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【Liverpool×MAN.UTD】シュート数36対6…攻め続けたリヴァプールがシャキリの2発で圧勝!

プレミアリーグ首位に立ったリヴァプールと、6位に沈むマンチェスター・ユナイテッドが激突する今季最初のノースウェストダービー。チャンピオンズリーグでナポリとの激戦を制したレッズは、アーノルドとマティプの負傷という痛い代償を払いましたが、インターナショナルクラスのサブメンバーが穴を埋めています。GKアリソン、DFナサニエル・クライン、デヤン・ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン。MFファビーニョ、ワイナルドゥム、ナビ・ケイタ、FWサラー、フィルミーノ、マネ。多くのレッズサポーターが納得する布陣でしょう。

一方、プレミアリーグでクロップ監督に負けていないモウリーニョ監督は、守備重視の3-5-2をチョイスしています。試合開始直前にスモーリングにアクシデントがあり、3バックはバイリー、リンデロフ、ダルミアン。WBにアシュリー・ヤングとジオゴ・ダロト、中盤はエレーラ、マティッチ、リンガード、最前線に並ぶのはルカクとラシュフォードです。開始2分にレッズが仕掛けた速攻は、サラーのパスを右で受けたフィルミーノのシュートがDFにヒット。6分に中央から上がったフィルミーノが思い切りよく左足を振り抜くと、左に飛んだデ・ヘアが弾いたボールをマネが素早くフォローします。ニアに入ったサラーはリンデロフがチェックし、グラウンダーをクリア。ラシュフォードのミドルはアリソンが正面でキャッチし、ここからリヴァプールの猛攻が始まりました。

10分、敵陣で奪ったマネがサラーを縦に走らせ、リターンをもらうも打ち切れず。後ろから放ったファビーニョのミドルは、デ・ヘアが冷静に外に追い出しました。CKにフィルミーノとデヤン・ロブレンが殺到し、ゴールに向かったボールはアシュリー・ヤングがクリア。ファビーニョやフィルミーノがミドルレンジから積極的に狙いますが、いずれも蹴った瞬間にデ・ヘアが見送るコースです。攻め続けたレッズが先制したのは24分。左のサラーからフィルミーノ、ファビーニョとボールが戻ると、右にいたマネがアシュリー・ヤングのマークを外して斜めに走り出します。ファビーニョの絶妙な浮き球をトラップしたマネはノーマーク。プレミアリーグ屈指の守護神に、左足のシュートを止めろというのは酷でした。

27分、左サイドからのレッズのFK。ファーで止めたフィルミーノがニアに浮かすと、デヤン・ロブレンの決定的なボレーはバーを越えてしまいます。33分、ルカクが左サイドを突破して中に折り返すと、名手アリソンがまさかのファンブル。こぼれたボールをリンガードが押し込み、マンチェスター・ユナイテッドが2本めのシュートで追いつきました。37分、インターセプトに成功したファビーニョが、フィルミーノとのワンツーからマネにラストパス。左足のフィニッシュは、力が入らずデ・ヘアの正面です。44分のファビーニョのミドルは、DFに当たってCK。前半のシュート数は14対3とレッズが圧倒しながら、スコアはイーブンです。

モウリーニョ監督は、ハーフタイムにジオゴ・ダロトをフェライニにチェンジ。リンガードがより高いポジションで動くことになるのでしょう。後半もレッズがイニシアティブを取り、マン・ユナイテッドはカウンター狙いです。52分、ファビーニョがサラーに浮き球を通し、カットされたボールがフィルミーノに渡ると、4人に囲まれたストライカーが巧みなステップから右足でシュート。デ・ヘアが弾いたボールに追いついたマネは、アシュリー・ヤングの鬼気迫るスライディングにシュートを阻まれてしまいました。59分にはデヤン・ロブレンが上がってミドルシュート。レッズの攻撃は中央に寄りすぎ、マン・ユナイテッドを守りやすくさせています。

CKを繰り返しているリヴァプール。63分にマネが左からゴールライン際を抉ると、グラウンダーを叩いたファン・ダイクのボレーは渋滞に絡め取られました。70分、ナビ・ケイタに代わってシャキリが登場。プレミアリーグ12試合3ゴールのMFは、決定的な仕事をできるでしょうか。小柄なプレーメイカーがヒーローになったのは、3分後でした。マネがエレーラを抜いてゴールライン上を進み、速いグラウンダーがマティッチとデ・ヘアの足に当たると、スイス代表の強烈な右足シュートがアシュリー・ヤングを弾いてクロスバーの下を叩きました。

79分、エレーラが下がってマルシアル。プレミアリーグ12試合7ゴールのアタッカーが入った直後に、シャキリが勝負を決める本日2発めをゲットしました。フィルミーノをポストに使い、縦に走った23番は、リターンをスルーしたサラーの背後からダイレクトショット。バイリーの足に当たったボールが左隅に吸い込まれ、アンフィールドのスタンドが爆発します。83分にマネがヘンダーソンに代わり、1分後にリンガードが下がってマタ。今季プレミアリーグ最多となる36本のシュートを浴びせたチームが、6本に勝つのは当然でしょう。昨日の私のスコア予想が珍しく当たりました。3-1、レッズ圧勝。ビッグ6との直接対決ですべて2失点以上のマンチェスター・ユナイテッドは、昨シーズントータルの28失点を上回ってしまいました。

フォーメーションを机上で描けば、サラーがワントップ、左からナビ・ケイタ、フィルミーノ、マネが2列めとなるのでしょうが、レッズの前線は全員が左右に出没し、マン・ユナイテッドの守備陣を振り回しました。MVPを選ぶなら、前半はファビーニョ、後半はシャキリ、総合フィルミーノといったところでしょうか。恐怖に支配された90分が終わった今、悔しさはありません。オンターゲット2本、ポゼッション35%、パス本数323本、パス成功率65%は、ビッグクラブに圧倒された格下のクラブのスタッツです。たった半年で、わがクラブはこういうレベルになってしまったのだなと思いました。

