2021.02.21 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Liverpool×Everton】激痛だった開始早々のスルーパス…リヴァプールはクラブワーストのホーム4連敗!
ブライトン、マンチェスター・シティ、レスターと3連敗。プレミアリーグ6位に転落したリヴァプールの目標は、TOP4フィニッシュに切り替わっています。25節はアンフィールドでマージーサイドダービー。アンチェロッティ率いるエヴァートンも、プレミアリーグの後半戦は1勝1分3敗と停滞しています。勝ってチェルシーに並ぶか、敗れてヴィラやスパーズの後塵を拝するのか。クロップ監督の先発リストは、レスター戦とほぼ変わらず、ミルナーをチアゴに代えただけです。
GKアリソン、DFアーノルド、カバク、ヘンダーソン、ロバートソン、MFワイナルドゥム、チアゴ・アルカンタラ、カーティス・ジョーンズ、FWサラー、フィルミーノ、マネ。ファビーニョとミルナーが負傷者リストに加わり、中盤のオプションはナビ・ケイタ、チェンバレン、シャキリの3枚です。開始40秒のエヴァートンのCKは、ゴドフリーが体に当てたボールが右のポストの外に転がっていきました。
3分、ハメス・ロドリゲスが縦に出したスルーパスがカバクの裏に通り、抜け出したリシャルリソンが左隅にフィニッシュ。ダニー・イングスにいきなりやられて、1-0で敗れたセインツ戦を思い出させる展開です。サラーとフィルミーノが仕掛けた9分のカウンターは、左から上げたマネのクロスをピックフォードがパンチ。ロバートソンがドゥクレから奪った14分のショートカウンターは、サラーのラストパスがマネに通りませんでした。
17分に遠めから狙ったハメス・ロドリゲスのFKは、アリソンがキャッチ。アンフィールドの強風にレッズは戸惑い、トフィーズはうまく対応しています。19分、サラーが中央のマネに当て、こぼれ球を拾ったフィルミーノが右隅を狙うと、マイケル・キーンがブロック。CKの二次攻撃からアーノルドのクロスがクリアされると、ダイレクトで叩いたヘンダーソンの絶妙なボレーはピックフォードが右に飛んで外に弾き出しました。
21分のアーノルドの強烈なミドルも、ピックフォードが指先で上にクリア。25分にドゥクレと競り合いながらドリブルで上がったヘンダーソンは、何もないところで倒れ込んでしまいました。治療を受け、ピッチに戻ったキャプテンは、スローインになったタイミングでしゃがんでいます。30分にCBに入ったマット・フィリップスは、プレミアリーグ7試合めです。アーノルドが右足で巻いたFKは、クロスバーの上。33分、ディーニュのアーリークロスに反応したコールマンのダイビングヘッドは、左に手を伸ばしたアリソンのビッグセーブに阻まれました。
中央からの強引な崩しをことごとく止められたリヴァプールは、前半をゼロで終えました。ポゼッションは63%対43%ですが、シュート数は7対5。後半開始直後、ロバートソンのクロスに合わせたマネのヘッドは、ピックフォードの正面です。両サイドからクロスを入れられるようになったホームチームは、50分にもカーティス・ジョーンズのボールがマネの頭に届きますが、うまくコントロールできずに打ち上げてしまいました。
56分、ボックス手前でチアゴがアンドレ・ゴメスを潰し、フィルミーノがミドルを放つもピックフォードの正面。アンチェロッティ監督は、イエローをもらっているアンドレ・ゴメスを58分で諦め、シグルズソンを投入しました。62分には、ハメス・ロドリゲスに代わって負傷が癒えたカルヴァート=ルーウィン。クロップ監督も同じ時間に2枚めを使い、カーティス・ジョーンズのポジションにシャキリが収まっています。64分、エヴァートンのカウンター。リシャルリソンの突破はカバクが押さえ、左から上がってきたシグルズソンのシュートはアリソンの正面です。
69分、右に流れたフィルミーノが斜めのパスでシャキリを走らせ、並走したサラーにパスが出るとGKと1対1。左足のシュートはピックフォードがブロックし、残り20分を切ってもスコアは変わりません。81分、リシャルリソンが仕掛けたカウンター。カルヴァート=ルーウィンのシュートは、アリソンが素晴らしい反応を見せてセーブ。こぼれ球を追ったストライカーは、倒れていたアーノルドに自ら引っかかる格好で転倒しました。ジャッジはPK、シグルズソンが左隅に沈めて勝負あり。最後に入ったオリギは、何もできずにタイムアップの笛を聞きました。
ホーム4連敗は、ワーストレコード。PKのジャッジを不可解と見る向きもあると思われますが、「あれがなければ結果は変わっていた」と強く主張できるゲームではありませんでした。観戦しながら感じたことが、2つあります。ひとつは、メンタルをやられているチームにとって、開始早々に喰らったパンチはあまりにも重かったということ。もうひとつは、負傷者続出のリヴァプールにとって最も痛かったリタイアは、ファン・ダイクでもジョッタでもなく、サポーターだったということです。
プレミアリーグを制したという誇りと自信をもって戦えていた12月までは、レギュラーCBを2人失った影響をさほど意識せずにいられたのですが、負け始めてチームに不安が蔓延すると、背中を押してくれるチャントの存在がいかに大きかったかを思い知らされます。昨季まで、ユルゲン・クロップのチームに連敗がなかったのは、180分以内にサポーターが敗戦を回避するゴールになってくれていたからなのでしょう。
