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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Everton】絶好調マルシアル!攻め続けたマン・ユナイテッドが2-1完勝!

プレミアリーグ8節のニューカッスル戦を0-2からの大逆転で制し、チェルシー戦は勝利目前で失点を喫して2-2ドロー。ひと頃の不振からは脱したように見えるマンチェスター・ユナイテッドですが、ミッドウィークのCLではユーヴェに0-1で完敗しており、直近6試合の1勝2分3敗は復活といえる戦績ではありません。対するエヴァートンは、プレミアリーグ3連勝。シグルズソン、ウォルコット、ジェンク・トスンが調子を上げており、簡単に勝てる相手ではありません。モウリーニョ監督は、プレミアリーグ4試合ノーゴールのルカクを外しました。GKデ・ヘア、DFアシュリー・ヤング、リンデロフ、スモーリング、ルーク・ショー。マティッチ、ポグバ、フレッジが中盤に入り、マルシアル、ラシュフォード、マタの3トップです。

両者とも、サイドから速いアタックを仕掛けるテンションの高い立ち上がり。ベルナルジのクロスはフィニッシュにつながらず、ポグバが裏を狙った浮き球は最終ラインの頭上を越えません。5分過ぎから、リシャルリソンとウェルコットの速攻が目立つようになりました。12分、フリーで放ったアンドレ・ゴメスのヘッドはデ・ヘアの正面。19分にマルシアルが左から仕掛け、クロスがマタの頭にピタリと合いますが、右を狙ったヘッドはピックフォードがストップします。23分、マティッチのパスを左サイドで受けたマルシアルが、中に斬り込んで強烈なシュート。チェルシー戦で2発決めた11番は、今日もやってくれそうな気配を漂わせています。

26分、ボックスに入って縦に抜けようとしたマルシアルが、グイェに引っかけられてPK。左に蹴ったポグバのシュートはピックフォードにセーブされますが、リバウンドは6番の足元に戻り、右のインサイドで合わせたシュートがネットを揺らしました。30分、ホームチームが速攻をスタート。左のマルシアルにスルーパスを通したポグバが、リターンを受けて切り返しから左足を振り抜くと、ピックフォードが左に弾き、押し込んだラシュフォードは本人も承知のオフサイドです。37分、中盤で粘ってキープしたシグルズソンが右に展開。コールマンのクロスに飛び込んだシグルズソンのダイビングヘッドは、デ・ヘアがポジションを変えずにキャッチしました。

43分にシグルズソンがウォルコットにスルーパスを通すと、中に持ち込んだスピードスターの左足シュートはデ・ヘアがキャッチ。追加タイムにもウォルコットがきわどいシュートを放ちますが、リンデロフがコースを切っており、プレミアリーグ屈指の守護神がポスト際でセーブします。ハーフタイムを1-0で折り返したホームチームは、セカンドハーフが始まった直後にリシャルリソンのドリブルに翻弄されますが、右足のコントロールショットは左に反応したデ・ヘアが何とか懐に収めました。エヴァートンが押してくるかと思われた49分、ポグバが左に流したパスをマルシアルが右足一閃。カーブをかけてファーポストの内側をこすった一撃は、今季プレミアリーグ4発めとなるスーパーショットでした。

51分、今度はエヴァートンに決定機。シグルズソンのパスを受けたリシャルリソンが縦にスルーパスを送ると、抜け出したベルナルジと並走したウォルコットがデ・ヘアと2対1。GKを抜こうとして時間がかかったベルナルジは、ウォルコットに出せずにポストの外に打ってしまいます。54分、マタからの縦1本で抜けたラシュフォードのシュートは、ピックフォードが足で跳ね返すビッグセーブ。57分にはマタの速いパスをポグバがボックス右にトラップし、ニアを狙ったシュートはイングランド代表GKがセーブします。

62分にベルナルジが下がり、ルックマン。モウリーニョ監督は、65分にラシュフォードに代えてルカクを送り出します。アンドレ・ゴメスがコールマンを縦に走らせ、リターンをニアで合わせますが、デ・ヘアが余裕でキャッチ。エヴァートンが1点差に詰め寄ったのは、77分でした。ボックス左に入ったリシャルリソンを、スモーリングが倒してPK。シグルズソンのキックは、右と読んだデ・ヘアの逆でした。グイェとウォルコットが下がり、カルヴァート=ルーウィンとジェンク・トスン。リスクをとったマルコ・シウヴァ監督の策は実るのか。82分、右サイドに出て中央に浮かしたポグバのクロスは完璧でしたが、頭を振り過ぎたルカクが左に外してしまいました。

85分、マタが下がってエレーラ。フレッジの足は大丈夫でしょうか。94分にフレッジのパスでピックフォードと1対1になったマルシアルはガマン比べに敗れ、工夫のないシュートをクリアされてしまいます。6分の追加タイムで、エヴァートンはノーチャンス。マンチェスター・ユナイテッドがリードを守り切り、プレミアリーグ8位にジャンプアップしました。MVPはもちろん、先制PKをゲットしたマルシアル。得意の形からのゴールも完璧でした。終始アグレッシブだったマタ、危なっかしいプレイはあったもののラストパスが冴えていたポグバもよかったのではないでしょうか。ボーンマス、ユーヴェ、マンチェスターダービーと厳しいゲームが続きますが、今日のように攻める姿勢を明確にして、結果を出していただければと思います。

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“【MAN.UTD×Everton】絶好調マルシアル!攻め続けたマン・ユナイテッドが2-1完勝!” への2件のフィードバック

  1. フラッペ より:

    更新ありがとうございます。
    今日は運動量が多くて、エヴァートンのプレスを剥がすためにフォローもはやかったですね!
    あと、なんといってもリンデロフが移籍後で一番のフォームになってる気がします。
    ユーベ戦で自信を得たのかもしれませんが、
    ポストの選手に対しての強い潰しやインターセプトで涙がとまりませんでした笑笑
    課題はマティッチが疲れているのか精彩をかいているので、エレーラやペレイラ、バイリーなど使ってみても面白いと思います!

  2. Scholes より:

    マルシアルは攻撃ももちろん素晴らしかったですが、守備面でも改善していて嬉しかったです。数週間前の重苦しい雰囲気が晴れてきて、徐々に選手個人のパフォーマンスもよくなってきたと思います。この後の難しい試合も、このまま続けてほしいです。

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