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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Crystal Palace】ダービーは香川とフェライニで、創造性なきサッカーにピリオドを!

私は普段、温厚な人間で、唯一気が短くなるのが「サッカー観戦中」だったりするのですが、ひとことでいえば「ストレスのたまる試合」でした。胸のつかえが取れるまで、80分を要したこのゲーム。昨季プレミアリーグチャンピオンが本拠地オールド・トラフォードに迎えたのは、昇格組のなかでいちばん補強がままならなかった降格候補のクリスタル・パレス。もちろん、勝たないといけません。

香川真司はインフルエンザでリタイア。サイドにバレンシアとアシュリー・ヤング、センターMFにアンデルソンと球離れの悪いメンバーが揃い、単調な組み立てになりそうなスタメン。不安です。おお、しかしルーニーが帰ってきました。裂傷を負った頭にガードを付けた痛々しい姿でしたが、彼がいるのといないので大違いです。

キックオフから当然の圧倒的なポゼッション。3分に、キャリックが強烈な無回転シュートを放ち、かろうじてGKスペロジが弾く姿を観たときは、先制点が入るまでにさほど時間はかからないだろう、と思っていました。しかし、そこからストレスがどんどん増幅していきます。中盤でボールを持つと、左のヤングとエヴラ、右のファビオとバレンシアにただ預け、これといった工夫もないままサイド突破を試みつぶされる、その繰り返しです。あまりにも読みやすい組み立てに、クリスタル・パレスにプレッシャーをかけられ、そのうちセンターサークル付近でルーニーやアンデルソンが次々と球を奪われるようになります。唯一の戦術は、PKアピール。ペナルティエリア内でドリブルしたエヴラが倒れても軽くスル―され、アシュリー・ヤングに至ってはシミュレーションでイエローカードをもらう始末です。

ゲームが動く兆しを感じたのは、前半35分を過ぎてからでした。ルーニーが右サイドからのロングクロスを、ピンポイントでファン・ペルシの胸に合わせます。ファン・ペルシのシュートはバーに当たり、チャンスを逃しますが、このあたりからクリスタルパレスのDF陣が、余裕を失ってバタバタし始めます。彼らが致命的なミスを犯したのは44分。自陣でのボールまわしをアシュリー・ヤングにさらわれ、ドリブルでペナルティエリアに持ち込まれたところにMFディクガコイが中途半端に体を寄せ、ヤングは転倒。ジャッジはPK、ディクガコイは一発レッドです。このシーンは、レッドカードが出るまで時間があったので、抗議が対象となったのかもしれませんが、退場は厳しいですね。私はむしろ、ヤングが2枚目のイエローで退場でもおかしくないと思いました。しかし、微妙ながらもPKの判定は当然変わりません。ファン・ペルシの落ち着いた左隅へのシュートが決まり、ホームチームがやっと先制です。

先制して、相手がひとり少ないにも関わらず、後半も相変わらずです。48分にアンデルソンの中央へのパスに走り込んだヤングがフリーでシュートを打つと、そこから沈黙。状況を打開すべく、モイーズ監督が切ったカードは、初お目見え、マルアン・フェライニ。センターMFのアンデルソンとそのままスイッチして、中盤の底に入ります。1本惜しいミドルシュートを放った以外には、特段目の覚めるようなプレイはありませんでしたが、DFラインと前の選手をつなぐ役割をしっかり果たし、及第点だったのではないでしょうか。この後さらに、67分には若手MF、ヤヌザイを投入。ヤングの後に据え、左サイドを崩しにかかりますが、10人のチームを相手に効果的な攻撃ができず、ストレスは募るばかりです。

しかし80分、この男が消化不良感にピリオドを打ちます。ゴール左から壁の上を抜ける完璧なFKを決めたのは、チームの顔、ウエイン・ルーニー。この日は明らかにコンディションが悪く、周囲との連係も今ひとつだった背番号10は、それでも圧倒的な技術で時折、光るプレイを見せてくれます。待ちわびた、興奮と安堵。諦めかけていたラスト10分にダメ押しの一発が出て、やっとすっきりしました。結果的に、ピンチは前半、リオがゲイルに抜かれてGKとの1対1を許したシーンのみ。のらりくらりと、2-0の勝利です。
それにしても疲れました。サイドにドリブラーをふたり張らせるサッカーでは、ホームゲームで下位を押しつぶすことすらできず、もはや限界ですね。次戦、ダービーでは、前線に変化をもたらす香川真司と、中盤に安定をもたらすマルアン・フェライニのスタメンを期待します。

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“【MAN.UTD×Crystal Palace】ダービーは香川とフェライニで、創造性なきサッカーにピリオドを!” への4件のフィードバック

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