マーケットで買えないレギュラーメンバーは、シーズンが終わるまでにスタンドに戻ってくるのでしょうか。攻守ともに綻びが目立つ昨季プレミアリーグ王者が、ヴィラ、スパーズ、アーセナルに呑み込まれようとしています。
GKアリソン、DFアーノルド、カバク、ヘンダーソン、ロバートソン、MFワイナルドゥム、チアゴ・アルカンタラ、カーティス・ジョーンズ、FWサラー、フィルミーノ、マネ。ファビーニョとミルナーが負傷者リストに加わり、中盤のオプションはナビ・ケイタ、チェンバレン、シャキリの3枚です。開始40秒のエヴァートンのCKは、ゴドフリーが体に当てたボールが右のポストの外に転がっていきました。
3分、ハメス・ロドリゲスが縦に出したスルーパスがカバクの裏に通り、抜け出したリシャルリソンが左隅にフィニッシュ。ダニー・イングスにいきなりやられて、1-0で敗れたセインツ戦を思い出させる展開です。サラーとフィルミーノが仕掛けた9分のカウンターは、左から上げたマネのクロスをピックフォードがパンチ。ロバートソンがドゥクレから奪った14分のショートカウンターは、サラーのラストパスがマネに通りませんでした。
17分に遠めから狙ったハメス・ロドリゲスのFKは、アリソンがキャッチ。アンフィールドの強風にレッズは戸惑い、トフィーズはうまく対応しています。19分、サラーが中央のマネに当て、こぼれ球を拾ったフィルミーノが右隅を狙うと、マイケル・キーンがブロック。CKの二次攻撃からアーノルドのクロスがクリアされると、ダイレクトで叩いたヘンダーソンの絶妙なボレーはピックフォードが右に飛んで外に弾き出しました。
21分のアーノルドの強烈なミドルも、ピックフォードが指先で上にクリア。25分にドゥクレと競り合いながらドリブルで上がったヘンダーソンは、何もないところで倒れ込んでしまいました。治療を受け、ピッチに戻ったキャプテンは、スローインになったタイミングでしゃがんでいます。30分にCBに入ったマット・フィリップスは、プレミアリーグ7試合めです。アーノルドが右足で巻いたFKは、クロスバーの上。33分、ディーニュのアーリークロスに反応したコールマンのダイビングヘッドは、左に手を伸ばしたアリソンのビッグセーブに阻まれました。
中央からの強引な崩しをことごとく止められたリヴァプールは、前半をゼロで終えました。ポゼッションは63%対43%ですが、シュート数は7対5。後半開始直後、ロバートソンのクロスに合わせたマネのヘッドは、ピックフォードの正面です。両サイドからクロスを入れられるようになったホームチームは、50分にもカーティス・ジョーンズのボールがマネの頭に届きますが、うまくコントロールできずに打ち上げてしまいました。
56分、ボックス手前でチアゴがアンドレ・ゴメスを潰し、フィルミーノがミドルを放つもピックフォードの正面。アンチェロッティ監督は、イエローをもらっているアンドレ・ゴメスを58分で諦め、シグルズソンを投入しました。62分には、ハメス・ロドリゲスに代わって負傷が癒えたカルヴァート=ルーウィン。クロップ監督も同じ時間に2枚めを使い、カーティス・ジョーンズのポジションにシャキリが収まっています。64分、エヴァートンのカウンター。リシャルリソンの突破はカバクが押さえ、左から上がってきたシグルズソンのシュートはアリソンの正面です。
69分、右に流れたフィルミーノが斜めのパスでシャキリを走らせ、並走したサラーにパスが出るとGKと1対1。左足のシュートはピックフォードがブロックし、残り20分を切ってもスコアは変わりません。81分、リシャルリソンが仕掛けたカウンター。カルヴァート=ルーウィンのシュートは、アリソンが素晴らしい反応を見せてセーブ。こぼれ球を追ったストライカーは、倒れていたアーノルドに自ら引っかかる格好で転倒しました。ジャッジはPK、シグルズソンが左隅に沈めて勝負あり。最後に入ったオリギは、何もできずにタイムアップの笛を聞きました。
ホーム4連敗は、ワーストレコード。PKのジャッジを不可解と見る向きもあると思われますが、「あれがなければ結果は変わっていた」と強く主張できるゲームではありませんでした。観戦しながら感じたことが、2つあります。ひとつは、メンタルをやられているチームにとって、開始早々に喰らったパンチはあまりにも重かったということ。もうひとつは、負傷者続出のリヴァプールにとって最も痛かったリタイアは、ファン・ダイクでもジョッタでもなく、サポーターだったということです。
プレミアリーグを制したという誇りと自信をもって戦えていた12月までは、レギュラーCBを2人失った影響をさほど意識せずにいられたのですが、負け始めてチームに不安が蔓延すると、背中を押してくれるチャントの存在がいかに大きかったかを思い知らされます。昨季まで、ユルゲン・クロップのチームに連敗がなかったのは、180分以内にサポーターが敗戦を回避するゴールになってくれていたからなのでしょう。
マーケットで買えないレギュラーメンバーは、シーズンが終わるまでにスタンドに戻ってくるのでしょうか。攻守ともに綻びが目立つ昨季プレミアリーグ王者が、ヴィラ、スパーズ、アーセナルに呑み込まれようとしています。
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