2022.05.03 プレミアリーグ観戦記
予想できなかったノースロンドン勢のTOP4争い。あまりにも価値が高い(!?)最終盤の2戦に注目!
アーセナルもトッテナムも、プレミアリーグ2021-22シーズンの開幕当初は、TOP4をめざせる状態ではありませんでした。前シーズンは、トッテナムが7位でアーセナルは8位。レスターとウェストハムの後塵を拝し、立て直す必要があったにも関わらず、両者ともに充分な戦力を揃えられないまま、新たなシーズンに入ってしまいました。
開幕戦でブレントフォードに完敗したアーセナルは、チェルシーとマンチェスター・シティにも負けて3連敗スタート。ベン・ホワイトは「空中戦が不安」「マークが緩い」と書き立てられ、アルテタ監督の解任を予想する記事がメディアを賑わしていました。評価が変わったのは、ラムズデールと冨安健洋が加わリ、最終ラインが安定してからでした。
一方のスパーズは、ライアン・メイソン暫定監督の後を継ぐ指揮官を決めるのに時間がかかりました。アントニオ・コンテ、パウロ・フォンセカ、フレン・ロペテギはNG。ジャンナーロ・ガットゥーゾ招聘はサポーターの猛反対で立ち消えとなり、マウリシオ・ポチェッティーノの復帰はゴシップとして流れていきました。
二転三転の後、就任が決まったヌーノ・エスピーリト・サント監督は、6番めの候補。アルデルヴァイレルトとセルジュ・オーリエが抜けた穴は、クリスティアン・ロメロとエメルソンで埋めたものの、ガレス・ベイル、ヴィニシウス、シソコ、ラメラがいなくなった中盤より前は、ブライアン・ヒルのみ。納得できる戦力を得られなかった新指揮官は、守備的すぎるスタイルを咎められ、5勝5敗で8位に転落したところで解任されてしまいました。
苦しいスタートだったノースロンドン勢が、TOP4をめざせるポジションに浮上したのは、12月に入ってからでした。アーセナルの立役者は、攻撃を活性化した4人のヤングスター。スパーズのキーマンは、夏の破談がなかったかのようにオファーを受けたアントニオ・コンテ監督と、新指揮官の下でゴールを量産し始めたハリー・ケインです。
堅守をベースに巻き返したアーセナルは、年末からの3ヵ月でプレミアリーグ11試合9勝1分1敗という快進撃を披露しました。この間全試合出場のブカヨ・サカは6ゴール3アシスト、ウーデゴーアは2ゴール3アシスト。スミス・ロウは8戦4ゴール、マルティネッリは9戦4ゴール1アシストという数字を残しています。
最初の10試合は1ゴール1アシストだったハリー・ケインは、18節のリヴァプール戦以降の14試合で11ゴール2アシスト。冬のマーケットでデル・アリの売却に成功したレヴィ会長は、名将のオーダーを受けてクルゼフスキとベンタンクールを獲得しました。右サイドに定着したクルゼフスキは、プレミアリーグ14試合3ゴール8アシストと完全にフィット。直近10試合で10ゴールと確変中のソン・フンミンは、半分をクルゼフスキのお膳立てからゲットしています。
かくして現在、20勝3分11敗のガナーズが4位、19勝4分11敗のスパーズが5位。両者の差は2ポイントで、残り試合は4つとなっています。次節はガナーズがリーズ、スパーズはリヴァプール。ここで5ポイント差となれば、アルテタ監督のチームが圧倒的に有利になります。
コンテ監督がレッズを撃破し、ノースロンドンダービーで勝ち切れば、最後の2試合は16位バーンリーと最下位ノリッジ。ニューカッスルとエヴァートンを残しているライバルの上にいけそうです。昨秋はCL出場権獲得を目標にできなかった2チームは、過去2シーズンの停滞を忘れさせる絶好のポジションに着けています。
さて、前説が長くなりましたが、ここからが本題です。リヴァプールVSトッテナムと、ノースロンドンダービーは、首位を争う天王山よりも価値が高い一戦なのではないでしょうか?次節のアンフィールドは、「優勝争いとTOP4争いのシーソーゲーム」です。
リヴァプールが勝ってトッテナムが敗れれば、優勝争いは続行、TOP4争いはガナーズでほぼ決まり!?
トッテナムが勝ってリヴァプールが敗れれば、TOP4争いは続行、優勝争いはマン・シティでほぼ決まり!?
ドローなら、優勝争いは続行、TOP4を巡るバトルは微妙…!
ライバルの勝敗にもよるのですが、トロフィーとCL出場権の行方をダブルで左右するゲームなど、なかなか観られるものではありません。そしてもうひとつ。次節のプレミアリーグでレッズが勝ち、ガナーズがリーズを倒せば、ノースロンドンダービー勝利でアーセナルが得られるのは…。
6年ぶりのCL出場権、6年ぶりのトッテリンガムデー、そして8年ぶりとなるシーズンダブル!
