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【Tottenham×Bournemouth】いつの間にか2位…補強ゼロのトッテナム、好調の理由。

エヴァートンから6発、ボーンマスからは5発…絶好調のトッテナムが、2試合連続の圧勝劇でプレミアリーグ5連勝を達成。補強ゼロのクラブが、王者マンチェスター・シティをかわす日が来るとは思ってもみませんでした。マンチェスター勢やアーセナルを苦しめた難敵ボーンマスから戦意を奪ったボクシングデーのゲームは、天晴れのひとこと。負傷したセルジュ・オーリエとフェルトンゲンを欠いたポチェッティーノ監督は、ダヴィンソン・サンチェスとトリッピアーを休ませるという余裕たっぷりの采配を見せ、就任以来最多となっていたプレミアリーグ前半戦の勝ち点を45に伸ばしました。

ロリスの前にはカイル・ウォーカー=ピータース、アルデルヴァイレルト、フォイス、ダニー・ローズの4枚。エリック・ダイアー、ワニャマ、デンベレがリタイアした中盤センターには、ハリー・ウィンクスとシソコ。デル・アリにも無理をさせず、エリクセン、ソン・フンミン、ルーカス・モウラ、ハリー・ケインでゴールを狙う布陣です。まずは、圧巻のゴールショーを振り返ってみましょう。

最初のゴールは16分。エリクセンが左足で放ったミドルシュートがレルマに当たり、逆を取られたベゴヴィッチが右隅に刺さるボールを見送る幸運な先制点でした。23分の2点めは、アルデルヴァイレルトのダニエルズにクリアされた後、素早く奪い返したカイル・ウォーカー=ピータースのお手柄でした。21歳の右SBが中央で待っていたソン・フンミンにつま先で送ると、ナタン・アケの股間を通したコントロールショットがベゴヴィッチの指先をすり抜けます。35分のゴールも、効果的なロングフィードがもたらした1発でした。ハリー・ウィンクスが右サイドに浮かしたボールにカイル・ウォーカー=ピータースが反応し、ダイレクトの折り返しを受けたルーカス・モウラが落ち着いて左隅に刺さるボレー。前半を3-0で折り返したスパーズは、後半もここぞというチャンスをゴールに結びつけました。

61分の4点めは、エリクセンが左サイドのハリー・ケインを走らせたカウンターが決まらず、やり直しになった後のコンビプレーでした。出しどころを探していたエリクセンが、ラインの裏に入ろうとしていたハリー・ケインを見つけて絶妙な浮き球をフィード。エースの今季プレミアリーグ12ゴールめは、後ろからの難しいボールを左足で捉えたストライカーならではのボレーでした。5点めは70分。ボックス左からドリブルで仕掛けてナタン・アケをかわしたハリー・ケインが、ベゴヴィッチの前でバランスを崩して尻もちをつきますが、後ろからフォローしたダニー・ローズに倒れたままでラストパス。左SBはボレーで決めようとしてボールを踏んでしまい、自らに腹が立ったのか、寝転んだまま顔を隠して悔しがっています。

このとき、チャンスは終わっていませんでした。ダニー・ローズのミスキックはハリー・ケインに戻っており、起き上がった10番は中央で空いていたルーカス・モウラにグラウンダーを通します。右足のシュートをベゴヴィッチが弾いてしまい、詰めたソン・フンミンが冷静に流し込みました。スパーズのシュートは10本で、ボーンマスより4本も少なかったのですが、オンターゲットは7対4。決定機をシュートミスで潰しまくったアウェイチームと、すべて活かしたホームチームの違いは、5-0というワンサイドゲームのような大差となって記録に刻まれました。

スパーズの好調を支えているのは、ポチェッティーノ監督の求心力とマネジメントだと思います。ハリー・ケイン、デル・アリ、ソン・フンミン、フェルトンゲンと、監督を慕う選手たちが続々と契約延長。アルデルヴァイレルトも更新の準備中と指揮官が認めており、出したくない主力で去就が不透明なのはエリクセンぐらいです。レギュラーとサブの選手の力量の差が小さいのがこのチームの特徴で、エリック・ダイアー、デンベレ、ワニャマ不在の穴はシソコとハリー・ウィンクスで埋め、ダヴィンソン・サンチェスとフェルトンゲンがいない時期も、フォイスとベン・デイヴィスでフォローしました。得意の若手抜擢はフォイスに留まらず、18歳のオリヴァー・スキップもプレミアリーグ4試合出場。外からの補強が無理なら下からとばかりに、戦力に幅を創出しています。

ここまで起用した選手の数は、レギュラー固定のチェルシーより7人も多い24人。全試合出場が5人もいるサッリ監督のチームに対して、ポチェッティーノ監督の手元にはひとりもいません。補強ゼロを言い訳にせず、ポジティブなメッセージで選手を鼓舞し続けたポチェッティーノ監督は、新スタジアムのオープン延期や負傷者続出などのアクシデントも嘆くことなく、よくぞチームを2位に引き上げました。補強した選手が力を発揮できず、6位に沈んだチームに苦言を呈していたマンチェスター・ユナイテッドのOBたちが、隣の芝生の青さを激賞しながら「あの監督が来てくれれば…」とうらやむ気持ちもわかります。ここまできたら、1月には補強を行い、プレミアリーグとカラバオカップの二冠をめざす体制を築くべきではないでしょうか。タイトル獲得のチャンスです。いかがですか、ダニエル・レヴィ会長⁉

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“【Tottenham×Bournemouth】いつの間にか2位…補強ゼロのトッテナム、好調の理由。” への5件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    スパサポの私としても期待以上の成績で個人的には逆にビビっています…(笑)
    新スタはいつまで経っても出来ないし補強もないしW杯の影響は大きく怪我人多発とネガティブな気持ちになっていましたが、アウェー戦が多かった前半戦でここまでやれたのならスタジアムが完成する(はず)の後半戦はもっとやれるはずと期待してしまいます!
    もちろん他のビッグ6の監督も素晴らしく手強いでしょうが、なんとかポチェにトロフィーをと願うばかりです。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    スタジアム完成が遅れて想定外の出費がかさむ中どこかからお金引っ張ってこないと補強なんて無理なのは確実
    あの会長にそこまでの甲斐性があるかどうか

  3. xof ybot より:

    冬の補強はあったら儲けもののような気がします。この状況で獲りたい選手を取って来たものならレヴィには恐怖すら感じますね…
    勿論人員整理で移籍して行く選手たちが出る可能性は否定できませんが。

  4. jpjtw より:

    2
    イライラしないでください。いつものグーナーさん。また順位下でイライラするのはわかりますが、、、

    ボチェにはあっぱれです、、ユナイテッドには行ってほしくないですね。

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    スパサポの私としても期待以上の成績で個人的には逆にビビっています…(笑)
    新スタはいつまで経っても出来ないし補強もないしW杯の影響は大きく怪我人多発とネガティブな気持ちになっていましたが、アウェー戦が多かった前半戦でここまでやれたのならスタジアムが完成する(はず)の後半戦はもっとやれるはずと期待してしまいます!
    もちろん他のビッグ6の監督も素晴らしく手強いでしょうが、なんとかポチェにトロフィーをと願うばかりです。

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