【MAN.UTD×Tottenham】マルシアルの1発で、マン・ユナイテッドがスパーズとの直接対決を制す!
ポゼッションはホームチームですが、ズパーズのプレスが厳しいため、精度の低いロングボールを蹴ってしまうシーンが目立ちます。10分、ロリスのキックをエレーラがヘッドで前に出すと、一気にルカクとラシュフォードが2対2です。ルカクのラストパスは正確性を欠いてラシュフォードが打てず、何とかキープして右からゴール前に走ったエースにパスが出ると、ルカクは何と右足でクロス…。今季プレミアリーグで9戦7ゴールのストライカーに、迷いが生じているのでしょうか。前が空いており、右足でもゴールを狙ってほしい場面でした。13分、遠めからのFKを直接狙ったのはラシュフォード。ロリスの手前でバウンドさせる巧みなキックでしたが、プレミアリーグ屈指の守護神は確実にCKに逃れました。ソン・フンミンが左から仕掛け、中央のデル・アリに渡したチャンスはまさかのパスミス。両チームとも、攻撃陣がいつになくナーバスです。
ハーフライン付近で奪いにくるスパーズは、19分にシソコがミドルシュートを放つもデ・ヘアが正面でキャッチ。高い位置でインターセプトされ、中に出されればすぐにピンチとなります。ルカクが右に流れてポストになるだけでは攻められないマン・ユナイテッドは、ラシュフォードが右にまわっています。28分、ベン・デイヴィスのクロスを捕ろうとしたデ・ヘアがフィル・ジョーンズと接触して落としますが、落としを叩いたシソコのシュートは右に大きくアウト。36分、左からボックスに入ったデル・アリはラストパスが中途半端になり、デ・ヘアの懐に収まります。アシュリー・ヤングのミドルシュートはDFにつかまり、ラシュフォードの速いグラウンダーはエリック・ダイアーがクリア。41分のスパーズのCKは、こぼれ球を狙ったエリック・ダイアーのシュートが弱く、デ・ヘアの守備範囲でした。前半は0-0、シュート数は2対9。ゴールへの道筋がより明確なのは、間違いなくアウェイチームのほうです。
後半になると、再度マンチェスター・ユナイテッドが攻勢です。50分のアシュリー・ヤングのグラウンダーはロリスがストップ。54分に2人をかわしてボックスのなかから放ったムヒタリアンのシュートは、ロリスがファンブルするもベン・デイヴィスが先に触って事なきをえます。ムヒタリアンの速いグラウンダーは、ロリスが足でブロックしてコースが変わり、詰めていたルカクは打てず。61分、ポチェッティーノ監督はソン・フンミンとシソコを下げ、ジョレンテとデンベレでゴールを狙います。65分、CKがファーに流れると、バレンシアが思い切りよく右足を振り抜きますが、浮き上がったボールはクロスバーすれすれを越えていきます。モウリーニョ監督の1枚めは、ムヒタリアンをリンガード。70分にはラシュフォードを下げ、プレミアリーグで途中出場から3ゴールのマルシアルで勝負です。
73分、カウンターで左に流れたルカクにマティッチから縦パスが通り、フェルトンゲンをかわして左足でクロスに狙うとロリスがセーブ。ジョレンテが右に出したパスをボックス手前から打ったエリクセンのミドルは、高く浮いてしまいました。77分、スパーズに決定的なチャンス。エリクセンがゴール前に浮かした絶妙なラストパスを、スモーリングをかわしたデル・アリがボレーで狙うと飛び出したデ・ヘアの脇を抜けたボールは左に逸れていきます。79分、リンガードのハイクロスに競り勝ったルカクのヘッドは右のポストを直撃!ゴールまであと一歩に迫ったマンチェスター・ユナイテッドが、81分についに先制します。デ・ヘアのキックをルカクがヘッドでスライドさせると、エリック・ダイアーの裏を取ったのはマルシアル。ボックス左でロリスと向き合った11番は、フェルトンゲンのスライディングの上を抜ける左足シュートを冷静に流し込みました。
スパーズのクロスをことごとくはね返すホームチーム。90分にカウンターからひとり旅となったリンガードは、工夫のないシュートをバーの上に外してしまいます。崩れないマンチェスター・ユナイテッド。モウリーニョ監督はアシュリー・ヤングをダルミアンに代え、時計の針を進めます。やがてタイムアップ、1-0。プレミアリーグ2位が3位を下し、首位マンチェスター・シティを追撃する権利を手に入れました。
