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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ピンチをしのいだマン・シティがPK戦でリヴァプールを下し、最初のトロフィーをゲット!

2015-16シーズン、ペトル・チェフしか新戦力を加えなかったアーセナルは、プレミアリーグ2位でシーズンを終えました。補強ゼロでシーズンに臨んだ昨季のトッテナムは、チャンピオンズリーグで望外の2位に食い込みました。2019-20シーズンのリヴァプールは、即戦力を獲らずに開幕を迎えるようです。悲願のプレミアリーグ制覇とCL連覇をめざすチームは、惜しくもタイトルに手が届かなかった先の2チームと同じ着地に甘んじるのでしょうか。それとも…。

2019年8月4日、ウェンブリー。新しいシーズンの始まりを告げるコミュニティ・シールドがキックオフの時を迎えました。国内トレブルを達成したマンチェスター・シティと、欧州王者に輝いたリヴァプールの2強対決。ペップもクロップも本番仕様に近い11人を揃えています。昨季プレミアリーグ王者のほうから、顔ぶれをチェックしましょう。GKブラボ、DFカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、オタメンディ、ジンチェンコ。MFデブライネ、ロドリ、ダヴィド・シルヴァ、前線はベルナルド・シウヴァ、スターリング、サネといった布陣です。

一方、マネがいないレッズの3トップは、オリギ、サラー、フィルミーノ。GKアリソン、最終ラインはアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソンで、3センターにはファビーニョ、ヘンダーソン、ワイナルドゥムが並んでいます。開始早々から主導権を握っているのは、マンチェスター・シティ。4分、ジョー・ゴメスがトラップをスターリングにさらわれ、ボックス左に走り込んだサネにラストパスが渡ると、角度を失ったウインガーのシュートはニアに外れます。6分、左のオリギが逆サイドに浮かすと、フィルミーノが巧みなトラップから反転して左足シュート。枠にいったものの、ブラボが正面でさばいて先制を許しません。

レッズの最初の決定機は8分でした。ロバートソンのインターセプトから、オリギ、フィルミーノと渡ってボックス右に完璧なラストパス。フリーだったサラーのダイレクトショットはうまくミートせず、ニアポストの右に逸れていきます。10分にアーノルドと接触したサネがリタイアした直後、FKからマン・シティがシーズン最初のゴールを決めました。カイル・ウォーカーのロングフィードをジンチェンコがヘッドで中に入れ、ダヴィド・シルヴァがコースを変えるとゴール前のスターリングが左足でボレー。アリソンは触るのが精一杯で、枠に転がるボールを見送るしかありませんでした。

15分にジンチェンコを抜き去ったサラーは、フィニッシュをニアポストにぶつけてイーブンに戻せず。直後、サネと代わったガブリエウ・ジェズスが中央に速いパスを入れると、ロバートソンのクリアをスターリングが直接叩き、今度はアリソンが右と読んでセーブします。デブライネの仕掛けが不発に終わった29分、左から上がったオリギのクロスがジンチェンコまで流れ、短くなったヘディングのクリアをサラーが拾ってプッシュしますが、ボールはブラボの頭上に消えていきました。ポゼッションが徐々に増えたレッズは、2度のセットピースを活かせず前半は1-0。プレミアリーグ王者のほうが中盤の選手の仕上がりがよく、欧州王者は運動量で劣っているように見えます。

47分、スターリングが左からドリブルで仕掛け、グラウンダーをガブリエウ・ジェズスが落とすと、ダヴィド・シルヴァのダイレクトショットはクロスバーの上。2分後、ダヴィド・シルヴァのスルーパスで抜け出したスターリングはオフサイドを取られずに済みましたが、アリソンとの1対1で右足のシュートをファーポストに当ててしまいます。57分、CKに合わせたファン・ダイクのハーフボレーはバーを叩いてゴールライン上に落下。直後の右からのFKが壁に当たってニアのサラーに届くと、マーカー3人を翻弄した昨季プレミアリーグ得点王の一撃はニアポストにヒットしました。

