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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Liverpool×Newcastle】抜け目ないマネが2発を演出して逆転!リヴァプールは公式戦8連勝!

プレミアリーグの選手たちにコロナウイルスの感染が拡大しており、リヴァプールはファン・ダイク、ファビーニョ、カーティス・ジョーンズが隔離されています。アンフィールドで開催される17節の相手は、19位に沈むニューカッスル。キーマンが担っていたポジションには、コナテとチェンバレンが起用されています。

さっそく、先発の11人を紹介しましょう。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、コナテ、ロバートソン、MFチアゴ・アルカンタラ、ヘンダーソン、チェンバレン、フロントスリーはサラー、ジョッタ、マネという布陣です。ベンチには負傷が癒えたフィルミーノ&ナビ・ケイタと、好調の南野拓実。ゴールがほしい展開になれば、いずれかが呼ばれるはずです。

序盤から攻勢のリヴァプール。6分にボックス右でキープしたサラーがニアのジョッタにヒールで送ると、右のポスト際を狙ったシュートはドゥブラフカがセーブしました。7分、何と先制はニューカッスル。左から上がったサン=マクシマンが外からフォローしたライアン・フレイザーを走らせると、クロスに対応したチアゴのクリアが中途半端になりました。

カットしたシェルヴィのミドルに、アリソンは反応できず。早く追いつきたいレッズは、変わらず猛攻を続けています。16分のCKを叩いたコナテのヘッドは、右に逸れていきました。19分にジョッタが単独で持ち込み、左に流れてシュートを放つもボールはニアポストの外。21分のCKの競り合いでヘイデンが頭を押さえて倒れ、ボックスの右コーナーにいたマネがクロスを上げると、ヘディングをセーブされたジョッタがこぼれ球を左足で押し込みました。

23分、チアゴが不用意な横パスをサン=マクシマンにインターセプトされ、一気にゴール前に持ち込まれますが、左を狙ったフィニッシュは前に出て対応したアリソンがビッグセーブ。25分には、シェルヴィのバックパスを中央で狙っていたマネが拾い、ドゥブラフカに当たったシュートのこぼれ球がサラーの足元にいってしまいました。左足の一撃で、今季プレミアリーグ15ゴール。入団以来、ニューカッスル戦で全試合ゴールという記録は継続されました。

32分のレッズの中央突破は、クリアに反応したヘンダーソンがヘッドで前に送ったボールをジョッタが右足でボレー。ジャストミートでしたが、イメージよりも浮いてしまったようです。35分にチェンバレンのロングフィードでラインの裏に抜けたサラーは、GKとの1対1を左に外して悔しがっています。圧倒的に攻めたリヴァプールは、追加点を奪えずに前半を終えました。

後半も、当たり前のようにレッズペース。最終ラインから前線へはスムーズにつながるものの、ラストパスが通りません。押されているアウェイチームは、前線のサン=マクシマン頼みです。56分にアーノルドがボックス左にFKを浮かすと、マネが中央に送ったボールはドゥブラフカがキャッチ。直後にマーフィーが右から放ったミドルは、ファーに流れていきました。

63分、サン=マクシマンのスルーパスが左のマーフィーに通り、中央からスプリントしたライアン・フレイザーの前にグラウンダーが出ると、必死に戻ったアーノルドがスライディングでクリア。71分のシェルヴィのFKは、左のポストをかすめて外に切れていきます。73分、マティプの縦パスを受けたサラーの左足シュートはファーポストの外。ここでサラーとチェンバレンが下がり、フィルミーノとナビ・ケイタがプレミアリーグ復帰を果たしました。

足を痛めたサン=マクシマンは交代を要求し、79分にカラム・ウィルソンに後を譲りました。81分、ナビ・ケイタのスルーパスがマネに出ますが、コントロールを失ったシュートはドゥブラフカが外に弾き出します。1分後、フィルミーノのクロスが水色のシャツにヒットし、こぼれ球がジョッタの足元に入ると、右足のシュートはゴール前のヘイデンがブロック。85分のナビ・ケイタのミドルシュートは、ドゥブラフカがダイビングキャッチでしのぎました。

レッズが勝負を決めたのは87分。リスタートで左にまわっていたアーノルドのミドルは完璧でした。左隅に飛んだボールにドゥブラフカは触るのが精一杯。チアゴがミルナーに代わった後も攻め続けたチームは、3-1でタイムアップを迎えました。ハマーズに敗れて以来、プレミアリーグ6連勝で公式戦8連勝。抜け目ないマネが2ゴールを生み出し、ずっとおとなしかったアーノルドが最後に牙を剝いた一戦でした。

コナテがサブとは、ずいぶんぜいたくなチームだなとあらためて思いました。最終ラインと中盤から、これ以上リタイアする選手が出なければ、昨季のような大崩れはないでしょう。プレミアリーグで22ゴールのサラー&マネをもっていくアフリカネーションスカップは、予定通り開催されるのでしょうか。優勝争いを左右する最大の要素は、世界で猛威を振るうオミクロン株ということになるかもしれません。


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