール、ペナルティ、セットピース。エヴァートンのオンターゲットは、カルヴァート=ルーウィンのミドルと直後のCKを決めたミナのヘッドのみで、ガナーズの最終ラインは悪くなかったと思います。問題は、やはり前線と中盤です。3人のFWは、楔のパスを受けようとする動きがなく、ラインの裏を取ろうとする野心もありませんでした。ウインガーとWBでサイドを攻略し、クロスを入れる単調なアタック。終盤に1列下がったウィリアンがドリブルを多用していたのは、前が動かないから自らが位置を変えてパスコースを作ろうとしていたのでしょう。

「エヴァートンに持たされただけ」「スローなアプローチ、ビルドアップ、パスワーク」「前線がDFと1対1になるシーンを創れない」。エヴァートン戦を分析した「スカイスポーツ」のジェイミー・キャラガーとアダム・ベイト記者は、ガナーズの弱点はあまりにも明確で、相手チームに知られていると指摘しています。ラスト15分はポゼッション82%を記録しながら、サカのクロスショットしか枠に飛ばしていないチームが、勝利に辿り着くのは難しいでしょう。

「バーに遮られた。運がなかった」。ダヴィド・ルイスのボレーを振り返ったアルテタ監督が本気で不運を嘆いているのなら、アーセナルは覚醒せずにシーズンを終えてしまうかもしれません。直近のプレミアリーグ5試合におけるオンターゲットは16本のみで、1試合あたり3本未満。同じ期間のリヴァプールは、33本を枠内に集めて15ゴールをゲットしています。カットインとラインの裏を狙うのが優先で、無理なら縦にいくサラーとマネに対して、ウィリアンとニコラ・ペペは…?次節はチェルシーとのビッグロンドンダービー。苦しい戦いが続きそうです。


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