【Liverpool×Tottenham】ラスト5分の明暗…ロリス痛恨のファンブルでリヴァプールが勝ち点3!
キックオフから攻勢はリヴァプール。クロップ監督はいつものベンチから、退席処分のポチェッティーノ監督はスタンドから戦況を見つめます。4分に右から打ったサラーのミドルは枠にコントロールできず。6分のスパーズのカウンターは、ドリブルで上がったエリクセンが左に流れたルーカス・モウラにスルーパスを入れますが、アーノルドが戻ってスライディングでクリアします。11分、ルーカス・モウラが軽快なステップで左から仕掛け、ハリー・ケインとのパス交換からシュートを狙うもレッズ守備陣がコースをカット。後ろにいたシソコがこぼれ球を叩くと、ボールはポストの右に逸れていきます。3トップに縦パスが入らないレッズ。最初の15分は、スパーズペースといっていいでしょう。
ところが16分、シンプルなアタックでレッズが先制します。ヘンダーソンが左のロバートソンに展開すると、アーリークロスが中央へ。CBの間に走り込んだフィルミーノが、教科書通りにヘディングを叩きつけてロリスの脇を抜きました。18分、またもロバートソンが速いクロスをフィード。ダヴィンソン・サンチェスのクリアの落下点にいたアーノルドがボレーで左隅を狙いますが、惜しくもポストぎりぎりを抜けていきました。ロバートソンがニアのサラーを使った20分のアタックは、ボックスの手前から放ったマネのシュートが右にアウト。いつの間にか、レッズが主導権を握っています。フィルミーノが空き始め、スパーズ守備陣が後手を踏むシーンが目立つようになりました。
33分、ミルナーのパスをルーカス・モウラがインターセプトし、エリクセンとのワンツーで上がったデル・アリが強烈なミドル。これはアリソンの頭上に浮いてしまいましたが、プレミアリーグ屈指のプレーメイカーたちが仕掛ける速攻は迫力があります。右から崩しにいった37分のレッズは、フィルミーノが左に出した速いパスをマネがトラップしてシュート。右足でカーブをかけた一撃にロリスは反応できなかったものの、ボールは曲がり切らずにポストの脇に消えていきました。前半は1-0。プレミアリーグ17ゴールで並んでいるハリー・ケイン、サラー、マネは、シュートを枠内に打てていません。
47分、シソコのパスで前を向いたエリクセンのミドルはクロスバーの上。49分のレッズのショートコーナーは、右サイドのミルナーがファーに浮かしたボールをファン・ダイクが頭で合わせますが、こちらも枠内に収められません。54分、ヘンダーソンが右で空いていたミルナーにサイドチェンジ。クロスに飛び込んだフィルミーノのヘッドは、ファン・ダイクと同じコースを辿ってゴールキックです。56分、ダニー・ローズのパスをボックス左で受けたハリー・ケインが、ファン・ダイクをかわして左足シュート。アリソンが弾いたボールにエリクセンが詰めますが、ロバートソンが足に当ててCKに逃れました。
59分、フィルミーノの自陣からのスルーパスが前線に通り、サラーがドリブルでボックスに持ち込みますが、最後の砦となったアルデルヴァイレルトが左足のシュートをブロック。フェルトンゲンを左SBにまわし、4バックにシフトした後半のスパーズは、ダニー・ローズとエリクセンが左右で脅威となっています。アーノルドのパスカットからミドルを放ったサラーは、浮いてしまった弾道を確認して俯いています。スパーズの最初のカードは、69分にダヴィンソン・サンチェスをソン・フンミン。スパーズの同点ゴールが決まったのは、この直後でした。
70分、倒されたハリー・ケインがすぐさま右に蹴った長いFKが、決定的なシーンを創りました。トリッピアーのトラップは完璧。ニアに入り込んだエリクセンが中に転がし、フリーで走り込んだルーカス・モウラが左隅に蹴り込みました。1-1となり、レッズの猛攻がスタート。ヘンダーソン、ミルナーやSBがミドルレンジでフリーになるシーンが増えますが、シュートでロリスを慌てさせることができません。クロップ監督は、77分にミルナーとヘンダーソンに代えてオリギとファビーニョ。サラーとマネを前線に並べる4-4-2で勝負です。
85分、ハリー・ケインのパスがソン・フンミンに通り、カウンターを発動させたスパーズ。ソン・フンミンとシソコに対してファン・ダイクひとりという決定的なチャンスでしたが、プレミアリーグ屈指のCBがパスコースを切りながらシソコを追い込み、力んだシュートをバーの上に打たせました。87分の速攻は、デル・アリが左隅に放ったコントロールショットが惜しくも外。再三のピンチを脱したレッズは、90分の左からのCKでゴールをもぎ取りました。クリアを拾ったロバートソンが左のアーノルドにつなぐと、ダイレクトのクロスがファーのサラーへ。ヘディングシュートをロリスが弾いてしまい、アルデルヴァイレルトの足に当たったボールがゴールに転がりました。
スパーズはエリクセンをジョレンテ、レッズはサラーをデヤン・ロブレン。アンフィールドの大声援に鼓舞されたレッズは、4分の追加タイムを気迫のこもった守備で耐え抜きました。勝負は僅差、しかし結果は天国と地獄。プレミアリーグ11戦連続負けなしのリヴァプールは暫定首位に立ち、直近5試合を1分4敗の泥沼スパーズはマンチェスター・ユナイテッドに勝ち点で並ばれました。
クレバーな守備でピンチをしのいだファン・ダイクに対して、ロリスは痛恨のファンブル。明暗分かれたラスト5分は、赤と白のスコアが入れ替わっていてもおかしくなかった手に汗握る攻防でした。フィルミーノのファインゴールが遠い昔のように感じられる濃密な時間。勝者だけでなく、敗れたスパーズも称えたいと思います。プレミアリーグのシックスポインターらしいナイスゲーム、優勝をめざすレッズにとっては大きな前進。ミッドウィークにプレミアリーグのゲームが2つもあるマン・シティに対して、クロップ監督のチームはすべて週末です。
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早速の更新ありがとうございます。
正直諦めかけました。それだけスパーズが凄すぎて、、、。こんな勝利もあるんですね。諦めてはいけないというゲームでした。ダイクの守備は最高でした!シティが強く、レッズにとって厳しいゲームが続きますが優勝したいですね。
ダイク半端ない…泣
しかし次はやっとホームでやれる事だし、ポチェも帰ってくるのでまた良い試合が出来るはずです。CLもリーグ戦も来季に繋がるような試合をして欲しいですね。
スパーズのカウンターをファンダイクが一人で止めたシーンが今日のハイライトですね
パスコースを切りながら絶妙なポジショニングでどちらにもなんとか対応できるようにしてローズはシュートを選択せざるを得なくなってしまった感じですね、しっかりシュートもコースを切りに行ってたしファンダイクはすごすぎます
今季のリバプールは運も味方してますね
日程も有利ですしこれで優勝できなかったらいつできるのか
リバプールが優勝すれば最優秀選手はファンダイクで間違い無いですね
かなり白熱した好ゲームでした。スパーズも低調とはいえ、強力なチームでした。焦りの表情が見えるサラーに対して何度もチャントを送るアンフィールドの雰囲気はナイスでした。トップ3枚残してオリギを入れたのはクロップには珍しくかなりバクチでしたが、ファンダイクが神がかってました。勝ててほんとに良かった。
ダイクがロングボールに胸トラで対応してるのマジで意味わからん
ロリスは定期的にミスしてますね
間違いなく良いGKですが