ガナーズが最後にダブルを決めたのは、開始早々にトマシュ・ロシツキが右足アウトにかけた超絶ミドルを決めたあのゲームですね。物事の価値を決めるのは、人の心です。グーナーにとって、9日後に迫ったアウェイのダービー勝利は、リヴァプールの4冠達成より価値が高いのかもしれません。…いいすぎでしょうか?
開幕戦でブレントフォードに完敗したアーセナルは、チェルシーとマンチェスター・シティにも負けて3連敗スタート。ベン・ホワイトは「空中戦が不安」「マークが緩い」と書き立てられ、アルテタ監督の解任を予想する記事がメディアを賑わしていました。評価が変わったのは、ラムズデールと冨安健洋が加わリ、最終ラインが安定してからでした。
一方のスパーズは、ライアン・メイソン暫定監督の後を継ぐ指揮官を決めるのに時間がかかりました。アントニオ・コンテ、パウロ・フォンセカ、フレン・ロペテギはNG。ジャンナーロ・ガットゥーゾ招聘はサポーターの猛反対で立ち消えとなり、マウリシオ・ポチェッティーノの復帰はゴシップとして流れていきました。
二転三転の後、就任が決まったヌーノ・エスピーリト・サント監督は、6番めの候補。アルデルヴァイレルトとセルジュ・オーリエが抜けた穴は、クリスティアン・ロメロとエメルソンで埋めたものの、ガレス・ベイル、ヴィニシウス、シソコ、ラメラがいなくなった中盤より前は、ブライアン・ヒルのみ。納得できる戦力を得られなかった新指揮官は、守備的すぎるスタイルを咎められ、5勝5敗で8位に転落したところで解任されてしまいました。
苦しいスタートだったノースロンドン勢が、TOP4をめざせるポジションに浮上したのは、12月に入ってからでした。アーセナルの立役者は、攻撃を活性化した4人のヤングスター。スパーズのキーマンは、夏の破談がなかったかのようにオファーを受けたアントニオ・コンテ監督と、新指揮官の下でゴールを量産し始めたハリー・ケインです。
堅守をベースに巻き返したアーセナルは、年末からの3ヵ月でプレミアリーグ11試合9勝1分1敗という快進撃を披露しました。この間全試合出場のブカヨ・サカは6ゴール3アシスト、ウーデゴーアは2ゴール3アシスト。スミス・ロウは8戦4ゴール、マルティネッリは9戦4ゴール1アシストという数字を残しています。
最初の10試合は1ゴール1アシストだったハリー・ケインは、18節のリヴァプール戦以降の14試合で11ゴール2アシスト。冬のマーケットでデル・アリの売却に成功したレヴィ会長は、名将のオーダーを受けてクルゼフスキとベンタンクールを獲得しました。右サイドに定着したクルゼフスキは、プレミアリーグ14試合3ゴール8アシストと完全にフィット。直近10試合で10ゴールと確変中のソン・フンミンは、半分をクルゼフスキのお膳立てからゲットしています。
かくして現在、20勝3分11敗のガナーズが4位、19勝4分11敗のスパーズが5位。両者の差は2ポイントで、残り試合は4つとなっています。次節はガナーズがリーズ、スパーズはリヴァプール。ここで5ポイント差となれば、アルテタ監督のチームが圧倒的に有利になります。
コンテ監督がレッズを撃破し、ノースロンドンダービーで勝ち切れば、最後の2試合は16位バーンリーと最下位ノリッジ。ニューカッスルとエヴァートンを残しているライバルの上にいけそうです。昨秋はCL出場権獲得を目標にできなかった2チームは、過去2シーズンの停滞を忘れさせる絶好のポジションに着けています。
さて、前説が長くなりましたが、ここからが本題です。リヴァプールVSトッテナムと、ノースロンドンダービーは、首位を争う天王山よりも価値が高い一戦なのではないでしょうか?次節のアンフィールドは、「優勝争いとTOP4争いのシーソーゲーム」です。
リヴァプールが勝ってトッテナムが敗れれば、優勝争いは続行、TOP4争いはガナーズでほぼ決まり!?
トッテナムが勝ってリヴァプールが敗れれば、TOP4争いは続行、優勝争いはマン・シティでほぼ決まり!?
ドローなら、優勝争いは続行、TOP4を巡るバトルは微妙…!
ライバルの勝敗にもよるのですが、トロフィーとCL出場権の行方をダブルで左右するゲームなど、なかなか観られるものではありません。そしてもうひとつ。次節のプレミアリーグでレッズが勝ち、ガナーズがリーズを倒せば、ノースロンドンダービー勝利でアーセナルが得られるのは…。
6年ぶりのCL出場権、6年ぶりのトッテリンガムデー、そして8年ぶりとなるシーズンダブル!
ガナーズが最後にダブルを決めたのは、開始早々にトマシュ・ロシツキが右足アウトにかけた超絶ミドルを決めたあのゲームですね。物事の価値を決めるのは、人の心です。グーナーにとって、9日後に迫ったアウェイのダービー勝利は、リヴァプールの4冠達成より価値が高いのかもしれません。…いいすぎでしょうか?
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
いいすぎです笑
いや決して言い過ぎじゃないです笑