イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Swansea×Arsenal】最低の前半、恍惚の後半…イオビの大奮闘でアーセナルが4発圧勝!

ベジェリンが足首の負傷でリタイア、ラムジーとジャカの2センター。12月にエヴァートンとマンチェスター・シティに連敗したアウェイゲーム。不穏です。プレミアリーグ21節、スウォンジーVSアーセナル。ガブリエウを右SBに入れたアーセナルは、コシールニー、ムスタフィ、モンレアルは健在。アレクシス・サンチェス、イオビが脇に構える2列めには、エジルが戻ってきました。プレミアリーグ3試合連続ゴールのジルーは、必然のスタメンです。キックオフから、積極的に前に出てくるスウォンジーの攻撃陣。5分を過ぎてもボールを落ち着かせることができないアーセナルは、縦に入れるパスにミスが目立ちます。このところ苛立ちを隠さないアレクシス・サンチェスは、今日も険しい表情でプレイしています。

スウォンジーの攻撃は、徹底して右サイド。11分、ネイサン・ダイアーのパス交換から放ったカイル・ノートンのクロスへのシュートは、チェフが指先でセーブします。14分、左から中に入ってきたラウトリッジがシグルズソンに落とすと、キックの名手のミドルはわずかにバーの上。シュートを重ねるホームチームに対して、ガナーズは中央のマークが緩くなっています。スワンズの厳しいプレスに、ハーフラインを越えるのにも苦労しているアウェイチーム。ラムジーはパスミスを連発し、見かねたエジルは、最終ライン手前に引いてもらいにいっています。30分を過ぎても、ガナーズにこれといったチャンスなし。プレミアリーグ19位のチーム相手に、なぜこんなに苦戦しているのでしょうか。

しかし37分、アーセナルが最初の決定機を活かします。流れるような速攻。イオビのパスをダイレクトで右に流したエジルが秀逸でした。飛び出したラムジーは、ジルーへの折り返しを逆サイドに流してしまいましたが、アレクシス・サンチェスがすかさずフォロー。7番は、エジルをよく見ていました。ふわりとした浮き球を復帰したプレーメイカーがヘディングで合わせると、DFに当たったボールはジルーの足元へ。右足のシュートに、ファビアンスキは反応できません。プレミアリーグ4戦連発となったストライカーは、いつものパフォーマンスでアウェイサポーターを煽ると思いきや、どうやら足を痛めたようです。ピッチ脇にはチェンバレンが用意していますが、ハーフタイムまでステイでしょうか。

44分、ジョレンテとのポストプレーでシュート態勢に入ったキ・ソンヨンが転倒するも、レフェリーのジャッジはシミュレーション。ガブリエウの横パスをさらったネイサン・ダイアーは、せっかくのフリーのチャンスを遠めから打って外してしまいます。前半は0-1。アレクシス・サンチェスのミドルと得点シーンしか見せ場がなかったガナーズは、最終ライン手前の守備とビルドアップを立て直さなければなりません。

ジルーは、後半のピッチに顔を見せています。52分、ジルーとイオビのインターセプトで始まったショートカウンターは、アレクシス・サンチェスのシュートをジャック・コークがカット。直後、右から上がった7番が打つと見せかけて中に入れたボールは味方に合わず、イオビの強引なシュートも厚い網にかかってしまいます。猛攻は途絶えたかと思いきや、中央で相手のカウンターに備えていたモンレアルの素晴らしいチェックでアーセナルが追加点を奪います。左足でブロックしたボールをラムジーが背後に流すと、シュートチャンスはボックス右にいたイオビへ。20歳の渾身の一撃は、ジャック・コークの足に当たってファビアンスキの頭上を越え、左のサイドネットに吸い込まれました。

ポール・クレメント監督は、ネイザン・ダイアーをフェルにチェンジ。ジルーがチェンバレンに後を譲ったのは、60分でした。65分にラウトリッジが放ったシュートはコシールニーが冷静にコースをカット。このCKが左サイドに流れたところを狙ったキングズリーのボレーがDFに当たると、こぼれ球をインサイドで合わせたフェデリコ・フェルナンデスは、チェフの頭上に打ち上げてしまいます。アウェイチームの3点めは、67分。左から突破を図ったイオビが入れたグラウンダーがカイル・ノートンにヒットしてファビアンスキの足元を抜け、本日2発めのオウンゴールとなりました。

