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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Bournemouth×Leicester】GKのミス、PK、1発退場、オウンゴール…悪夢の連続でレスター撃沈!

レスター、惨敗!土曜日のゲームで、チェルシーがシェフィールド・ユナイテッドに3-0で敗れたため、3位に復帰すると思われていたロジャース監督のチームは、直近のプレミアリーグ9試合で2分7敗と絶不調のボーンマスに4発も喰らって大敗しました。23分に先制したのはレスター。アヨゼ・ぺレスのインターセプトからカウンターを仕掛けたイヘアナチョが、左を並走していたアヨゼ・ぺレスをポストに使ってボックス左を突破しました。飛び出したGKラムズデールをかわして中央に浮かしたラストパスは、ロイド・ケリーの守備範囲です。クリアされて終わりかと思われた瞬間、経験が浅いCBがまさかのヒールキック!チャンスボールをもらったヴァーディーが、今季プレミアリーグ23発めをゴール左に押し込みました。

ここまで逆転勝利が1度もないボーンマスにとって、先制点の献上は勝ち点を落とすことを意味します。ましてや相手はTOP4をめざす強豪クラブ。今までの彼らなら、ヴァーディー、イヘアナチョ、アヨゼ・ぺレス、ティーレマンスらに追加点を決められ、完敗を喫するはずでした。前半は0-1で終了。最初の事件が起こったのは、64分です。シュマイケルのゴールキックが、ボックスのすぐ外にいたエンディディの背中にヒットするという信じられないミス。慌てたセントラルMFが、ボールを拾ったカラム・ウィルソンを倒してしまい、イエローカードとPKが同時に宣告されました。スタニスラスが右に決めて1-1。それでもまだ、スコアはイーブンです。

PKが決まった1分後、2つめの時間が起こりました。縦へのロングフィードで左から抜け出したソランケがファーのサイドネットを狙うと、シュマイケルは左手に当てながら後ろにこぼしてしまい、2-1。28試合ノーゴールだったストライカーは、ボーンマスでのプレミアリーグ初ゴールです。これでもまだ、勝負はわからなかったのですが、ネットに届いたボールを拾いにいったソユンチュが、同時に駆け寄ったカラム・ウィルソンに押された瞬間、激高して足を蹴り上げてしまいました。1発レッドは、シーズン終了のサインです。10人になったレスターは、運動量も冷静さも欠いてしまいました。

3つめの事件は83分。ロングフィードを右サイドで受けたスタニスラスが、またぎフェイントでフクスをかわして左足を振り抜くと、ジョニー・エヴァンスの右足に当たったボールがシュマイケルの逆を取る格好となり、ゴールに転がり込みました。痛恨のオウンゴールで勝負あり。87分には、フクスがベネットに出したバックパスをソランケがさらい、シュマイケルの股間を狙ったシュートがネットに突き刺さりました。GKのキックミス、MFのPK献上、CB1発退場、CBのオウンゴール、SBのバックパスミスと、フットボールで起こりえる失敗とトラブルの博覧会のような悪夢の20分。レスターは4-1で敗れ、月曜日のゲームでマンチェスター・ユナイテッドがサウサンプトンに勝てば5位転落です。

残り3試合は、シェフィールド・ユナイテッド、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド。再開後のプレミアリーグで1勝3分2敗と絶不調のチームは、守備の大黒柱のソユンチュをサスペンデッドで失い、3つとも落としてシーズンを終えるかもしれません。シェフィールド・ユナイテッドとウルヴスが2勝1敗以上で、レスターが全敗なら7位フィニッシュ。30節終了時点で、5位を8ポイントも引き離していたチームが、これほどの窮状に陥るとは想像できませんでした。前半戦2位で折り返したクラブは、CL出場権を手に入れられるでしょうか。チルウェルとリカルド・ペレイラは負傷欠場中。鉄壁だった最終ラインから、3人が姿を消しています。


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