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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Swansea×Liverpool】攻め続けたリヴァプールが、ラスト6分のPKでスウォンジーを逆転!

プレミアリーグ7節、ランチタイムキックオフのゲームは、リバティ・スタジアムで行われるスウォンジーVSリヴァプールです。難敵続きの序盤戦を4勝1分1敗で走り抜けたリヴァプールに対して、プレミアリーグ6試合でわずか1勝のスウォンジーはこれ以上負けられません。クロップ監督のチームは、ベストメンバー。GKロリス・カリウス、最終ラインにナサニエル・クライン、マティプ、デヤン・ロブレン、ミルナー。ヘンダーソン、ワイナルドゥム、ララナの中盤に、フィルミーノ、マネ、コウチーニョの3トップです。スウォンジーのグイドリン監督は、最前線にクラブレコードの1550万ポンドで連れてきたボルハ・バストンを据えました。数字からは不振に見えるものの、フェル、シグルズソン、ルートリッジを中心としたスワンズの攻撃はよくなっており、リーグカップとプレミアリーグで連戦となったマンチェスター・シティを2戦とも苦しめています。好調レッズも、彼らを甘くみると痛い目に遭うでしょう。

5分、スワンズ最初のチャンスです。ルートリッジが右から上げたクロスにフリーで飛び込んだのは、期待のボルハ・バストン。枠に収めれば決まっていたシーンでしたが、スペイン人ストライカーはヘッドを打ち上げてしまいました。しかしその2分後、先制点がホームチームに入ります。左からのCKをファーのボルハ・バストンが頭で折り返すと、中でノーマークになっていたフェルがプッシュ。レッズは、ボルハ・バストンへのチェックを強めなければなりません。14分、ロリス・カリウスのミスキックを自陣でフェルに拾われてしまい、強烈なミドルを打たれますが、ボールは上に外れていきます。

20分過ぎに、リヴァプールに痛いアクシデントが発生します。ピッチに座り込んだララナは、1度はプレイを再開したものの、やはりアウト。21分にシグルズソンの巧みな浮き球をジャック・コークがボレーで合わせた後、アップのペースを上げていたスタリッジがようやく仕上がり、最前線に入ります。ヘンダーソンがジャック・コークを引っ張り、イエローカードをもらった25分のFKは、シグルズソンの正確なキックをボルハ・バストンがヘディングシュート。決定的でしたが、わずかに左に逸れて追加点はなりません。

コウチーニョがインサイドMFに下がったリヴァプールは、スペースを創る動きが少なく、足元へのパスに終始し、ボールを支配しながらも攻めあぐんでいます。36分、スタリッジが左サイドを崩したチャンスは、高く上がったクロスのこぼれ球を狙ったヘンダーソンがブロックされます。39分、マネが前線に飛び出したチャンスは、ジョルディ・アマトが体を投げ出してクリア。42分のCKは、デヤン・ロブレンが左足で触ったボールをフィルミーノが反転しながら狙いますが、これもコースに入ったフェルの勝ちです。前半は1-0。レッズに工夫が足りなかったのは確かですが、最初の45分はマークを外さなかったスワンズの守備をほめるべきでしょう。

47分、中央からフィルミーノがミドル。直後にスタリッジの縦パスを受けたマネが右からゴールに迫るも、DFにコースを遮られてシュートはGKファビアンスキに届きません。54分、レッズの同点ゴールはセットプレーからでした。コウチーニョが蹴ったFKが壁に当たると、アマトが残っていたにも関わらずラインを上げたスウォンジー守備陣は、フィルミーノに入れ替わられてしまいます。フリーのへディングシュートは、左隅に吸い込まれる文句なしの弾道。これで勢いがついたレッズは、右からのマネの仕掛けで再三チャンスをつかみます。58分、ワイナルドゥムのポストプレーで中央に入ったコウチーニョのダイレクトショットはわずかに右。レッズの中盤の選手たちが、奪われたボールをすべて敵陣で奪い返す時間が続きます。グイドリン監督がルートリッジをバロウ、ブリトンをキ・ソンヨンに代えたのはナイスタイミングです。レッズが逆転を狙っているこの時間帯を耐えなければなりません。

68分にナサニエル・クラインが放った強烈なミドルシュートは、ファビアンスキの正面。ボックスの角でファン・デル・ホールンからのインターセプトに成功したミルナーのグラウンダーは、マネの後ろに入ってしまい、持ち直したシュートは相手の足に当たってしまいます。残り15分からレッズのミスパスをさらったスワンズが反撃に出ますが、フィニッシュに持ち込めず。ここまでうまく守っていたホームチームの守備陣は、84分に致命的なミスを犯してしまいます。ゴール前でバロウのクリアが真上に上がってしまい、競りにいったランヘルがフィルミーノを倒してPK。ミルナーのキックがど真ん中に決まると、クロップ監督はワイナルドゥムとフィルミーノを下げ、オリギとエムレ・ジャンを投入しました。

入った直後にオリギが決定機をつかみ、88分にもカウンターからオリギにボールがわたり、相手の股間を抜く縦パスでエムレ・ジャンを走らせます。GKが目の前にいたエムレ・ジャンがパスを選択しなければ、レッズはここで決着をつけていたかもしれません。93分、スワンズに最後の決定機。ランヘルが右から浮かせたクロスは、ゴール正面で余っていたファン・デル・ホールンが打ち損じてしまいました。結局1-2のままタイムアップ。リヴァプールが逆転で勝ち点3をゲットしました。

