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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Sheff.UTD×Chelsea】ヴェルナーの奮闘で2ゴール!トゥヘルチェルシーは接戦を制して3連勝!

トゥヘル監督は、選手たちのモチベーションUPと競争意識の向上を図っているのでしょう。プレミアリーグ23節のシェフィールド・ユナイテッド戦は、ハドソン=オドイとマルコス・アロンソをベンチに置いて、チルウェルとジルーを起用しています。3-4-1-2の後ろの3枚は、アスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー。WBにリース・ジェームズとチルウェルを配し、中盤センターはジョルジーニョとコヴァチッチ。トップ下にメイソン・マウント、前線はジルー&ヴェルナーです。

開始早々にカウンターから決定機を迎えたのは、ホームのシェフィールド・ユナイテッドでした。マクバーニーのパスを受けたバークがボックス左を突破。ニアを狙った左足のシュートは、守護神メンディのグローブの先を抜けてポストの左に外れました。6分には、コヴァチッチの絶妙な浮き球がラインの裏へ。抜け出したヴェルナーがつま先で浮かしてGKラムズデールをかわしますが、必死に戻ったベイシャムがぎりぎりでクリア。11分にブライアンがクロスを入れ、ベイシャムがチルウェルに倒されたシーンは、PKを宣告したケヴィン・フレンドさんがVARとやりとりし、オフサイドを認めました

最初のチャンスを活かせなかったヴェルナーは、アグレッシブなドリブルでカットインする姿が目を引き、プレミアリーグでは14試合ぶりとなるゴールシーンが期待できます。19分、ブライアンのロングフィードのクリアをマクバーニーがさらい、左のバークにパスを通すと、右隅を狙ったミドルはポストの外。25分にボーグルが仕掛けた中央突破は、チェルシーの最終ラインと2センターが7枚でブロックを構築しており、シュートコースを見出せずに終わりました。29分のリュディガーのミドルは、ポストの左にアウト。チェルシーは、ジルーにいい形で楔のパスが入るシーンがありません。

34分、チェルシーが右サイドからアタック。リース・ジェームズが後方のアスピリクエタに預けると、ファーに上がったクロスを叩いたチルウェルのヘッドは浮いてしまいました。43分、左サイドでコヴァチッチとヴェルナーがワンツーをかわし、タッチラインに張っていたチルウェルに縦パス。ウイングバックが前線にスプリントしたヴェルナーに通した斜めのパスが秀逸でした。ゴールラインまでえぐった11番が中央に折り返すと、メイソン・マウントの完璧なダイレクトショットが右隅へ。アウェイのチェルシーが1点をリードし、後半に突入しました。

49分、左に流れたジルーを見たコヴァチッチが、ラインの裏に浮き球をフィード。イーガンに体をぶつけながら左足で引っかけたシュートは、コースを切ったラムズデールにブロックされました。55分、マクバーニーが中に斬り込んで斜めにパスを出すと、バークはトラップミス。外に出せばよかったリュディガーがメンディにバックパスを出すと、予想していなかったGKの脇を抜けてゴールに転がってしまいました。

1分後、今度はブライアンが軽率なバックパスをヴェルナーにさらわれてしまいます。かわされそうになったラムズデールが手を出し、ヴェルナーが転倒するも笛は鳴らず。30秒ほど経った後、フレンズさんがプレイを止め、オンフィールドレビューを経てPKを宣告しました。ジョルジーニョが悠々と決め、1-2。60分のバークの強烈なミドルは、メンディの正面です。トゥヘル監督は、62分にジルーとチルウェルを下げ、マルコス・アロンソとハドソン=オドイを投入。バークをマクゴールドリックに代えたクリス・ワイルダー監督は、68分にブライアンをビリー・シャープにスイッチしました。

72分、左からノーウッドがゴール前に落としたきわどいFKは、リュディガーが戻りながらナイスクリア。2つのゴールのきっかけとなったヴェルナーは、自らは決められず、75分にカンテに後を譲ります。87分、ランドストラムはミドルシュートをうまくコントロールできず、左に外してしまいました。96分、ボーグルのロングスローをマクバーニーが中央に浮かすと、ビリー・シャープのオーバーヘッドはメンディが左に飛んでセーブ。チェルシーの2トップが連携するシーンはほとんどなく、苦しい展開を強いられましたが、リュディガーとクリステンセンがクロスを確実にクリアし、バックパスミスの失点のみに留めました。

トゥヘル監督就任以降、プレミアリーグ3勝1分と復調気配ではありますが、4試合5ゴールのうち、2つはPK。1点しか許していない守備は改善しているのですが、ストライカーのゴールがなく、上位をめざすなら攻撃力を高めなければなりません。次節は守備に不安を抱えるニューカッスル、25節は絶不調のサウサンプトン。ヴェルナー、タミー・アブラハム、ハドソン=オドイに鮮やかなゴールシーンを期待したいと思います。


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