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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【WBA×Tottenham】早すぎた失点、遅かった反撃。トッテナム、無念のドローで遠ざかる欧州への道

マンチェスター・シティに1-5、リヴァプールとチェルシーには0-4と惨敗し、アーセナルとのノースロンドンダービーでもホームで0-1と敗戦。プレミアリーグ上位対決にことごとく敗れてきたトッテナムですが、残り5試合で4位アーセナルに勝ち点差5と、チャンピオンズリーグ出場権が狙えるポジションにいます。すぐ上にいるアーセナルとエヴァートンが両者とも負け越すことはないと考えれば、全勝が条件となりますが、WBAとのアウェイ戦は最悪のスタートとなってしまいました。

アマルフィタノとの駆け引きに負けて左のダニー・ローズのサイドを破られ、GKロリスがクロスを弾いたところをヴィドラにボレーで叩き込まれたのは、キックオフ直後のわずか25秒!開始早々の失点に浮足立ったチームを落ち着ける時間がないまま、トッテナムは直後も執拗に左サイドを攻め立てられます。4分、やはり起点はローズのサイド。WBAはクロスを上げ、競り合ったこぼれ球を左でフリーだったMFブラントがこれまた見事なボレーを決め、あっという間の2-0です。

スパーズが攻撃モードになったのは、10分を過ぎてからでした。ロングボールが前線に入るようになり、何回か攻撃の形を作ると、15分にはダニー・ローズがペナルティエリア内で倒され、PKをゲット。しかし、アデバヨルのキックが完全に読まれ、右足インサイドから放たれたシュートは左に飛んだベン・フォスターの懐にすっぽりと収まります。最大のチャンスを逃したトッテナムは、ここからさらにボールポゼッションを高め、WBAはカウンター狙いで対抗。25分、セセニョンのパスを受けて右足で強烈なシュートを放ったのはアマルフィタノ。これはGKロリスがブロックしますが、狙いが明確でないトッテナムの攻撃よりも、シンプルなWBAの右サイド狙いのほうにゴールの匂いが感じられます。

30分、3度目のゴールも、やはりWBAのものでした。WBA陣左サイド深くからのクリアボールに、トッテナムCBカブールがヘッドを後ろに逸らしてしまい、セセニョンがハーフラインからDFを引き連れてドリブル。最後はロリスと1対1になり、GKの右を抜くシュートが決まって3-0です。33分、トッテナムがようやく反撃。スルーパスから右サイドを抜けたレノンのクロスが、CBオルソンのオウンゴールを誘って3-1。何がなんでも勝ちたいアウェイチームは、35分にもパウリーニョが右から上がって強烈なミドルシュート。GKフォスターが弾いたところをダニー・ローズがさらに左足で狙いますが、これもフォスターがセーブします。前半は3-1で終了。ディフェンスが崩れたトッテナムは、後半、CBキリケシュをフライヤーズにスイッチ。果たして、流れを変えることはできるのでしょうか。

49分、後半最初のチャンスはトッテナム。ダニー・ローズの右足ボレーは、惜しくもゴール右にそれていきます。2点のリードを守るべく、中盤の4人が完全に引いているWBA。52分のレノンの左足も、フォスターがナイスセーブ。トッテナムは中盤を支配しながら、WBAの最終ラインを崩せません。

プレミアリーグ4位を追いかけるアウェイチームは、それでも徹底的にサイドをこじ開けにいきます。67分にはノートンからハリー・ケイン。直後にもパウリーニョがケインに合わせますが、WBA守備陣がゴール前をしっかりブロック。しかし69分、レノンのクロスは3度目の正直。ゴールライン際まで侵入して上げたクロスがハリー・ケインの頭に合い、ついに3-2。ラスト20分は、逆転するのに充分な長さです。トッテナムは、ここから勝ち点3に届くのでしょうか?

78分、シャーウッド監督はシャドリに代えて、前節で得点を挙げているシグルズソンを投入。84分にはダニー・ローズをタウンゼント。DFを1枚削って攻撃陣を充実させ、まずは同点狙いです。しかし、焦りがあるのか前線にパスがつながらないトッテナム。89分には、いつもの絶品クロスが出せないMFエリクセンがドリブル突破を狙うFWベラヒーニを引っかけ、イエローカードをもらいます。追加タイムは6分。トッテナムはレノンを中心に、クロスから中を崩そうとします。

必死の攻撃が実ったのは94分でした。右からレノンが上げたクロスを中で競り合うと、こぼれ球が左に流れ、そこにはフリーのエリクセン!前半4分のブラントのゴールと全く同じシチュ―ションを、デンマーク代表のテクニシャンが落ち着いてゴール右上に決めて3-3、同点!しかし、反撃はここまで。最後に粘ったトッテナムでしたが、3点のハンディキャップは重く、勝ち点1を取るのがせいいっぱいでした。

痛恨のドローで、状況は一転。スパーズはプレミアリーグ4位どころか、マンチェスター・ユナイテッドが次戦を勝てば、ヨーロッパリーグ出場権が得られる6位を奪われるというピンチです。リヴァプール戦、先週のサンダーランド戦といい今日といい、どうも最終ラインのケアレスミスが目立つスパーズ。20日にマンチェスター・ユナイテッドとエヴァートンのつぶし合いがあるのが望みですが、自分たちが残り4試合を勝ち続けなければ、来季の欧州戦線参加は見送りとなります。シャーウッド監督は、ここからディフェンスを立て直せるのでしょうか?来週のプレミアリーグ35節、フラム戦の目標は「クリーンシートで完勝」でしょう。(ステファン・セセニョン 写真著作者/Jon Candy)

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