両者の絶対的なクオリティの差は、誰の目にも明らかだったのではないでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドの崩れ方は、「CBを獲っていれば…」と嘆くような次元ではなく、戦略・戦術もチームマネジメントもうまくいっていないのは明らかです。今の方法論の向こう側に、輝かしい未来があるとは思えません。「選手たちの90%が指揮官の解任を待っている」「今季終わりまでのマネージャーは、隣に座っているマイケル・キャリックが妥当」…今日の敗戦で、現地メディアのさらなるゴシップが増殖するのは間違いありません。モウリーニョ監督は、彼らを沈黙させることができるでしょうか。4位チェルシーとの勝ち点差は、11に広がっています。

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“【Liverpool×MAN.UTD】シュート数36対6…攻め続けたリヴァプールがシャキリの2発で圧勝!” への13件のフィードバック

  1. そば より:

    更新お疲れ様です。
    Makotoさんには悪いですが、完勝どころか圧勝の試合でした。
    シャキリのゴールはどちらもDFに当たってのリフレクションでしたが、しかるべきのゴールだったと思います。
    ちなみに、リバプールがはなったシュートの数は今季最高の本数みたいですね。
    それにしても、これだけの成績をあげてもシティとは勝点差1…。1つも気を抜けない試合が続きます…。

  2. ペップの街 より:

    バイリーが急遽出場しましたがインターセプトもタックル数も1番でしたね
    こんな良いCBをずっと使わずCBが欲しいとは…

    —–
    リヴァプール、進化し続けてます。
    数年前までならモウリーニョのやり方でも優勝のチャンスはあったでしょうが。
    上位5チームの監督がプレミアのフットボールを根本から変えつつあるのではないでしょうか。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    あんだけ金使ってこれでははっきりいって
    モウリーニョはう⚪こ以下です

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    やはりユナイテッドが負けると記事が早いですね(^-^)/

  5. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    相性にあまり良くないモウリーニョのユナイテッドだったので、前半終了時点ではドローを覚悟してましたが、シャキリがやってくれました。ファビーニョもプレミアの水にだいぶ慣れた感があり、久々クラインも怪しいところもありましたが、さらにコンディション上がればSBにやや余裕が持てますね。この勝利は嬉しい一勝です!

  6. プレミアリーグ大好き! より:

    モウリーニョがダメな監督扱いされているのに未だに違和感…

  7. xof ybot より:

    デヘアが相変わらず強大な壁でしたが、二発ともディフレクションで届かないコースへと捩じ込むシャキリ、もってる男としか言いようがありません。

  8. プレミアリーグ大好き! より:

    戦術はともかく戦略は潤沢な資金+モウリーニョでファギー時代の憎たらしいまでの勝負強さを得ようとしたんでしょうけど…
    資金がある分、レッズの思い出したくもない暗黒期のようにはならないでしょうが、これからどう舵を切るんですかねユナイテッドは。

  9. まさやん より:

    更新お疲れさまです。
    珍しく予想が当たってしまいましたね。
    前半追い付かれた時はまたか・・・と思いましたが今年のレッズには、交代で流れを変えてくれる選手がいるのが大きいです。
    昨年までは交代で出てくる選手には期待できなかったのでシャキリ加入は本当に大当たりでした。
    しかしユナイテッドは覇気も感じられずビッグクラブという感じがなかったですね。
    レッズサポではありますが強いユナイテッドと戦って勝ちたいって気持ちがあるので少し複雑な気分です。

  10. C より:

    ゴール前に選手並べてとにかくスペースとシュートコースを潰す事に徹底し、実際最後の一手に欠いたリヴァプールは殆どの場面でシュートを選択せざるを得ない状況。36本ものシュートを撃ちながら、完璧に崩して決めたのが僅か1本という事実は、モウリーニョの想定内だったのではないでしょうか。
    しかしまぁ、なんという皮肉でしょうか。ゴールを守る為に並べたDFのディフレクションによって2点も決められるとは。もはやサンドバッグ状態だった故、そういう自体はある程度は予想出来ましたが、それでもあんな見事なコースのディフレクション2発は不運だったとしか言い様がありません。
    堅守を獲得し、運すらも味方につけた今季のレッズ。是非優勝して貰いたいものです。

  11. ペップの街 より:

    確かにモウさんは「あの2点はディフレクションだから」とコメントしてますが、昨夜の番組でベン・メイブリーが「枠内シュートをブロックすれば9割は枠外に行くだろうが、それでも1割は枠内に行く。だから20本打てば2点は入る可能性がある。レッズにあれだけシュートを許したら2点3点入る可能性はある」と論破してました。なるほどね。

  12. プレミアリーグ大好き! より:

    シュート本数33-8、枠内16-4で3点取って勝った去年のアウェーアーセナル戦を思い出します
    あの時との違いはモウリーニョからすれば全く不運なディフレクション、総失点数から見れば守備陣の劣化とも言えるでしょうが…
    枠内4本中3本決めて勝つモウリーニョのゲームプランが何故か今年だけ上手く行かなくなった要因は
    DFラインかそれともロッカールームか、はたまたルカクの不振なのか
    分からないものですね…

  13. ルーカスLOVE より:

    更新ご苦労さまです。
    前半終了時点ではまた引き分けかと思ってしまいました。
    2点目と3点目はディフレクションでデ・ヘアにとってはアンラッキーな側面もありましたが、ユナイテッドはボールを簡単にエリア付近まで運ばせすぎましたね。

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