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【Watford×Arsenal】オーバメヤンの珍ゴールと1発レッド…10人に押されたアーセナル、辛勝!

勝てば4位、負ければ6位。マンデーナイトのプレミアリーグ34節は、アーセナルにとって重要な一戦です。ワトフォードの根拠地ヴィカレージ・ロード。エメリ監督は、ラカゼット、エジル。メートランド=ナイルズをベンチに置いています。GKレノ、DFムスタフィ、マヴロパノス、コシールニー、モンレアル。中盤センターにルーカス・トレイラとジャカ、2列めにムヒタリアン、ラムジー、イオビ、トップにオーバメヤンといった構えでしょうか。21歳のCBマヴロパノスは、今季プレミアリーグ初先発。ディーニーやウィル・ヒューズが獰猛にゴールを狙うホームチームの序盤の猛攻は、レノの前に頭数を集めて何とか耐え抜きました。

10分、ヤンマートをチェイスしたのはオーバメヤン。GKへのバックパスを追いかけるのをぼんやり見ながら、快足ストライカーのチャージがまさか間に合うとは思いませんでした。ゆったりしたトラップから蹴ったフォスターは、オーバメヤンの左足に当たってゴールに飛び込んだボールを見て呆然としています。ガナーズのエースがプレミアリーグ18発めを決めた直後、ディーニーがルーカス・トレイラに肘打ちをかまし、一発レッドを喰らってピッチを去りました。

騒然とするヴィカレージ・ロード。ワンサイドゲームになるかと思いきや、果敢に攻めているのは10人のワトフォードです。いつもと違うメンバーのガナーズは、戦い方を確認する暇を与えられず、黄色と黒のシャツが仕掛ける速い攻撃を最終ラインでカットするのが精一杯。ようやく反撃に出た17分、左からイオビが上がってニアにグラウンダーを入れると、オーバメヤンのボレーはキャスカートがブロックします。20分に左サイドで得たワトフォードのFKは、カバセロが競ったこぼれ球をキャスカートが直接叩きますが、レノが左に弾くビッグセーブでCKに逃れました。

23分、アンドレ・グレイが左サイドでマヴロパノスを潰し、ボックスに侵入すると、ドゥクレへのラストパスはモンレアルが冷静にクリアします。26分、左から斬り込んだイオビの最初のシュートはCBに当たり、こぼれ球を叩いた2発めはフォスターがセーブ。32分にカプェが蹴った直接FKは、レノが素晴らしい反応で左に弾き出しました。38分、ラムジーのロングシュートは右にアウト。ワトフォードの出足のよさが目立ち、アーセナルがひとり多いと思えなかった前半は、0-1で終了しました。エメリ監督は、ハーフタイムにルーカス・トレイラを下げてエジルを投入。攻めに厚みを持たせようとしています。

後半に入り、中盤でパスがまわるようになったアーセナル。53分、イオビが出した高速グラウンダーにオーバメヤンが飛び込みますが、差し出した足は届かずボールはファーポストの外を抜けていきます。57分、イオビが縦に突破したカウンターは4対2の決定機。左からの浮き球をフリーで叩いたミキは、足元に飛び込んできたフォスターに阻まれました。1分後、左サイドを突破したエジルがニアにラストパスを通すも、ミキのボレーはポストの左。エメリ監督がマヴロパノスを下げてグエンドゥジを入れると、ハビ・グラシア監督はキコ・フェメニアをアイザック・サクセスにチェンジしました。

62分、ドゥクレのパスを受けたマシナが左から放ったロングシュートは、クロスバーにヒット。エジルが入ってからは、イオビとミキがいい形で持てるようになり、左右からきわどいクロスが入り続けています。68分、エメリ監督の最後のカードはラムジーをメートランド=ナイルズ。74分にミキが右から蹴った高速グラウンダーは、ニアに飛び込んだオーバメヤンのボレーが枠にいきませんでした。メートランド=ナイルズがグエンドゥジを縦に走らせた78分のチャンスは、グラウンダーがファーのイオビに流れ、落としを受けたジャカのコントロールショットをフォスターがキャッチします。

