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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ミドル、ボレー、FKとスーパーショット連発!週末のプレミアリーグの14ゴールまとめ!

スタンドは無観客、シャツの胸にはNHS(国民健康サービス)のワッペン、背番号の上には人種差別に抗議する「Black Lives Matter」のメッセージ。6月17日のプレミアリーグ再開から初めて迎えた週末は、今までと違うビジュアルと空気を味わいながらの観戦となりました。サポーターたちのチャントや絶叫が聞こえないスタジアムにはもの足りなさを感じながらも、ピッチの上はいつものプレミアリーグ。ゴールシーンはどれもエキサイティングで、何度リプレイを見てもテンションが上がります。フライデーナイトのノリッジVSサウサンプトンから始まった6試合の全14ゴールをおさらいしましょう。

キャローロードに乗り込んだセインツは、後半に3発を固めてクリーンシートの完勝でした。49分に、ボックス入口にこぼれたボールを右隅に蹴り込んだのはダニー・イングス。今季プレミアリーグ16ゴールのエースは、タイミングもコース選択もパーフェクトでした。気落ちしたホームチームは、54分にカウンターを許してしまいます。レドモンド、ダニー・イングスとつながったボールが右に流れると、中央に斬り込んだアームストロングが左足でニアにコントロール。ダメ押しの3発めも自陣からの速攻です。79分にダニー・イングスが右から上がったオバフェミを浮き球で走らせ、中央から上がったレドモンドにパスが通ると、ゴドフリーをかわした22番が冷静に右隅に流し込みました。

セインツがプレミアリーグ残留を決定的にした40分後、マンチェスター・ユナイテッドの堅守をひとりでぶっちぎったのはベルフワインです。フレッジとマグワイアをまとめて抜き去ったウインガーが右から放った強烈な一撃は、正面で受けたデ・ヘアが弾き切れずにネットに刺さってしまいました。「最も過大評価されてきたキーパー」というロイ・キーンの酷評はともかく、外に弾き出してほしいシーンではありましたが、単独突破に成功したオランダ人には拍手を送りたいと思います。レッド・デヴィルスの同点ゴールは81分。巧みなステップでエリック・ダイアーを抜いてファールを誘ったポグバはパーフェクトでした。ブルーノ・フェルナンデスのPKが左隅に突き刺さり、CL出場権をめざす両者は痛み分けのリスタートとなりました。

土曜日のランチタイムキックオフは、ワトフォードVSレスター。3位と17位の対決は、見てよかったと思える激戦でした。先制は90分、サイドチェンジをトラップして迷わず左足を振り抜いたチルウェルのスーパーショット。ファーのサイドネットに届いた一撃で勝負ありかと思いきや、追加タイム3分のCKでワトフォードが勝ち点1を取り戻します。カバセレの足に当たって浮いたボールをバイシクルで叩き込んだのはクレイグ・ドーソン。今季プレミアリーグ初ゴールは、「残留を決めたターニングポイント」と振り返る貴重な1発となるかもしれません。

ブライトンの本拠地アメックスで戦ったアーセナルは、ニコラ・ペペのゴールで勝ったと思ったのですが…。68分にボックスの右コーナーで切り返しを入れ、ファーのサイドネットに収めた左足のシュートは文句なし。チャンスがなかったブライトンは必死の反撃を始め、7分後のCKで同点に漕ぎ着けました。ニアでモペイが絡んだボールをホールディングがクリアしようとすると、ルイス・ダンクがぎりぎりで足に当てて押し込みました。ドローかと思われた95分、マック・アリスターが左から入れた斜めのパスをコノリーが軽く浮かし、ムスタフィを振り切ったモペイがフリー。GKマルティネスの脇を抜いたシュートはニアポストをかすってゴールに吸い込まれ、ブライトンはアーセナル相手にダブル達成です。

ウェストハムを0-2で下したウルヴスのゴールシーンも美しいのひとことです。73分の先制ゴールの立役者は、9分前にピッチに入ったばかりのアダマ・トラオレ。2タッチでフォルナレスとクレスウェルをかわして浮かしたクロスは、ファーで待っていたラウル・ヒメネスの頭にぴったりでした。84分の追加点は、ペドロ・ネトのスーパーボレー。ドハーティーの柔らかいクロスがファーに落ちると、左足の甲で捉えた強烈なシュートがファビアンスキの指先を抜けていきました。

土曜日最後の一戦は、ナイトゲームとなったボーンマスVSクリスタル・パレス。12分のミリヴォイエヴィッチのFKは、壁を越えて左隅に吸い込まれる完璧な弾道。24分の2点めもセットピースで、FKを蹴ったファン・アーンホルトがクリアを拾った後の二次攻撃で左サイドを抜け出し、ファーから中央にポジションを変えたアイェウにきれいなグラウンダーを通しました。以上、14発。ベストショットはチルウェルか、ペドロ・ネトか、ミリヴォイェヴィッチも捨てがたい…。やっぱり最高です、プレミアリーグ!


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“ミドル、ボレー、FKとスーパーショット連発!週末のプレミアリーグの14ゴールまとめ!” への1件のコメント

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    凝縮されたレポートありがとうございます。
    戻ってきましたねプレミアリーグ。
    私もついつい、ワトフォードvsレスターにハマーズvsウルブズを観てしまいました。
    普通に面白く楽しめました!

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