73分の4点めは、アシストがスワンズの選手でした。イオビの縦パスを受けて左から抜け出したチェンバレンが、ニアに入ったアレクシスの裏にグラウンダーを入れると、ラムジーの前に体を入れたラウトリッジのクリアがアレクシス・サンチェスへの絶妙なトスになってしまいます。得点王を争うアタッカーは、得意の浮き球をコントロール。今季プレミアリーグ14ゴールめは、ゴール左に突き刺さる完璧なボレーでした。残り10分、ヴェンゲル監督はアレクシスとエジルを下げて、ルーカス・ぺレスとウェルベックを投入。お役御免に、ゴールを決めたばかりの7番は不満げです。86分、ジャカのミドルはGKの正面。終わってみれば、アーセナルの圧勝でした。今日は、とにかくイオビです。中盤でさぼらず相手をチェックし、前への意識高く攻め続けた若きMFが、停滞していたチームにゴールの決め方を思い出させました。

「終わりよければすべてよし」ではあるものの、ジャカとラムジーはバイタルエリアの埋め方を確認するべきでしょう。スウォンジーにシュートの正確さがあれば、勝ち点3は危うかったのではないかと思います。とはいえ、後半はいいときのアーセナル。4ゴールを積み上げた彼らはトータル48ゴールとして、暫定ながらプレミアリーグ最多となりました。次戦以降、バーンリーとワトフォード相手にゴールを積み重ねて、いい形でチェルシーとのシックスポインターに臨みたいものです。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“【Swansea×Arsenal】最低の前半、恍惚の後半…イオビの大奮闘でアーセナルが4発圧勝!” への3件のフィードバック

  1. ヤンガナ大好き! より:

    苦手スワンズに結果的には勝ちましたが、ボランチ二人のミスが多く、前半はおっしゃる通り最低の出来でした。が、今日はイオビ、モンレアルが攻守に渡って活躍していたと思います。また、ジルーの代わりに入ったチェンバレンも違いを見せる動きで、後半の攻撃リズムが随分良くなりました。残念ながらカソルラが今期絶望の可能性高く、早くエルネニー、コクランが元気で戻って来て欲しいです。

    ジルーの怪我が軽傷で有ることを祈っています。幸いセンターバックコンビとチェフは安心して見ていられるので、1月の残り試合は今日の様にクリーンシートで行って欲しいです。サンチェスを叱る事が出来るキャプテン、メルテザッカーがベンチに早く戻らないと、雰囲気が悪くなりそうで心配です。

  2. 新参 より:

    後半、エジルが下がり目になってから試合を支配できるようになったと思います。プレスがうまいチームを相手にするときのひとつの正解を見せてもらったように思えます。

    ラムジーは前線で得点に絡むときのようなパスはレベルが高いものの、ビルドアップは得意ではありません。前半はそこを上手く突かれてペースを奪われました。エジルは中長距離のパスのレベルも高いので、守備は別として機能しました。今までなら、エジルが下がるとチーム全体が下がるイメージがありましたが、攻撃大好きラムジーと両ワイドがチーム全体を上げていたので、問題ありませんでした。

    エジルの下がり目は3バックのチェルシーにも効果的かもしれません。守備が安定できたらという条件付きですが…

  3. makoto より:

    ヤンガナ大好き!さん>
    イオビ、モンレアル、同感です。モンレアルを見ていると、単年の出来で選手を簡単に売ってはいけないなと思います。

    新参さん>
    エジルの話を読ませていただいて思ったのですが、結局、コシールニーとムスタフィの前のスペースを誰がどう抑えるか、という話に帰結しそうですね。守備ができるひとから順番にいなくなっているのが悩ましいです。いっそモンレアルをアンカーに、などどうでしょう?

コメントを残す