プレミアリーグらしい激しい競り合いが続き、どちらが勝ってもおかしくなかった好ゲームでした。相手の一瞬の隙を突いてゴール前に躍り出たデル・アリは外し、マルシアルはゴール。決定機における攻防の成否が勝負の分かれ目となりました。リンガードとマルシアルにラインの裏を狙わせたモウリーニョ采配が当たり、マン・ユナイテッドの守備陣とマティッチ、エレーラは最後まで集中力を切らしませんでした。これは、うれしい。マルシアルはよくやってくれました。次はスタンフォード・ブリッジのチェルシー戦ですが、今日のテンションで戦えれば、ローマ遠征の直後の相手から勝ち点3をゲットできるチャンスは充分にあるでしょう。ポグバ、フェライニ、ズラタンが合流するまで何とか耐えて、マンチェスター・シティの背中が見える位置をキープしていただければと思います。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
3バックが割と機能してましたね。
中盤は流石にスパーズに制圧されてましたけど。
それでも耐えてもぎ取った3ポイント。
この勝ちは大きいです。
マルシャル本当最高です。
—–
両チームとも熱いぶつかり合いが多く、とても面白い試合でした。後半はじめからユナイテッドの攻撃のギアが1つ上がりゴールに近づいていたので、なんとか勝ち点3をとれてとても嬉しいです。苦しいスカッド状況の中、スコア以上にチームが盛り上がる結果ではないでしょうか。最後の最後まで硬く守った守備陣には、本当にお疲れ様と言いたいです。
ガチガチの肉弾戦の展開の中で、マティッチ、ミキの上手いプレーにゾクゾクしました!
カードもあまり出ず楽しかったですね!
なんで後半途中からあんなにギア上げれたんですかね
最近のこのカードはGKばかりが目立ち、ロースコアになりがちな印象でしたが今回もそうでしたね。
特に前半は苦しい時間が続いていただけに守備陣はよく耐えてくれました。そしてマルシャルがよく決めてくれました。。
お互いポグバやフェライニがいたら、ケインがいたら試合展開も変わっただろうにと考えたでしょうがそれは1月に持ち越しですね。そのときには今回とは異なる試合になるかもしれませんね。
スパーズ相手に肉弾戦で勝利しつつ、時折テクニカルなプレーでボールを展開するマティッチは素晴らしいとしか言いようがないです。
今のユナイテッドはポグバ、フェライニ、イブラ、ロホ、キャリックを欠いている状態で戦っているので伸び代しかないのでシティとの直接対決までにポイント差を維持、又は縮めつつ、特にポグバが帰ってくれば攻撃面は改善されると思うのでもうすこし辛抱ですね。
最近シティファンが浮かれていてユナイテッドをディスってきますが、ぶっちゃけデブライネが怪我したら今のユナイテッド以上に酷くなると思うのでそれも期待してます。
モウリョーニ監督の巧さと経験を感じた一戦でした。サブを入れるタイミング、意図…流石ですね。
あとアリを終始イラつかせるのも良い意味でいやらしさが出ていました。
テンションの非常に高いスリリングでコンタクトの激しい試合で、正直スパーズが勝っていてもおかしくない試合でしたが、やはり鬼門オールドトラフォード、ユナイテッドがモノにしましたね。
2月にウェンブリーでリベンジです。
不知火さん>
マルシアル、最高でしたね。戦術的にもおもしろい試合でした。
Scholesさん>
守備、「がんばりましたね。同じ気持ちです。
京都一のMUFCファンさん>
ソン・フンミンがいなくなったこと、リンガードという運動量が足されたことは大きかったのではないかと思います。
yutoさん>
両者ベストメンバーを見たいですね。ハリー・ケインはバイリーに止めていただきましょう。
どーんさん>
クリスマスまで、勝ち点5差以内でいければ希望が持てますね。マン・シティが前線の負傷者なしでこのままいけるかどうかもポイントです。
ホタさん>
スパーズが先に獲っていれば、勝ち点3は難しかったと思います。ウェンブリーでの再戦を楽しみにしています。1勝1敗でチャンピオンズリーグのファイナルでカタをつけるとか…。すみません。夢を見てしまいました。