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【Chelsea×Hull City】やっぱりジエゴ・コスタ!チェルシーは2位に8差をつける2-0完勝!

クルトワ、アスピリクエタ、ダヴィド・ルイス、ケーヒル、マルコス・アロンソ、ヴィクター・モーゼス、カンテ、マティッチ、アザール、ジエゴ・コスタ、ペドロ。プレミアリーグ22節、本拠地スタンフォード・ブリッジにハル・シティを迎えたチェルシーは、判で押したようなベストメンバーです。ライバルクラブがドミノ倒しのように勝ち点を落とした今節で勝ち点3を積み上げ、首位の座を盤石にしたいもの。とは書いたものの、プレミアリーグ優勝の可能性をつなぎたいマンチェスター・ユナイテッドのサポーターとしては、ハル・シティの奮闘に期待しているというのが本音ではあります。年明けに就任したマルコ・シルヴァ新監督の下、新戦力のエヴァンドロとエラブデラウィがスタメンに入ったアウェイチームは、出足のよさでチェルシーのアタックを止めています。

チェルシーは中央に楔を入れてサイドに展開するスピーディーな攻撃、ハル・シティはロングフィードからのカウンター狙い。最初の事件が起こったのは19分でした。競り合ったケーヒルとライアン・メイソンが頭をぶつけ合い、ケーヒルは間もなく立ち上がったものの、トッテナムから来たMFは担架に乗せられます。代わって入ったのはメイラー。劣勢になった際に、ディオマンデやニアッセで勝負をしようと考えていたであろう新指揮官にとっては、痛いアクシデントです。

25分、右サイドでボールをキープしたマグワイアは、マルコス・アロンソとマティッチの間をするすると抜けてクロスをフィード。マティッチが足に当ててCKに逃れますが、チェルシーを攻略するならCBの脇のスペースはひとつのポイントです。30分、CKのクリアを拾ったペドロがマルコス・アロンソにつなぐと、左足のシュートはDFに当たって枠に向かいますが、GKヤクボヴィッチがかろうじて上に弾き出します。マーカーが2人いてもものともせず、左サイドを支配しているアザールは、枚数が多いハル・シティの中央にラストパスを中に通せません。

42分にアザールのスルーパスでラインの裏に抜けたジエゴ・コスタは、オフサイドではないと自信があったのだと思われますが、サッカーのジャッジは覆りません。43分、ハル・シティに久しぶりのチャンス。マグワイヤが放った無回転ミドルは、クルトワが何とか右に弾き出します。ライアン・メイソンの治療で9分もあった追加タイムを、ハル・シティは耐えきれませんでした。残り2分、ヴィクター・モーゼスが得意のドリブルで右サイドから仕掛け、マイナスに入れたグラウンダーはエースの足元へ。今季プレミアリーグで2試合連続ノーゴールがないジエゴ・コスタは、「今日は決める日」です。右足を振り抜いたボレーはヤクボヴィッチの足を弾いてゴールイン。チェルシーが1-0で折り返しました。

1点を追うハル・シティは、後半開始から積極的に攻めに出ますが、プレミアリーグ7ゴールのスノドグラスを欠いた中盤はタメを作れず。アベル・エルナンデスも前線の拠点としてボールを収められません。53分、フリーで前を向いたメイラーのロングシュートはクルトワが落ち着いてセーブします。直後、右にまわっていたアザールが速攻を仕掛けると、左サイドに流れたボールをマルコス・アロンソが折り返し、ジエゴ・コスタが振り向きざまにシュート。ドーソンが体を張ってCKに逃れましたが、危険なシーンでした。57分、ハル・シティから2人めの負傷者が出ます。交代選手なきままピッチを去ったのはカーティス・デイヴィス。マルコ・シルヴァ監督は、エヴァートンから獲得したばかりのニアッセを間に合わせて、勝ち点ゲットをめざします。

66分、チェルシーゴール前でヘディングの応酬となり、混戦から左に流れたボールをドーソンがボレー。クルトワが確実にセーブしましたが、チェルシー守備陣に息が抜けないシーンが続きます。コンテ監督は、71分にペドロとアザールを下げて、セスクとウィリアンを投入。願わくば追加点を決めて、勝利を確実にしたいところです。75分、マルコ・シルヴァ監督の最後のカードは、アベル・エルナンデスをディオマンデ。チェルシーが決定的な2点めを決めたのは、残り10分に差しかかってからでした。このゴールは、左からのセスクのFKが9割でしょう。枠に向かっていくボールをケーヒルが頭で触ると、ヤクボヴィッチの目の前を横切ったボールはサイドネットに突き刺さりました。

84分、セスクのスルーパスで右から抜け出したジエゴ・コスタは、GKとの1対1を足にぶつけてしまい、3点めはならず。先制点のエースは、87分に拍手に送られてピッチを去り、バチュアイが最前線に入ります。試合は2-0のまま、タイムアップ。チェルシーは上位で唯一の完勝で2位との差を8に広げました。相手がプレミアリーグ18位でスノドグラス抜きとはいえ、カンテと3バックの守備の堅さと、マルコス・アロンソとヴィクター・モーゼスが厚みをもたらすサイド攻撃の素晴らしさはリスペクトしなければなりません。守護神クルトワは、マグワイア、メイラー、ニアッセのシュートを手堅くセーブしました。3バックのハル・シティは、ひと頃と比べると攻守とも格段によくなったと思いますが、今日は相手が悪かったとしかいいようがありません。

FAカップ4回戦をはさんで、月末からはいよいよリヴァプ―ルVSチェルシー、チェルシーVSアーセナルの天王山2連戦です。3チームの最近の出来を見る限りでは、チェルシーが連勝して独走態勢を固めそうですが、クロップ監督とヴェンゲル監督に首位つぶしの策はあるのでしょうか。ウィークポイントは、ケーヒルとマルコス・アロンソの間のスペースと、アスピリクエタの周辺に入ってくるハイクロスではないでしょうか。ヘンダーソンやエジルの素晴らしいフィードと、フィルミーノ、ジルー、アレクシス・サンチェスの決定力に期待したいと思います。

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“【Chelsea×Hull City】やっぱりジエゴ・コスタ!チェルシーは2位に8差をつける2-0完勝!” への3件のフィードバック

  1. 雨好 より:

    更新お疲れ様です。

    やはりコスタとクルトワがいれば安心と思える試合でした。前半は相手がブロックを敷いている中上手く左右に振り回せました。後半ハルの修正が見事で何度かペースを握られかけたので、1-0だったら危なかった中セットプレーで取れたのは大きかったです。自分はチェルシーがセットで点を取れる数が増えていると、チームとしては好調の証だと思うので、是非このまま継続して欲しいです。さて、次回はカップの後中2日で決戦です。リヴァプールは1日分休む時間があり、日程的には若干不利ですが、前回のリベンジを期待したいです。

  2. nori より:

    スペース潰された中での繰り返しのアタック、見応えありました。VSリバプール、アーセナルとリベンジ期待です。

  3. makoto より:

    雨好さん>
    あまり語れらませんが、ジエゴ・コスタはクレバーですよね。相手が健闘していたにも関わらず、安心して観ていられるゲームでした。

    noriさん>
    戦術徹底度の高さは、やはりプレミアリーグNo.1だと思います。選手たちがサッカー知ってますよね。

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