【Arsenal×Chelsea】ゴール前の厚みで勝るアーセナルが、セットピースを活かして2-0完勝!
4分にベジェリンが縦パスを通し、右に流れたラカゼットのグラウンダーに走り込んだのはオーバメヤン。プレミアリーグ14発のストライカーがいきなり先制と思いきや、フリーのボレーをミスしてしまいました。7分に左CKからジャカがゴール前に浮かすと、パパスタソプーロスの強烈なヘッドは右にアウト。アスピリクエタがニアに通した10分のアーリークロスは、アザールのボレーがポストの脇を抜けていきます。13分、左から蹴ったルーカス・トレイラのFKにコシールニーが頭から飛び込むと、立ちはだかったケパが肩に当ててCK。猛攻のホームチームが先制したのは14分でした。ショートコーナーからのベジェリンのクロスをボックス右でトラップしたラカゼットが、ペドロとマルコス・アロンソを強引にかわしてケパの肩越しにフィニッシュ。得意の形からの強烈な一撃がネットに突き刺さり、エミレーツにグーナーの叫びが響き渡ります。
17分、コヴァチッチからボールを奪い返したオーバメヤンが、リュディガーをフェイントで振り回して左足で狙いますが、角度が厳しくなった一撃はケパがセーブ。18分にダヴィド・ルイスのロングフィードが飛び出したペドロに通り、ニューカッスル戦の先制点の再現かと身を乗り出すも、ループシュートは右に逸れてイーブンに戻せません。ポゼッションはチェルシーですが、アーセナルはファイナルサードに入るスピードで上回っています。35分にカンテとコヴァチッチが仕掛けたカウンターは、コシールニーのクリアで終了。37分、コラシナツのクロスに合わせたオーバメヤンのオーバーヘッドが右のポストをかすめ、エミレーツがどよめきます。
39分のガナーズの追加点は、キックの精度が高いセットピースからでした。ルーカス・トレイラが逆サイドのコラシナツを狙ってFKを蹴り、SBが落としたボールをパパスタソプーロスが中央へ。ラインの裏でフリーになったコシールニーが執念で肩に当て、ボールは右のサイドネットに吸い込まれました。44分にCKを叩いたマルコス・アロンソのヘッドはポストにヒット。左SBの「Hit Woodwork(ポストやバーにシュートが当たること)」は今季7度めで、同僚のウィリアンを2つ上回りプレミアリーグNo.1です。アウェイチームのアタックを冷静にクリアし続けたガナーズが、2点をリードしたまま後半に突入。50分までのチェルシーのラッシュは、ガナーズ守備陣がボックスにこもって必死に掻き出し続けました。
ウィリアンが左サイドを突破した56分のチャンスは、折り返しを左足で引っかけたペドロのボレーがクロスバーの上。ブルーズが圧倒的に押し込み、ガナーズはプレミアリーグの下位クラブのようにひたすら体を張ってしのいでいます。先に動いたのはサッリ監督。63分にコヴァチッチをロス・バークリーというお決まりのチョイスです。コラシナツがボックス左を崩した決定的なシーンはグラウンダーが通らず、波状攻撃もラストパスを跳ね返されました。エメリ監督は、67分にラカゼットとラムジーを下げ、メートランド=ナイルズとイオビを投入。サッリ監督はウィリアンを諦め、今季プレミアリーグ1ゴールのジルーで勝負です。膝を痛めて担架で運ばれたベジェリンは、すぐには戻ってこられないでしょう。代わったエルネニーが中盤に入り、メートランド=ナイルズが右サイドです。
77分に右からドリブルで上がったアザールは、左足でミドルを放つも枠にいかず。80分にペドロが下がり、カラム・ハドソン=オドイがウイングに入ります。82分のマルコス・アロンソの高速クロスは、レノがセーブ。6分の追加タイムはチェルシーのポゼッションを眺めるだけの時間で、レノが慌てるシーンはありませんでした。ポゼッションはチェルシーが65%、しかしシュートは13対13。ジョルジーニョは攻撃に貢献できず、ジルーも沈黙したブルーズは、オンターゲット1本では2-0完敗もやむをえません。ゴールに迫る道筋が明確だったチームがセットピースを活かし、敗者は遠めからのシュートを外し続けて終わりました。
グーナーのみなさん、おめでとうございます。序盤の獰猛なアタックには絶対勝つという気迫が感じられ、ラカゼットが早い時間に決めてくれたことで、その後のチェルシーの仕掛けに冷静に対応することができました。ラムジーがジョルジーニョのよさを消し、中盤と前線の分断に成功。ボックスに侵入する人数が少ないチェルシーの薄いアタックを中央でカットするというシンプルな守り方に集中できたのも、クリーンシートで勝てた理由のひとつでしょう。マンチェスター・ユナイテッドがプレミアリーグ6連勝を決めたため、4位から6位までが勝ち点3のなかに収まる熾烈なCL兼出場争いとなりました。最も苦しいのは、アウェイの上位対決を3つも残しているチェルシーです。
