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タイトルはやはり遠かった…現地記者が指摘する「マンチェスター・ユナイテッドに足りないもの」

「マンチェスター・ユナイテッドサポーターは、タイトルトークを楽しめたのではないかと思う」。イギリスメディア「スカイスポーツニュース」で、ノースウェストエリアを担当するジェームズ・クーパーさんの言葉に、深くうなずかされました。その後に続く「私は、スールシャールと同意見だ。彼らは、今季のタイトルチャレンジャーにふさわしいとはいえない」というひとことにも。

1月12日に開催されたプレミアリーグ17節のバーンリー戦を0-1で勝ち、順位テーブルの頂点に立つと、最下位に敗れて陥落するまでの2週間は、美しい夢を見ることができました。最高のエクスタシーは、1月24日のFAカップ4回戦。1週間前のアンフィールドでドローに持ち込んだリヴァプールをオールド・トラフォードに招き、速攻2発とブルーノ・フェルナンデスのFKで3-2とねじ伏せたゲームです。1年前にポルトガルから降臨した超絶プレーメイカーが、しばらく味わえなかった高みにわれわれを連れていってくれるのではないかと夢想しました。

プレミアリーグ2020-21シーズンの前半戦を首位で終えたチームとサポーターが、現実に引き戻されるきっかけとなったのは、レッズ戦の歓喜から3日後のシェフィールド・ユナイテッド戦です。キレキレだったラシュフォードが別人のようにおとなしくなり、マルシアルがスピードダウンの元凶となってしまった一戦は、1-1に追いついた後、緩いマークで勝ち越しを許す首位にあるまじき展開でした。直後のアーセナル戦はスコアレスドロー。セインツを9-0で屠った後のエヴァートン戦は、ラストプレーで同点ゴールを決められ、トロフィーを獲得するためには何かが足りないと思い知らされました。

ジェームズ・クーパーさんのレポートのタイトルは、「Manchester United’s summer transfer priorities analysed(マンチェスター・ユナイテッドの夏の補強について、優先順位を分析する)」。スールシャール監督のチームの現状に精通した記者は、今後の強化の方針に影響する要素が3つあると指摘しています。ひとつは、ポール・ポグバの去就。昨季プレミアリーグは16試合1ゴール4アシスト、今季は19試合3ゴール1アシストと持てる力を発揮できていない6番がチームを離れるとなれば、エリクセンやグリーリッシュなど、中盤を仕切れる存在の優先順位が上がります。

2つめは、選手に支払っているサラリーの負担を軽減し、投資余力を高められるか。コロナウイルスの蔓延によって無観客試合を強いられ、売上が大幅にダウン。ジェイドン・サンチョの獲得は望むべくもありませんが、来季に向けてどれだけの予算を取れるのかによって、補強の範囲が変わってきます。さらにもうひとつ、冬に獲得した18歳のFWアマド・ディアロをどう活かすかというテーマも、獲得すべき選手の顔ぶれを決める要素です。

クーパーさんの分析は、最優先がCBで、次に右SB。リンデロフのチェックはしばしば軽すぎ、エリック・バイリーは負傷が多く、マグワイアのリーダーシップでどうにかなるものではありません。アレックス・テレスという競争相手の出現で、クオリティが上がったルーク・ショーを見ると、ワン=ビサカにも同じ環境を用意したくなります。23試合で30失点を喫した守備を改善できれば、ペップの背中はよりクリアに像を結ぶはずです。

ラシュフォードとマルシアルのメンターとなっているカバーニは、来季も頼りにしたい存在。ファン・デ・ベークには、ブルーノ・フェルナンデスが休んでもクオリティを保てるレベルを期待したいところです。デ・ヘアとディーン・ヘンダーソンは、来季もレギュラー争いを継続。フィル・ジョーンズ、ジェシー・リンガード、アンドレアス・ペレイラ、ファン・マタ、ダニエル・ジェームズを手離し、CBと右SBに加えて中盤を強化できれば、マンチェスター・ユナイテッドは優勝を争えるポジションをキープできるのではないでしょうか。そしてもうひとり、今季の最終順位次第では、指揮官も…。(ハリー・マグワイア 写真著作者/Антон Зайцев)


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