【West Ham×MAN.CITY】バーに嫌われたマン・シティ…ウエストハムがまたも上位いじめに成功!
一方のマンチェスター・シティは、これ以上チェルシーに離されないためにも、ここでつまずくわけにはいきません。アグエロ、コンパニ、ダヴィド・シルヴァ、ヤヤ・トゥレが揃ったスタメンは、ベストメンバーといっていいでしょう。試合開始間もなく、ファールが目立つホームのウエストハム。4分のダヴィド・シルヴァのFKはゴールの上。7分、ヘスス・ナバスの右からのFKは、ヘディングで競り合ったボールが大きく枠を越えていきます。10分を過ぎると、ウエストハムのDF陣は冷静に対処できるようになり、徐々にマンチェスター・シティ陣内でプレイする時間が増えていきます。
ホームチームが先制点を奪ったのは21分でした。最大の功労者はMFソング。バルサから来た背番号30は、センターサークル付近から一発でマン・シティの最終ラインの裏をとるスルーパスを通し、エネル・バレンシアがスピードでマンガラを振り切ります。ゴールライン際から中に出した緩いグラウンダーにサバレタの足は届かず、ファーでボールを受けたのはフリーのアマルフィタノ!インサイドで流し込むだけのシュートを、GKハートは見送るしかありませんでした。
マンチェスター・シティは、セットプレーでしかチャンスが創れません。22分のCKは、ニアのジェコが難しいバウンドに合わせますが、シュートはわずかに上。右サイドを起点として攻勢に出るウエストハムは、26分にゴール前の競り合いのこぼれ球を中央のMFダウニングがヘッドでプッシュ。GKハートが触れなかったシュートがバーすれすれを越えていきます。37分、正面から狙ったヤヤ・トゥレのFKも、壁を直撃。41分、ウエストハムは、左からのクロスを捉えたエネル・バレンシアのボレーが左ポストの脇を抜けていきます。45分には左サイドの突破から、中の2人があと50センチ足を伸ばせれば2点めというシーンもあり、前半は完全なるウエストハムのゲーム。枠内シュート1本のマンチェスター・シティは、後半覚醒するのでしょうか。
セカンドハーフも、ウエストハムのペース。中盤でソングが効いており、ヤヤ・トゥレとダヴィド・シルヴァは自由にボールを持たせてもらえません。53分、ソングの直接FKが壁に当たって右に流れ、折り返しをダウニングが左足ボレーで狙いますが、これは右に外れてホームチームの追加点はなりません。
58分、ペジェグリーニ監督はジェコに代えてヨヴェティッチ。その1分後には、中央にポジションを移したダヴィド・シルヴァがこの日初めてアグエロにスルーパスを通すと、左から抜けたアグエロのシュートはGKアドリアンが足でブロック。63分、ヤヤ・トゥレがソングを振り切り右に展開すると、ヘスス・ナバスのクロスはアグエロにドンピシャ。これは入るだろうと思われたシュートはバーに当たり、リバウンドを強く蹴り込んだヤヤ・トゥレの一撃もアドリアンがキャッチして切り抜けます。徐々にリズムを創り始めているマン・シティ。残り時間は20分です。
71分、カウンターからソングが右に展開し、落としをフリーで受けたサコのシュートはわずかに上に外れ、ウエストハムは試合を決定づけるチャンスを逃します。73分にダヴィド・シルヴァとアグエロのワンツーでゴール前に迫ったシーンは、ヤヤ・トゥレのシュートがまたしてもバー。その直後でした。ウエストハムが左サイドから速攻。長いクロスを、ゴール前で競り勝ったのはサコ。GKハートが左手で弾いたのは、ボールがゴールラインを通過した後でした。エースの6試合連続ゴールでウエストハム、2-0。これで勝負あったかと思われたゲームは、2分後に右からダヴィド・シルヴァが単独で持ち込んでゴール左隅に叩き込み、再度1点差。ペジェグリーニ監督は、ここで一気にコラロフとミルナーを投入。まだまだ勝負はどうなるかわかりません。
しかし、追加タイムを含むラスト15分、ウエストハムはがんばり抜きました。92分のヨヴェティッチのミドルはアドリアンがビッグセーブ。コラロフの左足ロングはコリンズが体に当ててCK。タイムアップの笛が鳴ると、ウエストハムの選手は大きく手を上げて、ジャイアントキリング達成の喜びに浸ります。マンチェスター・シティの敗因は、前半のジェコとアグエロの2トップが機能しなかったことと、ヤヤ・トゥレの不調、そして自陣左を守っていたクリシーとマンガラがウエストハムの快速攻撃陣を抑えきれなかったことでしょう。もしかすると、彼らにはチャンピオンズリーグのロシア遠征の疲れが残っていたのかもしれません。昨季プレミアリーグ王者の敗戦で、明日、マンチェスター・ユナイテッドが意地を見せなければ、いよいよチェルシーのひとり旅が始まります。
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サコとバレンシアが良い工合に競い合って観ていて面白い試合をしますね^_^
又、ただのクロッサーだったダウニングがトップ下に入って一皮剥けた感がします。
それより何より、コリンズの魂のディフェンス!観る者の揺さぶるスライディングは、これぞプレミアだと叫びたくなります。何処までハマーズと後セインツが上位で持ち堪えるのか楽しみです。
後、ユナイテッドがいつこれぞユナイテッドという魂のこもったプレーを見せてくれるのか楽しみです^_^というか、願いです(笑)