【MAN.CITY×Chelsea】圧巻マン・シティ、アグエロの連続ハットトリックで6発圧勝!
チェルシーがアグレッシブに仕掛ける立ち上がり。2分にアザールが左から仕掛け、イグアインにグラウンダーを通すと、シュートはジョン・ストーンズがブロック。直後に中に持ち込んで放ったイグアインの2発めも、ジョン・ストーンズが冷静にストップしました。4分、マン・シティが最初のアタックで先制します。FKのキッカーはデブライネ。右から上がったベルナルド・シウヴァにスルーパスを入れると、グラウンダーはダヴィド・ルイスの足にヒットしてファーに転がります。これに走り込んで右足でネットを揺らしたのは、ラヒム・スターリング!勢いに乗った昨季プレミアリーグ王者はサイドで圧倒し、8分にも決定機を創ります。
左サイドでスターリングがデブライネに短いスルーパス。折り返しをもらったベルナルド・シウヴァは打てないと判断してボックス左にまわり込み、速いグラウンダーをファーポスト際に流します。アグエロは無人のゴールにプッシュするだけでしたが、まさかのタッチミスで右にアウト。今季プレミアリーグ14ゴールのエースらしからぬプレイでした。12分、フェルナンジーニョを置き去りにしたアザールが3人をかわしながら左に流れ、ニアを狙った一撃はエデルソンがキャッチ。マン・シティの2点めはこの直後でした。ジンチェンコがリュディガーのチェックから逃げてアグエロに預けると、10番はカンテとジョルジーニョのマークをものともせず、右足のミドルをゴール右上に突き刺しました。
もはやワンサイドゲーム。アグエロは19分にもチームの3点めをゲットします。左サイドから中央に持ち込んだジンチェンコがチップキックでゴール前に浮かすと、ダヴィド・ルイスのクリアの落下点にいたロス・バークリーは、ヘッドで送ったバックパスをアグエロにさらわれてしまいました。左足でクロスに転がしたボレーがサイドネットに吸い込まれ、チェルシー守備陣は呆然。マン・シティの猛攻は止まりません。25分、スターリングが左から入れたボールをアグエロがワントラップで叩き、リュディガーのブロックのこぼれ球がギュンドアンの足元に転がると、ダイレクトショットが右隅に決まって4-0。試合の興味は「プレミアリーグ最強王者が何点獲るか」にシフトしています。
27分、縦パスを収めたイグアインが、2人に囲まれながらヒールで流すと、GKと1対1となったペドロのフィニッシュはエデルソンが体に当ててストップ。ゲームをスローに落としたマン・シティは、カウンター狙いにギアチェンジしています。弛緩した空気が漂うエティハド。35分に左サイドから突破を図ったスターリングは、カンテがシュートを打たせません。38分、胸トラップから放ったイグアインのミドルシュートは、ジョン・ストーンズがクロスのコースを切ってエデルソンにセーブさせました。前半はこのまま4-0。チェルシーは、ひとつひとつ返していくしかありません。
後半も、マン・シティの速いアタックが目を引く展開。50分の左からのCKは、クリアを拾ったカイル・ウォーカーが左のデブライネにロングパス。ロス・バークリーを軽くかわしたプレーメイカーが左足で中央に上げると、アグエロのヘッドがクロスバーを叩きました。55分、スターリングに抜かれかけたアスピリクエタが腕をとって倒してしまい、PKを献上。アグエロが右隅に流し込んで2試合連続ハットトリックを達成し、アラン・シアラーの持つハットトリック11回のプレミアリーグレコードに並びました。58分のデブライネのFKは、ケパがパンチ。スターリングとアグエロで仕掛けたショートカウンターは、左からボックスに入ったエースの左足シュートがニアに外れました。
63分にアザールの左足シュートがニアに外れると、アグエロが下がってガブリエウ・ジェズスが登場。ロス・バークリーをコヴァチッチに代えていたサッリ監督は、ペドロをロフタス=チークにスイッチしました。68分、デブライネに代わってマフレズ。マルコス・アロンソのイエローカードに、エティハドの観客はノーリアクションです。サッリ監督の最後のカードは、73分にマルコス・アロンソをエメルソン。この試合を何とかするためではなく、今後のための慣らし運転でしょう。74分、スターリングが中央を切り裂いたカウンター。左でラストパスを受けたガブリエウ・ジェズスのシュートは、ケパがコースを切ってCKに逃れました。