61分、ダヴィド・シルヴァが下がってギュンドアンがピッチへ。センターに攻め上がったカイル・ウォーカーからのスルーパスで抜け出したスターリングは、アリソンとの2度めの1対1で痛恨のタッチミスを犯してしまいます。67分、アーノルドとファビーニョに代わってナビ・ケイタとマティプ。69分のサラーのミドルは、ニアを意識していたブラボが冷静にキャッチします。リヴァプールがボールを支配し、マン・シティはカウンター狙い。77分、右からのFKが流れ、左にいたファン・ダイクが中に浮かすと、マティプが完璧なヘッドを叩き込んで同点に追いつきました。

1-1となった直後に、クロップ監督はシャキリ、チェンバレン、ララナを投入。83分にボックス右に侵入したララナが折り返すと、ナビ・ケイタのボレーはブラボの守備範囲に飛んでしまいます。87分、左サイドの敵陣深くでインターセプトしたチェンバレンが、フリーのサラーにつなぐと、果敢に飛び出したブラボが11番のフィニッシュをストップ。92分、右からドリブルで突破したサラーが切り返しから左足を振り抜くと、ジョン・ストーンズに当たったボールが宙に浮き、サラーのヘディングシュートが無人のゴールへ。カイル・ウォーカーの素晴らしいスプリントとクリアがなければ、昨季プレミアリーグ2位が逆転勝利を収めていました。最後まで攻めたレッズは結局決められず、決着はPK戦に委ねられました。

2人めのワイナルドゥムがブラボに読み切られ、アリソンは1本も止められず、プレミアリーグ王者が国内の連続優勝を5回に伸ばしました。スターリングが3回の決定機を逃さなければ押し切れたゲームでしたが、アリソンとゴールポストに阻まれ、試合をおもしろくしてしまいました。MVPを選ぶとすれば、ジンチェンコを振り回し続けたサラーか、的確なセービングでピンチをしのいだブラボ、あるいは素晴らしいロングフィード&スルーパスとぎりぎりのクリアが光ったカイル・ウォーカーでしょうか。両者ともトップフォームではなかったものの、今季もプレミアリーグはおもしろくなりそうという予感が漂うスリリングな一戦でした。シティズンのみなさん、おめでとうございます!

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“ピンチをしのいだマン・シティがPK戦でリヴァプールを下し、最初のトロフィーをゲット!” への6件のフィードバック

  1. Macki より:

    高速の更新ありがとうございます!
    まだまだ本調子ではない所もありましたが面白い一戦でした。今シーズンのシティ十分強いですね。流石です。マネが不在でしたが、今シーズンのレッズもいけそうな感じを受けました。

  2. シティふぁん より:

    後半は運動量が落ちてかなりリバプールに支配されました
    たまたま失点しなかったというだけでした
    まだコンディションが上がってないみたいですね

  3. ペップの街 より:

    ペップは昨季についても3冠ではなく、この大会も含めた4冠だと、重要視して誇りにしてました。
    従って、まずは1冠ということですね。
    クロップのレッズ、ペップのシティー、スパーズ、アーセナル、そしてマンU!開幕が待ち遠しいです。

  4. まさやん より:

    更新お疲れさまです。
    あと少しの差で優勝できないという、去年のプレミアリーグと同じような結果になってしまいましたね。
    レッズファンとしては去年の屈辱を払拭する為に勝って欲しかったですが。
    ともあれ後半のレッズは良かったですし、あらためて今シーズンも2チームの争いになるんではないかと予感させられるゲームでした。
    今シーズンこそはシティを倒して悲願のプレミア優勝を期待してます!

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    シーズン前なので仕方が無いですが、この試合はダビドシルバの存在に助けられているなといった印象でした。
    後ろまで下がって攻撃を組み立てられるシルバがいる今季がCL優勝狙えるラストチャンスじゃないですかね。これ程完成度の高いチームは国内のみならず、国外にも爪痕を残して欲しいので、頑張って欲しいです。

  6. かみこっぷ より:

    くやしい。
    ただ、ララーナ、ケイタが良かった!!
    これは補強並みに嬉しい!

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