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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ポール・ポグバ、右足一閃!11戦連続無敗のマンチェスター・ユナイテッドがついに首位奪取!

勝てばプレミアリーグ11戦連続無敗、8年ぶりの年明け首位です。プレミアリーグ開幕節の延期試合、バーンリーVSマンチェスター・ユナイテッド。最前線にカバーニが復帰し、ルーク・ショーとバイリーが間に合いました。スールシャール監督が選んだ11人をチェックしておきましょう。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、バイリー、マグワイア、ルーク・ショー。2センターにマティッチとポグバ、2列めにマルシアル、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、最前線にカバーニという布陣です。

立ち上がりから積極的に仕掛けるバーンリーに対して、アウェイチームはスローに落として自分たちのペースに持ち込もうとしています。7分、グズムンドソンが入れたハイクロスにクリス・ウッドが競り勝ち、こぼれ球をアシュリー・バーンズが押し込もうとしますが、マグワイアが冷静にカット。10分までに3本のシュートを喰らったアウェイチームは、ハーフラインを越えるのに苦労しています。ようやくチャンスをつかんだのは17分。ブルーノ・フェルナンデスのFKが左サイドに流れると、波状攻撃からルーク・ショーがグラウンダー。ボックス入り口で待っていたブルーノのボレーは、ポープが正面でキャッチしました。

20分、右からドリブルで突っかけたラシュフォードが縦に転がすと、ブルーノ・フェルナンデスがタイミングを外した巧みなクロスを中央にフィード。マルシアルのバイシクルは、ロートンが背中に当てて難を逃れました。2分後、ウェストウッドが右から浮かしたボールをアシュリー・バーンズが落とすと、クリス・ウッドの左足シュートはバイリーがスライディングでブロック。25分にマティッチの速いパスを前線で受けたマルシアルは、ロートンを気にして左足のシュートを外してしまいました。

36分、CKからの二次攻撃。ルーク・ショーのクロスをファーにいたマグワイアがヘッドで押し込みますが、空中戦の勝利がプッシングを取られてノーゴールです。直後にブルーノ・フェルナンデスのクロスをポグバが頭で合わせ、カバーニが右足でバイシクルを狙うも、タルコフスキーがブロック。45分のマルシアルのコントロールショットは、右隅に来ると読んでいたポープが素晴らしいセービングでCKに逃れました。前半は0-0、シュート数は5対5。フィニッシュのコースを空けてくれないタルコフスキーとベン・ミーの堅守を崩すために、フリーでグラウンダーを入れられる形を創りたいところです。

後半も、マンチェスター・ユナイテッドのポゼッション。ポグバが2人をかわして上がり、ブルーノ、マルシアルと左につながった52分のチャンスは、狭いスペースでラストパスをもらったカバーニがボレーをミスしてしまいました。56分のブルーノ・フェルナンデスのミドルは、ポープの正面。攻撃を仕切る18番は、60分にもボックス左手前からファーポストを狙いますが、プレミアリーグ屈指の守護神がコースを読んで動いています。67分、CKのクリアをトラップしたカバーニが切り返しを入れて放った左足シュートは、枠にいきませんでした。

71分、ブルーノ・フェルナンデスが右のラシュフォードに展開すると、10番はボックス入り口にいた6番を見ていました。きれいな浮き球がポグバの足元に入り、強烈なボレーがロートンに当たってゴールイン!ハーフコートマッチを耐えていたホームチームは、攻めなければならなくなりました。スールシャール監督は、80分にラシュフォードをグリーンウッドにスイッチ。82分、ポグバが狭いスペースを斜めに抜いたパスで、マルシアルがラインの裏に飛び出しますが、危機に気づくのが早かったタルコフスキーのスライディングが間に合いました。

87分、ウェストウッドが右から上がり、マグワイアが外に引っ張り出されると、ニアに走り込んだヴィドラがフリーで叩いた決定的なボレーはバイリーがつま先に当てました。最も走っていたブルーノ・フェルナンデスは89分に下がり、マクトミネイがピッチへ。93分のカバーニとマルシアルのカウンターは、左に出た7番の浮き球を受けた9番のシュートを、ポープが足でブロックしました。シュート数は12対13、しかしオンターゲットは0対7。ポグバの一撃を守り切った貴重な勝利は、集中力を切らさなかった守備陣を称えたいと思います。

ハイボールを跳ね返し続けたマグワイア、確実にシュートコースを切ったバイリー、危険なスペースを埋めたマティッチ。ブルーノ・フェルナンデスは失うとすぐに戻って相手のアタックを遅らせ、カバーニも自陣でボール奪取を繰り返しました。プレミアリーグ11戦連続無敗で、ついに首位奪取。いい雰囲気で、週末のアンフィールドに向かえそうです。ホーム67戦連続無敗と、アウェイ15戦連続無敗は、どちらが勝つでしょうか。勝負がどう転ぶとしても、プレミアリーグらしい激しい攻め合いを期待したいと思います。(エリック・バイリー 写真著作者/Ardfern)


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