ワトフォードが決定機を迎えたのは81分でした。最前線でアイザック・サクセスが競ったボールがラインの裏に落ち、アンドレ・グレイがフリー。レノをかわしたアタッカーが枠に流し込めれば同点でしたが、メートランド=ナイルズが体を張ってクリアし、絶体絶命のチームを救いました。88分、イオビが左から柔らかいパスをオーバメヤンに通すと、キャスカートをかわしたエースの一撃は左に逸れていきます。追加タイムのワトフォードの猛攻をしのいだアーセナルが、オーバメヤンのゴールを守り切ってプレミアリーグ4位に浮上しました。

SBに詰めていた選手が、バックパスを追いかけてGKのキックを引っかけるとは…。オーバメヤンの身体能力と突然のレッドカードに驚かされた80分後、2つの事件の余波を引きずったまま勝負は決しました。ワトフォードが11人だったら…と想像してしまう0-1。中央の守備を落ち着かせ、サイドで優位を築こうと腐心したエメリ采配が実ったといっていいでしょう。プレミアリーグ後半戦のアウェイゲームを1勝1分4敗、ELのノックアウトラウンドでも敵地で全敗のチームが、ようやくアウェイで今季初のクリーンシートを達成しました。ひと息ついたものの、残り5試合のうち敵地が3つ。ウルヴス、レスター、バーンリーですか。今日の出来を見る限りでは、無傷でTOP4フィニッシュとはいかないのではないかと思われますが、果たして…!

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“【Watford×Arsenal】オーバメヤンの珍ゴールと1発レッド…10人に押されたアーセナル、辛勝!” への4件のフィードバック

  1. デリック より:

    ディーニーがいたらと考えるとゾッとします。
    ここまでアウェイに弱いのってなんでなんですかね?不思議です。
    とにかくこの一勝は相当でかい!

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    フォスターがもっと早く蹴り出せば、、、と思いましたが
    このようなゴールもあるんですね。ディー二退場で一方的なゲームと思いましたが、苦戦しましたね。ただ今のガナーズはどんな形にせよアウェイで勝ち切るというか結果で十分なのではないでしょうか。ますます3ー4位争いが面白くなってきましたね。

  3. トマシュ より:

    Cojones退場。笑かしてくれるな、ほんと。

    オバメヤンさまさまでした。あの執念の泥ゴールがCojonesのイライラに繋がったってのもあるんじゃないかしら。

    トレイラをエジルに変えたのが非常に面白いと思いました。エジルのパフォには不満しかないけど。どういう意図だったかエメリに聞きたい。スタジアムの雰囲気をコントロールしようとしたのか?だとしたら凄い。

    コシはマブロとのコンビに加えコロコロ変わる守備のフォーメーション、大変だったろうと思います。

    レノ、いくつもいいセーブを見せてくれた。CSおめ。

    運もしこたまあったけど3pts。とにかくよかったです。

  4. ねぎそば より:

    エジルを批判している人がいる事に驚きます。ナポリ戦のプレーの方が凄かったけど、エジルは良かったと思います。試合は苦戦しましたが、選手個々を見ればそこまで悪くはなかったです。出場した選手で唯一酷かったのはムヒアリアンでした。一生懸命プレーしていますが、なんだか空回りしているのか、ゴール前で冷静さを欠いていました。とにかくシュートが酷かったし、エジルにパス出した方がいい場面でもエジルの存在にすら気付いてないですし。周囲の選手と状況が理解出来ない状態でした。良い時はもっと周りが良く見えているのですが。
    トレイラはブーイングのせいなのか、冷静さを失ってイライラしてたし、前半で交代は妥当だと思いました。退場で3試合出場停止処分明けの試合で、また退場したらヤバイとエメリが思ったのでしょう。

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