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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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エイプリル×××じゃなかったCBティアニーの3アシスト!ロバートソンとの競演レポート!

今季プレミアリーグの序盤戦で、彼を左のCBに起用していたミケル・アルテタは、こういうフットボールがしたかったんだろうなと思いました。3月31日に開催されたカタールワールドカップ欧州予選。グループFのスコットランドが、グラスゴーのハムデン・パークにフェロー諸島を迎えた一戦は、4-0でホームチームが圧勝しました。ゴールを決めたのは、全員プレミアリーグの選手です。

アストン・ヴィラのマッギンが最初の2発、サウサンプトンのチェ・アダムズが3点めをゲットし、最後の1発はニューカッスルでくすぶっているライアン・フレイザー。スコットランドのゴールシーンについてレポートしたいのですが、私が伝えたいのは、アシストを決めた2人のほうです。

スティーヴ・クラーク監督のフォーメーションは3-5-2。チェ・アダムズはセインツと同様に2トップの一角に入り、マッギンはインサイド、ライアン・フレイザーは右のアウトサイドをまかされています。3バックの右にいるのは、マンチェスター・ユナイテッドでは中盤センターが定位置のスコット・マクトミネイ。ハンリーをはさんで逆サイドには…そうです。この稿の主役であるキーラン・ティアニーが入っています。

どんな名将でも悩むであろうスコットランドの左サイド問題。今季プレミアリーグで最多となるクロス本数229本のアンディ・ロバートソンと、彼に負けず劣らずのクロス職人ティアニーを好きに使っていいといわれたら、喜びよりも困惑が先に立つのではないでしょうか。

クラーク監督の解決策は、ティアニーを左のCB、ロバートソンがWB。シェフィールド・ユナイテッドのクリス・ワイルダーが得意としていたオーバーラッピングCBというか、アルテタのアレというかはともかく、ユーティリティが高いティアニーを後ろに置いて、攻撃時には2人とも上がってもらおうという強欲な戦術です。フェロー諸島戦は、すべてのゴールを左サイドのスペシャリストたちがお膳立てしました。

開始7分、マクレガーのスルーパスがボックス左に転がり、オーバーラップしたティアニーがニアにクラウンダー。ウーデゴーアやスミス・ロウが外すシーンを見てきたせいか、結果がわかっているハイライト映像なのにマッギンがダイレクトで叩く瞬間に目をつぶりそうになったのですが、右のサイドネットを狙った左足ボレーはパーフェクトでした。

1-0で折り返した53分。左サイドでパスを受けたのは、キャプテンマークを着けたロバートソンです。堂々とボールをキープし、ティアニーが上がる時間を稼いだ3番は、チェ・アダムスとパス交換をした後、ここぞというタイミングでアーセナルの左SBに預けました。ソレンセンと向き合い、縦に持ってかわした6番がクロスをフィード。いつも思うのですが、この人、中央をチラ見すらせずにピンポイントで合わせるんですよね…。極上のボールをもらったマッギンにヘディングで叩きつけられたら、GKニールセンはノーチャンスです。

3点めは60分。定位置にいた左のCBが、前線のチェ・アダムズに通した高速の縦パスが秀逸でした。トラップで中央にポジションを移したアタッカーが、満を持して放ったミドルは左隅に一直線。アイスランドのフィムレイカフェーラグ・ハフナルヒャルザルという噛みそうな名前のクラブに所属する守護神は、触るのが精一杯でした。3つとも、アシストはティアニーです。

最後のゴールが決まったのは70分。縦に2本つながり、右に流れていたチェ・アダムズがサイドチェンジをロバートソンに通すと、フリーだったレッズのフルバックはファーポスト際を見て、走り込んだライアン・フレイザーの163センチを考慮したクロスをふわりと上げました。ニアポスト際に叩きつけたヘッドがGKの足元を抜けて4-0。プレミアリーグオールスターズが、ティアニー&ロバートソンの競演で4つ決めたのをみて、「アルテタがやりたかったのはコレだな、コレ」とひとりうなずいた次第であります。

「ティアニー3アシスト」というニュースを見たのが、日本時間では翌日の日付だったので、一瞬「エイプリルナンチャラ!?」と身構えてしまったのですが、いやいや、お見事。週末のプレミアリーグではティアニーVSロバートソンと敵味方に分かれ、逆のサイドでプレイすることになるわけですが、どちらがより輝くでしょうか。

ロバートソンもティアニーも、今のクラブに入団してすぐに前のめりになった選手なので、両者ともに絶品クロスを決めて2-2とかで終わってもらうのが喜ばしいのですが…。両チームのサポーターのみなさんは、それでは納得できませんよね。どうなるか、見てみましょう。


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