2021.01.03 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【WBA×Arsenal】ティアニー、スミス・ロウ、サカ…美しきアーセナル、4発ゲットで3連勝!
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開始3分、オーバメヤンのクロスのクリアに走り込んだベジェリンがシュート。ビッグ6相手に超絶セーブを連発しているサム・ジョンストンに足でブロックされ、サカのシュートはゴール前の渋滞に引っかかりますが、アーセナルは上々のスタートです。10分には、ラカゼットのパスでサカが最前線に飛び出し、右足でシュート。クロスに打てればよかったのですが、ボールはGKの正面です。14分、右からダニ・セバージョスが入れたFKは味方に届かず。クリアに反応したティアニーは、大きく打ち上げてしまいました。
ダニ・セバージョスの絶妙な浮き球で、サカが右サイドから抜けたのは15分。ファーポストに向かうクロスに走り込んだオーバメヤンは、スライディングボレーを空振りしました。21分、WBAが最初のカウンター。マット・フィリップスの強烈なシュートはレノが落ち着いて前に弾き、ガナーズのハーフコートマッチが再開します。23分、サイドチェンジを受けたティアニーがファーロングと勝負。縦にかわした後、カットインした左SBが右足を振り抜くと、美しい弾道を描いた一撃はジョンストンの指先を抜けて、ネットに突き刺さりました。
28分、ベジェリンのパスを受けたスミス・ロウが前のサカに預け、最前線でポストに入ったラカゼットがダイレクトで右にさばくと、軽やかにスプリントしたスミス・ロウが完璧なグラウンダーを中央にフィード。ノーマークのサカが無人のゴールに流し込み、アウェイチームのリードは2点に広がりました。32分には、左サイドでスミス・ロウ、ティアニー、ラカゼット、スミス・ロウ、ラカゼットとショートパスがまわります。ラカゼットのクロスはDFに当たり、ジョンストンが上に弾いてCK。スミス・ロウを中心とした速いパスワークは、ヴェンゲルのチームのようです。
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61分、ハーフライン付近にいたラカゼットが、右サイドのサカにフィード。7番が縦に持ち込んでクロスを入れると、アジャイのミスキックが右のポストを叩きます。リバウンドを取ったスミス・ロウの左足シュートはアジャイが腹に当てますが、こぼれ球に先着したラカゼットが右隅に収めて0-3。65分にはオーバメヤンが左のティアニーを走らせ、素晴らしい高速クロスをラカゼットがプッシュし、勝負を決めました。71分、サカに代わってウィリアン。75分にティアニーがクロスを上げると、フリーだったウィリアンの左足ボレーはミスキックとなり、左足に当てたオーバメヤンはコントロールできませんでした。
77分にスミス=ロウがお役御免で、ウィロックがトップ下へ。81分にボックス左を突破したオーバメヤンは、左足のシュートをジョンストンに弾かれました。プレミアリーグ3ゴールに留まっているエースか、迷いが見られるウィリアンが決めてくれれば最高だったのですが、0-4の圧勝には文句なしです。ティアニー、スミス・ロウ、サカ、ラカゼット…素晴らしい連携で守備的なチームを崩したこんな試合は、MVPをひとり選ばなくてもいいでしょう。2020-21シーズンで初の3連勝。暫定6位のチェルシーの背中が見えてきました。つぶし合いが続く混戦の今季は、TOP4フィニッシュも充分めざせます。
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