クロップ監督の叱咤が効いたのか、後半から格段に運動量が増えたレッズが、妥当な結末に辿り着いた一戦。アンカーのヘンダーソンが左右にさばき、インサイドMFに入ったコウチーニョとワイナルドゥムが前への意識を高め、マネとミルナーがサイドを圧倒していたアウェイチームは、ラストパスの精度が高ければもっと楽に逆転できていたでしょう。残り6分までイーブンで耐えていたスワンズにとっては残念な結果になりましたが、前半のサッカーを継続できれば、中堅以下のクラブからは勝ち点を稼げるのではないかと思います。インターナショナルマッチウィークをはさんで、リヴァプールのプレミアリーグ8節は、マンチェスター・ユナイテッドとのナショナルダービーです。走ることを忘れなければ、アーセナルとチェルシーを倒したチームがさらに勝ち点を伸ばすのではないでしょうか。

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“【Swansea×Liverpool】攻め続けたリヴァプールが、ラスト6分のPKでスウォンジーを逆転!” への8件のフィードバック

  1. レッズ10 より:

    更新お疲れ様です。初めてコメントさせていただきます。
    レッズファンとしてはとりあえず勝てて良かった試合ですが、ダービーを考えるとセットプレイやクロスへの対応は不安しか感じません。ただでさえマンユナイテッドとは明らかにサイズの差があるので…

  2. nyonsuke より:

    更新お疲れ様です。

    すっきり勝ちたかったですが、辛勝でした。
    しかし、昨季までならよくて引き分けの試合を勝点3は評価できると思います。
    そして今後の課題もよくわかった試合でした。
    私の目からは大きく2点。
    一つ目はララーナがいない時の戦い方。
    これまでの好調はララーナがスペースを作って、マネやコウチが活きた結果でした。
    ララーナがいないBプランがスタリッジのトップ起用、これがあまり効果的でないと思います。
    2点目はセットプレーを含めたディフェンス。
    カリウスとDF陣の連携がまだよくないのか、早い時間の失点といくつか危ない場面がありました。
    この2点を改善しなければ今後は勝点を大きく取りこぼしてしまう気がします。
    とりわけララーナの穴は大きい気がしますし、スタリッジの使い方は問題になる気がします。

    しかし、勝点3を得たのは大きくこの試合でもヘンダーソンの存在は大きかったと思います。
    名実ともにレッズのキャプテンとして風格がでてきました。
    また両SBの活躍も素晴らしく、このような試合を取りこぼさなかったことには成長を感じます。
    しかし、マンチェスターの2クラブや好調のエヴァートンやパレスであれば、前半のスワンズの内容を90分通してやってくると思うので、さらなる改善が必要です。
    勝点を取りこぼさず、課題がみえた点ではレッズにとってよい試合だったと思います。
    次節はダービーですね!
    いい試合を期待します‼︎

  3. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    勝てて良かったです。バーンリー戦を思い起こさせるゲーム展開でしたが、このようなゲームもモノに出来たので大きい勝ちです。DF陣はまたしても失点とGKとのコミュニケーションがまだまだ改善の余地ありですね。アンフィールドでのユナイテッドとのダービーは非常に楽しみです!

  4. シティふぁん より:

    スウォンジーってやっぱり良いチームですね
    なんであんなに勝ち点が少ないのかよくわかりません
    このままだと解任もありそうな気がします

  5. makoto より:

    レッズ10さん>
    ありがとうございます。ボルハ・バストンに再三負けてましたね。セットプレーはスモーリング、クロスはズラタンを抑えていただければ概ね大丈夫だと思います(笑)。

    nyonsukeさん>
    ロリス・カリウスとDFの連携は、もう少し時間がかかりそうですね。ララナ問題については、昨日のメンバーならクラヴァンをSBに入れてミルナーを上げるのがいちばんよかったのではないかと思いました。

    Mackiさん>
    マネとフィルミーノが恐怖です。お手柔らかにお願いします。

    シティふぁんさん>
    いい選手が揃ってますよね。ジョレンテとバストンが機能すれば、勝ち点を積めるチームになるのではないかと思います。

  6. K より:

    酷い出来のこんな試合を勝てたのは大きいです。
    グラウンダーパスが抜群に上手く、浮き球のパスは微妙な選手が多いチームですが、ピッチコンディションが悪くて前半はパスの球足が遅く簡単に対応されてましたが、雨が降って球足が速くなって圧倒した時間に同点に追いつけたのも、相手のミス連発もラッキーでした

    ララナが居ないと中盤で仕掛けられる選手が居らず、苦しい戦いでした。
    ヘンドは今の場所でパス供給とカウンターの起点を潰す最高の仕事を続けて欲しいです。1列上げるとドリブルとシュートが下手でただの良い選手レベルですし

    次の試合はプレミア1空中戦と中盤のフィジカルが強いチームですから、ララナの怪我とカリウスの連携と自信喪失は心配です。しかし大きな1勝でした!

  7. ルーカスLOVE より:

    いつも記事の更新を楽しみに待っております!
    今までのリバプールでは良くて引き分けの試合でしたが何とかものにできて良かったです。

    次はナショナルダービーですね!
    筆者様とは敵にはなってしまうと同時に、ユナイテッドがバレンシアのサイドから高さを意識した攻撃をされるとかなり厄介という感じがしますw

  8. びび より:

    リバプールのCBコンビについてはどのように考えますか?
    右はマティプとして、左はロブレンよりクラバンのほうが安定する気もするのですが、意見を持ってるのでしたら伺ってみたいです。

    ロブレンは右利き、クラバンは左利き、ロブレンは右のときのほうがプレーも良くて安定してる気がします。

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