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実質ストライカー不在や慢性的な得点力不足、対策された戦術、スタメン固定での選手の疲労等、負けた要因はいくらでも挙げられますが、なんといってもサポーター含めアーセナルのテンションが凄かったの一言に尽きると思います。まさにエミレーツに飲まれたって感じでした
チェルシーは相変わらずST問題の解決と、対策され尽くしたポゼッションサッカーをどうするかが今後の鍵ですね。何でもかんでもポゼッションじゃなくて、シティ戦のようにボールを回しつつ堅守速攻を織り交ぜた方が今のスカッドなら通用すると思うんですけどね。今のサッカーだと素人目に見ても停滞感が凄い…泣
日本とイングランドでは雰囲気も違うでしょうから一概に言えませんが「今日の試合を落としたらヤバいぞ」という共通認識がチームにあったのではないでしょうか。
こういうタイミングで集中した試合を見れた事はとても嬉しいです。
(可能であれば途中交代であったとてしてもエジル問題の進展も見たかったのですが、ベジェリンのアクシデントがあったので仕方ないかと我慢)
相方様のレポートを読むのが楽しみです!
不穏な空気が漂うアーセナル、嫌な予感しかなかったのに、やってくれました!!
ラカゼットとラムジーが効いていた!
ラムジーは本当にユーベ確定なのか?
エジルをだして、ラムジーを残すべき。
ベジェリンの膝は心配です、復帰直後に気合い入れすぎたのかな?良くやれていたのでショックですね。
コシルニーも試合勘が戻ってきてますね、チェルシーの攻撃に一時の凄味がないのもありますが、集中してさばけていましたし、ゴールも狙いに行ってて頼もしいです。
ナスリショックから立ち直らせてくれる好ゲームのでした。
↑ほんとエジル嫌いだなw
CL権争いが面白くなりましたね
だからもう分かってるでしょ。2トップにトップ下を置く形でいいんじゃないの?ラカのスーパーゴールにオバのスーパーゴール未遂連発(笑)。相手からしたって一番嫌だと思うけど。ラムジーもやりやすそうだったし(虚)。
気になったこと2点
①ベジェリンの守備
この試合、明らかにオーバーラップを抑えてましたね。そのことが守備の安定につながっていたと思いました。上がらずにフィードを通す。いくつかいい形を作ってたのが面白かった。
②トレイラのポジション
また少し前目で使われていた。能力は高いしそれなりにこなすんだろうけど、得策には思えない。彼のボール奪取能力は深めの位置でこそ生きる。と思います。
この試合で「さすがエメリ」とはならないよ。
むしろこういう試合ができるのにちょいちょい見せる塩試合は何なのかと。
補強してもらえない、自分好みの選手がいない、とどっかの時代遅れワンみたいにニャーニャー言わなくていいから。
今いる選手の能力を使い切ることを考えてくれよ、ウナイ。戦術家なんだろ?
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また久々に震えました。やればできる以上、なぜいつもできないのとなりますが、とにかくすばらしかった。ツートップの守備もすさまじく、パパってこんないいDFなんだと気付かせてもらいました。
スパーズ、チェルシーとロンドンダービーを完勝。どちらもエジル元気なら抜きで。
ベジェリンがケガする前から最後のアップをしてたのはえるねにー1人だったように見えたので、この展開で使う予定はなかったのでしょう。
さぁ、これからがホントの勝負。最後まで楽しませてくれ。COYG
サッリはメンタルを問題視してましたけど、まあメンバー固定で競争がないとなればそうなるよなって感じですね…。
タッチ数に関しても言ってたけど、ウィリアンは個人技はいいけどボール持ちすぎで周りを上手く使えてないし、正直オドイの方がシンプルにプレーできてるので競わせてもいいと思うんですけどね、エメルソンとアロンソとかも。
システムもジルー入れたら4231にするとか変更あってもよさそうだけど変える気は無さそうだし、だったら選手をもうちょっと上手くローテーションさせながらやって欲しいですね…。