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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【West Ham×Tottenham】 べイルが止まらない…トッテナム逆転で3位浮上!

試合終了間際のゴールで2-3。プレミアリーグ第27節、ウエストハムとの大事な一戦で、トッテナムが何とか勝ち点3を獲得しました。試合の内容でいえば、トッテナムのほうがあわやというシーンが多かったのですが、ヤースケライネンというやっかいなGKの奮闘により、勝負が決まるのがここまで遅くなってしまいました。

この日、スティーブン・コーカーは何度、ゴールを阻まれたことか。彼以外でもシグルズソン、ベイル、アデバヨルと、いいシュートをプレミアリーグ屈指の実力派GKにことごとく弾かれ、5点入っていてもおかしくない攻撃を仕掛けながら、後半40分を過ぎても2-2のイーブン。こうなると、さすがに嫌な予感が漂ってきます。WBA戦でベン・フォスターの”神プレイ”にやられたリヴァプールや、QPR戦でジュリオ・セーザルの牙城を崩せず敗れ去ったチェルシーのように、好機をGKに抑えられると焦りから自滅してしまうケースがあります。トッテナムはどうなんだ!?と固唾をのんで観ていると…そう、ここにはこの男がいました。ガレス・ベイルです。

この日のベイルは、3回のFKこそ枠に飛ばせなかったものの、「FKがダメなら流れで」とばかりに前半にグラウンダーのミドルシュート、90分には決勝点となるロングシュートをねじ込み、最近4試合で3度めの1試合2得点!ここ6試合で8発の荒稼ぎです。圧巻だったのは、決勝ゴールの弾道です。あの距離から、GKのさわれないギリギリのラインで弧を描き、そのまま右サイドネットに吸い込まれるシュートを打たれたらたまりません。これを狙ってやってくるのがベイルです。DFはどう守ればいいんでしょうね。下手に着きすぎるとスピードでかわされ、離すと遠目からでもコントロールされたシュートが襲ってくる。CFタイプの選手のように、ゴール前でしっかりつかまえておけば大丈夫、というわけにいかないのがタチが悪いです。

このところ、ベイル以外、セットプレー以外の得点が少なかったトッテナムですが、シグルスソンの1点に終わったものの、ようやくゴールの匂いのするチャンスを創れるようになってきました。攻撃が機能し、逆転勝利をおさめ、チェルシーをかわして3位に浮上。気分よく次戦、アーセナル戦に向かうことができます。3位と5位が勝ち点4差しかない激戦。一歩抜け出すためには、ライバルからの勝利が必須です。(写真著作者:James Boyes)

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