75分のフェルナンジーニョをダヴィド・シルヴァは、ペップの勝利宣言。エメルソンのFKは壁の間をすり抜けますが、エデルソンが落ち着いてキャッチします。80分、ダヴィド・シルヴァのスルーパスで左サイドのジンチェンコがフリーになり、ダイレクトで入れたグラウンダーをスターリングが押し込んで6-0。最後はマンチェスター・シティがボールをまわして時間を遣い、圧勝劇をクリーンシートで締めました。
サネ、ダヴィド・シルヴァ、オタメンディといった昨季の主力をベンチに置いてもこの強さ。ベルナルド・シウヴァは今やチームの心臓ともいえるオールラウンドな働きを見せており、ギュンドアンのパスとシュートのセンスにも思わずため息が漏れます。アグエロはさすがの3発、スターリングはアスピリクエタをスピード勝負で翻弄。チェルシーはインサイドMFとウイングを自由にさせ過ぎ、スルーパスでボックス脇を取られて窮地に追い込まれてしまいました。ロス・バークリーは勝てるメンタルではなく、ジョルジーニョは機能せず、CBコンビは冷静さをキープすることができませんでした。
勝者は満を持してチャンピオンズリーグに臨み、プレミアリーグ6位に転落した敗者はマンチェスター・ユナイテッドとのFAカップに向けて、気持ちを切り替えなければなりません。予想外のワンサイドゲーム。未だ興奮冷めやらず、しばらくは眠れそうにありません。
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鬼スケジュールの三連戦を無事快勝で乗り切れてよかったです。
ニューカッスルに負けたのが後々響きそうですが。。
更新有難うございます。
今日のサッリのチームはシティにシーズン初めての土をつけたあのチームではありませんでした。
先制点の場面、ベルナルドシルバの抜け出しをチェルシーは誰もケアすることができず後手に回ってしまいました。その後もスピード、球際、集中力、全てにおいてホームチームがやや上回り結果として大差がついてしまいました。
タイムアップ後に握手を求めるペップから逃げるように去っていったサッリ。心中穏やかではなかったでしょう。
更新ご苦労様です。
アウェイ席で現地観戦してきました。まさかこんな展開になるとは思っていなかったので辛いです。静かで有名なエティハドのホーム席を茶化した定番の"Shall we sing a song for you?"というチャントで盛り上がっていたアウェイ席ですが、失点を重ねるうちに静かになり同じチャントをシティファンから浴びせられる始末。カウンターを仕掛ければもっとチャンスがあったかもという思いと、いまの戦術を洗練させるために必要な代償なのかという思いが交錯した複雑な思いのロンドンへの帰り道です
4位争いも熾烈を極める中、チェルシーは得失点差のアドバンテージを失ったのが地味に痛そう。スパーズは強いですね。普通のシーズンなら優勝でしょう。
サッリは今シーズンCL圏取れないなら解任したほうがいいと思いますね。
あまりにも戦術に柔軟性がなさすぎます。
クロップやペップも1年目は良くなかったから我慢すべきって意見も見ますが、クロップはシーズン途中からの就任でしたしそれでもEL決勝までは導いてるし、ペップも1年目からCL権を獲得できています。
あれだけユナイテッドで批判されたモウリーニョですら初年度からEL含めて2冠を達成していますしね。
今季CL権取れずに来季もサッリのために投資を行うのはリスクが大きすぎると思います。
まあ無能だけど損切りだけはうまい飴のフロントが解任しないなんてありえないとは思っていますが。
現地で観戦されたJoeさん、羨ましい限りです。アウェイサポーターとしては辛い結果でしたね。
サッリにとっても正念場の1戦でしたが、厳しい結果に。仮にカラバオカップ獲ってもトップ4逃すと厳しいですかね。
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良いところが全くなく、きっとチェルシーでのキャリアを諦めた選手が何人もいたに違いない敗戦。基本的に監督の継続支持ではありましたが、ちょっと交代(ゾラ昇格?)を考えないと受け入れられない厳しさがありますね、、、