【MAN.UTD×Tottenham】ムヒタリアンのプレミアリーグ初ゴールで、久々のホーム勝利!
開始90秒、いきなりマンチェスター・ユナイテッドに決定機。ムヒタリアンのパスを右サイドで受けたイブラヒモヴィッチが中に折り返すと、ポグバのボレーはロリスが右に飛んでセーブ。8分、ソン・フンミンが右足でカーブをかけたミドルは曲がり切らず、枠を超えてしまいます。この後は、サイドでのイニシアティブの奪い合いが続きます。マルシアルとカイル・ウォーカー、ソン・フンミンとバレンシアのマッチアップが、試合の流れを決めるポイントとなりそうです。
19分、エリクセンが左隅を狙った直接FKはデ・ヘアがセーブ。24分にキャリックがボックス左に浮き球を入れると、エレーラの落としをムヒタリアンが左足で狙いますが、フェルトンゲンがブロック。このCKのこぼれ球を叩いたフィル・ジョーンズのヘッドをデル・アリがクリアすると、エレーラの強烈なボレーが枠を襲います。DFに当たってコースが変わる難しいボールでしたが、これはロリスが冷静にキャッチしました。
押し始めたマンチェスター・ユナイテッドは、30分、一瞬の隙を突いて先制に成功します。ハリー・ケインのミスパスをハーフライン付近で拾ったエレーラが、ムヒタリアンを走らせる絶妙のスルーパス。アルデルヴァイレルトのスライディング虚しく、単独で持ち込んだムヒタリアンの強烈なシュートがクロスバーすれすれに突き刺さります。新戦力のプレミアリーグ初ゴールに、歓喜するオールド・トラフォード。リードしたホームチームは、動きが俄然よくなりました。
35分、エレーラが右サイドのバレンシアを縦に走らせると、ポグバを狙ったクロスが逆サイドに流れ、ズラタンのボレーはロリスがセーブ。直後、ワニャマ、デル・アリとパスがつながったスパーズは、右サイドにまわっていたソン・フンミンが中に持ち込むも、左足のシュートをデ・ヘアに弾かれます。今日のマン・ユナイテッドの最終ラインは集中力が高く、サイドからのボールをことごとく弾き返しており、スパーズはミドルシュートとセットピースに活路を見出すしかありません。あっという間だった前半は1-0で終了。攻守の入れ替わりが激しいスリリングなゲームは、ポゼッションのトッテナムVS速攻主体のマンチェスター・ユナイテッドという展開のまま、セカンドハーフに突入します。
互角だった立ち上がりから、徐々にゲームはスパーズペースに傾き、ホームチームがゴール前に引く時間が長くなります。53分のエリクセンのミドルはデ・ヘアがパンチで逃れ、左サイドからのエリクセンのFKは、フリーで叩きつけたワニャマのヘッドが左に外れてしまいます。57分、ポチェッテシーノ監督が先に動き、ソン・フンミンをムサ・シソコ。63分、ポグバの直接FKは、ロリスが一歩も動けない美しい弾道でゴールに向かいますが、クロスバーに阻まれ追加点はなりません。1分後、中央からドリブルで上がったポグバが右のエレーラを使い、折り返しをもらって放ったボレーはロリスがセーブ。マンチェスター・ユナイテッドは、今日も追加点が奪えません。
67分にデンベレがハリー・ウィンクスに代わると、その2分後、スパーズに久しぶりのチャンス。左からボックスに侵入したデル・アリが一瞬空くも、マン・ユナイテッドの戻りが早く、シュートを打たせません。70分のエリクセンのFKは、前半に見せた弾道と同じく左隅を襲いますが、またしてもデ・へアがセーブ。モウリーニョ監督はマルシアルをラシュフォードに代え、速攻からの追加点を狙います。79分、左のポグバが逆サイドにクロスを上げると、フリーになっていたムヒタリアンは打ち切れすにチャンスを逸します。85分にムヒタリアンが足をひねってリタイアすると、モウリーニョ監督はバイリー投入で5-4-1、ポチェッティーノ監督はエリクセンをエンクドゥ。90分をまわっても、今日のマン・ユナイテッドはリードしています。
6分の追加タイムは、攻勢のスパーズに対してフィル・ジョーンズとロホが冷静に対応しました。モウリーニョ監督は、95分30秒にエレーラをフェライニ。エヴァートン戦でPKを献上したベルギー代表MFは、今日は何もせずに時間を進めることがミッションです。間もなく、タイムアップ。マンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグでは2ヵ月半ぶりとなるホーム勝利をクリーンシートで飾りました。
ゴールシーンはひとつしかなかったものの、いい試合だったと思います。GKにミスがない締まったゲームで、「守り合い」ともいうべきDF陣の奮闘を堪能した一戦でした。勝者からMVPを選ぶとすれば、決勝ゴールのムヒタリアンとスルーパスのエレーラも捨てがたいのですが、CBコンビです。悪いときは荒いプレーが目立つロホと、テンションが上がるとミスやファールが増えるフィル・ジョーンズは集中を切らさず、直近の公式戦6戦で7ゴール(4PKながら…)のハリー・ケインを完封してくれました。ムヒタリアンの足首が気になりますが、動きが軽くなってきたマルシアルと、今日は出番がなかったマタ、そしてラシュフォードとリンガードがやってくれるでしょう。チェルシーとアーセナルは遥か遠くにいるものの、マンチェスター・シティの背中は見えてきました。対戦相手に恵まれた年末年始で、上位との差を詰めていただければと思います。
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ユナイテッドにうまく守られた印象です
素直にユナイテッドに拍手を送り、
ヴァイレルトが戻って来てくれて何よりとしたいと思います^^;
このカードはいつもロリスとデヘアが大活躍する印象でしたが今回もロリスは圧巻でしたね。
ムヒタリアンのブレイクの勢いとキャリックの落ち着き、エレーラの献身性がうまくはまっていると感じます。
最近はユナイテッドも楽しく感じる試合が増えてきていますし、ここから巻き返してくれるでしょうか。
私としてはヴァレンシアが右サイドで素晴らしいプレーを続けていますし、左を活性化してほしいという意味でもショーとマルシャルに期待したいです。
スパーズ推しさん>
よく守りました。デル・アリとエリクセンが怖かったです。
yutoさん>
ロリス、素晴らしかったです。エレーラはかなりよくなりましたね。私もルーク・ショーに期待しています。