【Everton×MAN.CITY】「追いつかれ症候群」マン・シティ、FKでやられて今日も無念のドロー!
ヤヤ・トゥレがアフリカネーションズカップで不在。復帰したアグエロとコンパニはベンチスタートで、ジェコは間に合わず。フェルナンジーニョとフェルナンドが並び、ナスリ、ダヴィド・シルヴァ、ヘスス・ナバス、ヨヴェティッチで攻撃を仕掛けるマンチェスター・シティ。13分、ジャギエルカのトラップミスをペナルティエリアのすぐ外で奪ったダヴィド・シルヴァが、右のヘスス・ナバスにラストパス。左隅に決まるかと思われたシュートをヘスス・ナバスが力んで外すと、前半のマンチェスター・シティはシュートを枠に収められずに苦しみます。
昨季プレミアリーグ王者の最初の45分は、いつもの分厚い波状攻撃ではなく、ダヴィド・シルヴァとヨヴェティッチが織りなす華麗なコンビプレー。20分、ヨヴェティッチが相手DFの虚をつくパスを左のシルヴァに落として折り返しをもらうと、DFを気にして角度をつけすぎたシュートはゴールの左。29分には、ヨヴェティッチのパスからダヴィド・シルヴァが左を突破し、中央に残っていたマンガラに優しいグラウンダーを通すも、マンガラのヒールキックがうまく当たらずゴールはなりません。33分、ダヴィド・シルヴァの中央へのパスに反応したヨヴェティッチが素早く右足を振り抜くと、シュートは無情にも枠の上を越えていきます。
前半最大の決定機は、39分のエヴァートンでした。ペナルティエリア右で縦パスを受けたルカクは、事もなげにあっさりマンガラを抜き去り、目の前にはGKジョー・ハートのみ。右足シュートはイングランド代表GKが足でブロック。これを拾ったコールマン渾身の一撃はクロスバーを叩き、マン・シティは命拾いします。前半、枠内シュートがゼロだったアウェイチームは、後半に入っても思うようにシュートを決められず、57分にはまたもルカクに左サイドを突破され、ジョー・ハートのビッグセーブで何とかしのぐという苦戦を強いられます。
69分、レイトン・ベインズのFKのこぼれ球を押し込んだジャギエルカのゴールは、ネイスミスがキーパーチャージを取られて認められず。残り20分を切っても同点というのは妥当なスコア。マンチェスター・シティは完全に崩しきることにこだわり、シンプルにシュートを放ってくるエヴァートンに決定機の数では負けています。しかし、均衡を破ったのはマンチェスター・シティのほうでした。74分、ルカクのドリブルをサバレタがカットして始まったカウンターは、フェルナンジーニョ、ヘスス・ナバス、ナスリと流れるように展開。ナスリのパスを受けたダヴィド・シルヴァのシュートはDFにブロックされるものの、浮いたボールをフェルナンジーショがヘッドで押し込み、0-1。大きな大きな先制点を奪われたエヴァートンの健闘はここまで、プレミアリーグ首位をチェルシーと争うマン・シティは並走続行と思ったのですが…。
プレミアリーグ首位クラブのリードは4分しか持ちませんでした。78分、10分前にもアウェイチームのDF陣を慌てさせたレイトン・ベインズの完璧なFKは、ニアに飛び込んだネイスミスのヘッドにぴったり。この美しいゴールは、飛び出したものの先に触られたジョー・ハートを責めるのは酷でしょう。かくして1-1、途中出場のアグエロはゴールを奪えず、決定的なシュートシーンで勝ったエヴァートンも先にリードしたマン・シティも、お互いに痛いドローです。
ヨヴェティッチは2トップのほうが光るでしょう。パスセンスでは彼らしさを発揮していたものの、ペナルティエリア内でボールを呼び込むプレイが少なく、ストライカーとしての動きではルカクに完全に負けていました。次戦のアーセナル、その次のチェルシー戦では、いよいよアグエロでしょう。プレミアリーグ連覇をめざすマンチェスター・シティにとって、ここが年明け最初の勝負どころです。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
更新お疲れ様です。
まさに「追いつかれ症候群」ですねー。
この苦しい時期にキャプテンとストライカーが帰ってきて本当に良かったです。
ナバスはいいプレーをしていたんですが、前半の決定機は決めて欲しかったです。
いままでも何度も決定機があった割に まだノーゴールですからね…
ボランチのブラジル人コンビは、攻撃時の攻め上がりが少なく、ヤヤがいないとシルバやナスリのパス回しの迫力も半減して見えます。
やっぱり、いま取るべきはボニーではなく、大型のボランチだったのではないでしょうか…
アグエロ、コンパニらがトップコンディションで望めれば、二連勝も十分可能だと思います!!