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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Brighton×Liverpool】圧巻サラー、2ゴール1アシスト!リヴァプールが30勝の大台に到達!

前節のアストン・ヴィラ戦は、相手を下回るシュート数に留まり、終盤の2発で辛勝。プレミアリーグ史上最多の33勝をめざすリヴァプールは、ブライトンとのアウェイゲームで今まで見せてきた強さを取り戻すことができるでしょうか。クロップ監督の11人には、ロバートソンとマネがいません。GKアリソン、最終ラインはアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ネコ・ウィリアムズ。中盤にワイナルドゥム、ナビ・ケイタ、ヘンダーソン、前線はサラー、フィルミーノ、チェンバレン。前線からのチェイシングでブライトン守備陣をゴール前に追い込んでいたレッズは、4分に最初のチャンスをつかみます。

アーノルドのクロスのクリアがフィルミーノの足元に入り、左隅を狙ったシュートがDFにヒットしてCK。6分にはGKマシュー・ライアンからのパスを受けたプレパーに対して、ナビ・ケイタが猛然とダッシュ。インターセプトに成功した8番がボックス左から横に流すと、フィルミーノの後ろにいたサラーが左足のボレーを左隅に決めました。さらに8分、センターサークルでアリスターから奪ったのもナビ・ケイタ。パスを受けたフィルミーノが右のサラーに展開し、ボックス手前で落としをもらったヘンダーソンのダイレクトショットがゴール左に吸い込まれました。

あっという間の0-2。今季プレミアリーグのゴール数を18に伸ばしたサラーは、1ゴール1アシストです。14分、好調のナビ・ケイタが右からドリブルで突進し、サラーを縦に走らせるスルーパス。ボックス右からのシュートは利き足で打てず、マシュー・ライアンが正面でキャッチします。15分を過ぎて、ようやく落ち着いたホームチームは、18分に決定機を迎えます。左からの仕掛けでジョー・ゴメスを外に引っ張り出し、ニアでパスを受けたパスカル・グロスが斜めのボールを中央のモペイへ。ラストパスはワイナルドゥムがかかとでカットしますが、こぼれ球にトロサールが先着します。決まったかと腰を浮かせた瞬間、ネコ・ウイリアムズとアリソンが足元に飛び込み、DFに当たったボールがクロスバーを越えていきました。

27分、左サイドからトロサールがスプリント。ワンタッチでジョー・ゴメスをぶっちぎったアタッカーが、ゴールライン際からニアに折り返すと、フリーで触ったモペイのボレーは詰めたアリソンが体を張ってブロックします。シュートが打てなくなったリヴァプール。左右からの仕掛けは単調なクロスをクリアされ、32分にチェンバレンが斜めに出したパスを狙ったフィルミーノは、2人がかりでコースを消されました。35分、トロサールがモペイに預けて前線に上がり、リターンを受けて中に斬り込むと、アーノルドをかわして放ったシュートは赤い壁がブロック。ブライトンの左からのアタックに、プレミアリーグ王者が対応できていないのは明らかです。

45分、右サイドに張ったランプティのアーリークロスが中央のトロサールへ。ジョー・ゴメスの緩いマークを咎めるような鮮やかなボレーに、名手アリソンも反応できませんでした。前半は1-2。ネコ・ウィリアムズをロバートソンという交代は、クロップ監督の計画の範疇と受け取ればいいのでしょうか。後半立ち上がりは、序盤の厳しいプレスを思い出したかのようにレッズが主導権を握りますが、ブライトンは前半と同様にサイドアタックで反撃。51分に縦パスが入り、アーノルドのいないエリアから抜け出しかけたパスカル・グロスは、ファン・ダイクの必死のスライディングに阻まれます。

54分、チェンバレンのパスで最終ラインの裏に出たサラーは、マシュー・ライアンとの1対1でGKの脇を抜けず。58分の速攻で左からオーバーラップしたロバートソンは、最初のフィードを跳ね返された後、2本めをファーのヘンダーソンに合わせますが、強烈なボレーはマシュー・ライアンの守備範囲です。60分、ブライトンのCK。クリアを右に展開し、パスカル・グロスのクロスをニアのプレパーが触ると、ファーでノーマークだったバーンのタッチが中途半端になり、ゴール前で蹴り出されてしまいました。クロップ監督は、61分にナビ・ケイタとチェンバレンに代えてマネとファビーニョ。ベストメンバーで追加点を獲りにいこうとしてます。

64分、縦1本でスプリントを始めたサラーは、ランプティを振り切った後、GKと向き合った瞬間にパスカル・グロスにカットされます。連携のクオリティが高まったプレミアリーグ王者が、敵陣でボールを支配。待望の追加点が決まったのは76分でした。マネのグラウンダーをヘンダーソンが叩き、スティーヴンスの足に当たってCK。ロバートソンがニアに入れたボールをサラーがヘッドでポストの内側に落とすと、素晴らしいセービングを見せていたマシュー・ライアンの左手は届きませんでした。

80分にヘンダーソンが下がってミルナー、87分にはフィルミーノに代わって南野拓実。すべての交代策が、クロップ監督の予定行動のように見えます。2点リードをキープしたまま押し切ったリヴァプールが、2シーズン連続で30勝の大台に到達。2ゴール1アシストのモー・サラーは、アーセナル戦で同点ゴールをゲットしたヴァーディーとの差を3に詰めました。5つ決めてもおかしくなかったエースのスピードと巧みなタッチを堪能させてもらった一戦。持ち場を何度も崩されたアーノルドとジョー・ゴメスは要反省ですが、鋭い速攻とボックス脇の崩しはいつものレッズでした。残り試合は4つ。3勝すれば、ペップが2年連続で達成した32勝のプレミアリーグ記録を塗り替えます。


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“【Brighton×Liverpool】圧巻サラー、2ゴール1アシスト!リヴァプールが30勝の大台に到達!” への1件のコメント

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    早々に2点決めてから、ブライトンの諦めない姿勢に
    苦戦しました。終わってみれば1-3と無事勝利。モーは言うことなしです。ケイタは状態がいいですね。ネコは初のリーグ戦先発でしたが、まだまだ改善の余地はありますが、今後大いに期待です。ミナミーノはあの最後のチャンスはシュート打ちたかったですね、、、。あと一息だと思います。残り4試合どこまで積み上げられるか楽しみです。

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