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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Aston Villa×MAN.UTD】最後はカバーニ!マン・ユナイテッドは敵地で9度めの逆転勝利!

プレミアリーグ35節のリヴァプール戦がサポーターの暴動によって延期となり、10日で4試合を消化することになったマンチェスター・ユナイテッド。過酷な日程を聞いて激怒したスールシャール監督は、ターンオーバーを示唆しておりましたが、アストン・ヴィラ戦をベストメンバーで勝ち切ってTOP4を決めにいくというプランのようです。GKディーン・ヘンダーソン、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー。中盤センターはマクトミネイとフレッジ、2列めはラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ。ワントップはグリーンウッドという布陣です。

静かに立ち上がったゲームは、3分過ぎからプレミアリーグ2位のペース。5分、ポグバの落としを受けたラシュフォードのコントロールショットをコンサが触ってファーに上がると、詰めたグリーンウッドの折り返しはマット・キャッシュにクリアされました。6分、ラシュフォードとのワンツーでボックス左を突破したルーク・ショーのシュートは、エミリアーノ・マルティネスがセーブ。ポグバの左足シュートもフレッジのミドルも、プレミアリーグNo.1のセーブ率77%を誇る守護神が落ち着いてさばきました。

16分、ポグバのロングフィードで左サイドに飛び出したのはラシュフォード。ニアに転がしたボールにブルーノ・フェルナンデスが先着しますが、トラップを浮かしてプッシュした右足のボレーは左に外れました。24分、自陣でマクトミネイがマッギンに奪われ、ドゥグラス・ルイスの縦パスをもらったベルトラン・トラオレが左から強引に持ち込むと、リンデロフをかわして放った完璧なショットが右のサイドネットに突き刺さりました。

1-0とされたマンチェスター・ユナイテッドはすかさず反撃。25分に左からドリブルで仕掛けたラシュフォードのグラウンダーは、中央のタイロン・ミングスがクリアしました。35分、マルティネスのポジションをみて狙ったブルーノ・フェルナンデスのロングシュートは、枠にいかず。39分にグリーンウッド、マクトミネイ、ブルーノ、ラシュフォードが短いパスをつないだ中央突破は、10番のミドルをマルティネスががっちり押さえました

40分、ドリブルで縦に突破を図ったグリーンウッドがマット・ターゲットをかわすと、右足でクロスに打ったシュートはGKが右手でセーブ。前半終了間際にリンデロフの不用意なキックをマッギンにさらわれ、縦パスをトラップして前を向いたオリー・ワトキンスが右隅を狙いますが、ディーン・ヘンダーソンが左手で弾いて事なきをえました。前半は1-0。プレミアリーグのアウェイゲームで無敗のマンチェスター・ユナイテッドは、45分で2点が必要です。

ラシュフォードが左に開くとグリーンウッドが中に入り、11番が右サイドにいると10番がセンター。48分に右のブルーノが中央のポグバに預けると、カーブをかけて右隅を狙ったシュートはタイロン・ミングスがブロックしました。51分、ボックスに入ってワン=ビサカのパスを受けたポグバは、ドゥグラス・ルイスに後ろから潰されてPKをゲット。ブルーノ・フェルナンデスの今季プレミアリーグ17発めは、マルティネスの逆を取って右に転がしたキックでした。

56分、ワン=ビサカのパスをトラップしたグリーンウッドが上体の動きでタイロン・ミングスのマークを外し、得意の左足でニアにねじ込みました。60分にマット・ターゲットのアーリークロスがニアを襲うと、マグワイアの前に入ったベルトラン・トラオレのボレーはディーン・ヘンダーソンが右に飛んでセーブ。65分にグリーンウッドと代わったのは、やはりカバーニです。68分にロス・バークリーが蹴ったFKが左サイドに流れ、ワン=ビサカのクリアを拾ったマット・ターゲットがファーに浮かすと、オリー・ワトキンスのヘッドはゴール前に残っていたカバーニがクリアしました。

ロス・バークリーがミドルを打ち上げた後、足を痛めていたマグワイアが77分にピッチに座り込んでしまい、マンチェスター・ユナイテッドに入団以来続けていたプレミアリーグのフルタイム出場記録が途絶えました。代役はエリック・バイリー。守備の要を失ったチームは、追加点をゲットして勝負を決めたいところです。86分、ブルーノ・フェルナンデスに代えてマティッチ。1分後、カバーニとルーク・ショーの連打がブロックされた後、フレッジが右のラシュフォードにサイドチェンジし、完璧なクロスに走り込んだカバーニがヘッドを左隅に収めました。

1-3となった直後の89分、ロングフィードを追ったオリー・ワトキンスがディーン・ヘンダーソンと接触して転倒…と思いきや、ストライカーはシミュレーションを取られ、2枚めのイエローでピッチを去りました。勝ったマンチェスター・ユナイテッドは70ポイントとなり、マン・シティのプレミアリーグ優勝はお預け。5位ウェストハムとの勝ち点差が12に開いたため、残り4試合で1ポイントを乗せればCL出場権獲得決定です。

敵地で9回めの逆転勝利は、前線の4+1が全員ゴールに絡んだ爽快な一戦。2ゴールの起点となりつつ、守備においてもリンデロフをフォローしたワン=ビサカを称えたいゲームでもありました。レスター、リヴァプール、フラムと苦手のホーム(?)でタイトなスケジュールをこなす日々が続きますが、主力には負傷に気をつけていただいて、マグワイアとともにベストメンバーでELファイナルを戦ってもらえればと思います。カバーニ獲得は大成功でしたね。公式戦34試合14ゴール5アシストは、「素晴らしい!」のひとことです。


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“【Aston Villa×MAN.UTD】最後はカバーニ!マン・ユナイテッドは敵地で9度めの逆転勝利!” への2件のフィードバック

  1. ピス より:

    はじめまして、失礼します。

    ウエストハムはユナイテッドより1試合多く消化してますから、12差で既にCL決定ですよー。
    ユナイテッドサポの皆さん、おめでとう!

    • makoto より:

      そうですね。この原稿は、ハマーズ戦の前だったので、
      「ほぼ確定」というステータスだったのです。
      その後、決まりました。ありがとうございます!

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