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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Leeds×Tottenham】4発圧勝でTOP4争いに残ったコンテ、守備崩壊で降格危機のビエルサ…!

「トッテナム快勝」という見出しが素直なのですが、守備が崩壊したリーズに対する心配が先に立つ一戦でした。アウェイチームの先制は開始10分、自陣で奪ったボールをハリー・ウィンクスがハーフラインまで運び、左サイドをスプリントしたセセニョンに完璧なスルーパス。ファーから上がってきた味方を確認した21歳のWBは、ダイレクトでグラウンダーを通しました。

右足で直接押し込んだのは、ドハーティー。これまで2試合しか先発出場がなかった右サイドのスペシャリストは、今季プレミアリーグ初ゴールです。さらに15分、追加点をゲットしたクルゼフスキがプレイを始めたのは、コーナーフラッグの脇でした。ドハーティーとワンツーをかわしてボックスに入ったニューフェイスは、ソン・フンミンのおとりの動きを利用して中に持ち込むと、左足のシュートをニアポストの内側に決めました。

ボックスにはリーズのDFが5人いたのですが、ソン・フンミンに着いたディエゴ・ジョレンテ以外は全員ウォッチャー。クルゼフスキに必死で追いすがるフィリポを見殺しにしてしまいました。マンツーマンの弱点を絵に描いたような失点。早い時間に2点のビハインドを背負ったチームは、27分に勝負を決する3点めを許します。

ホイビュルクの浮き球がボックス左に上がると、左足の絶品ボレーで仕留めたのはハリー・ケイン。年末のリヴァプール戦からエンジンがかかり始めたエースは、11戦7発と以前のペースを取り戻しています。最後のゴールは、プレミアリーグ史上最多となる37回めのホットライン。自陣にいたハリー・ケインがボックス手前にロングフィードを入れると、腿でトラップしたソン・フンミンがゴール右に決め、10番に駆け寄って感謝の意を示しました。

ハリー・ケインのパスをソン・フンミンが決めたのが18ゴール、ソン・フンミンからハリー・ケインは19ゴール。敗れればアーセナルが見えなくなる可能性があったスパーズは、圧勝で望みをつなぎました。一方のリーズは、直近5試合を1分4敗。この間は20失点という悲惨な状態で、ビエルサの立場が危うくなってきました。

2試合消化が少ないエヴァートンとの差は1ポイント、同じく24試合のバーンリーは2ポイント。プレミアリーグの前半戦でわずか1勝だったショーン・ダイク監督のチームは、直近の3試合を2勝1分と調子を上げています。昇格組のノリッジとワトフォードは、おそらく1シーズンで終了。残る椅子は、ブレントフォード、エヴァートン、リーズの絶不調トリオのいずれかとなるのではないかと思われます。

CL出場権奪還をめざすトッテナムの次節はエヴァートンで、29節がマンチェスター・ユナイテッド。オールド・トラフォードで開催されるラングニックVSコンテは、負けたほうが争奪戦から脱落するサバイバルマッチになりそうです。

ハリー・ケイン&ソン・フンミンの最強コンビは健在ですが、サイドの守備の強度はワン=ビサカとルーク・ショーが上回るのではないでしょうか。コンテ監督としては、ランパードとの元チェルシー指揮官対決に完勝し、いい雰囲気で敵地に乗り込みたいところです。グーナーのみなさんは、もちろんドロー希望ですよね…。


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