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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Crystal Palace】またもPK失敗…マン・ユナイテッドはカウンター2発で撃沈!

開幕戦はチェルシーにカウンター4発で4-0圧勝、2節はポグバのPK失敗もあってウルヴズに1-1ドロー。1勝1分でプレミアリーグ4位につけているマンチェスター・ユナイテッドが、オールドトラフォードにクリスタル・パレスを迎えます。スールシャール監督の11人は、現状のベストメンバーです。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー、MFマクトミネイ、ポグバ、リンガード、3トップはマルシアル、ラシュフォード、ダニエル・ジェームズ。中央にマルシアル、ラシュフォードは左サイドにまわっています。

右のリンガードとワン=ビサカの活発な仕掛けが目立つ序盤戦。5分のCKは、フリーだったマクトミネイのヘッドはクロスバーを越えました。9分、右からのFKをラシュフォードがファーに浮かすと、落としに走り込んだルーク・ショーは左足のフィニッシュを打ち上げてしまいました。1分後、マグワイアのスルーパスでラシュフォードがラインの裏に抜けると、ボックス左からのシュートはケリーがブロック。ラシュフォードが左に曲げたFKは、ポストの外に逸れていきます。

17分、左サイドに出たラシュフォードが内から上がったルークショーに渡すと、マルシアルを経由したボールが右で空いていたダニエル・ジェームズへ。GKグアイタの脇を狙ったシュートは、戻ったファン・アーンホルトに阻まれてしまいました。24分にボックス手前でポグバが粘ったチャンスは、マルシアルのシュートがカットされ、ラシュフォードの高速クロスも味方に通らず。26分にボックスの外から蹴ったラシュフォードのFKも、うまく落とせず枠にいきません。

32分、GKグアイタがゴールキックを蹴った瞬間、マン・ユナイテッドの最終ラインはハーフラインまで上がっていました。シュラップがヘッドで競り勝った瞬間、なぜマグワイアはラインを下げたのか。オフサイドではなくなったアイェウが独走し、クリスタル・パレスの今季プレミアリーグ初ゴールを左隅に流し込みました。足を痛めていたルーク・ショーはプレイ続行不可能となり、アシュリー・ヤングにチェンジ。35分にワンツーで中央に攻め上がったザハが短い縦パスを入れると、クヤテとシュラップが絡んでボールは左にこぼれ、抜け出したザハのシュートは間合いを詰めたデ・ヘアが何とか足でカットしました。

42分、この日3度めのボックス手前からのFKも、ポグバのキックにドライブがかからずクロスバーの上。最初の30分はハーフコートマッチを展開していた昨季プレミアリーグ6位チームは、オンターゲットゼロで前半を終えました。セカンドハーフの立ち上がり48分、ポグバのサイドチェンジが左のアシュリー・ヤングに届くと、クロスに反応したダニエル・ジェームズのジャンピングボレーはニアでカットされます。攻め続けるマン・ユナイテッド。54分にワン=ビサカがファーにクロスを上げますが、アシュリー・ヤングの右足のボレーはうまく当たりませんでした。

56分にリンガードと代わったグリーンウッドは、プレミアリーグで通算6試合めのピッチです。68分、右のグリーンウッドが斜めのパスをマルシアルに当てると、スプリントしたマクトミネイをミリヴォイェヴィッチが引っかけ、主審のティアニーさんはPKを指示しています。キッカーはラシュフォード、強いキックは左隅へ。エースの今季プレミアリーグ3ゴールめかと腰を浮かした瞬間、ボールはポストを叩いて逆サイドに転がっていきました。75分、アイェウが下がってベンテケ登場。78分に波状攻撃からマクトミネイが左足を振り抜くも、腰がまわらずポストの左に外してしまいました。

80分、シュラップが下がってタウンゼント。カウンターから左サイドを突破したラシュフォードがボックスで転倒するも、VARはPKを取ってくれません。スールシャール監督は85分にマクトミネイをマタ。89分、ポグバの縦パスをマルシアルが受け、ラシュフォードとのワンツーから左にラストパスを通します。右足を振り抜いたのはダニエル・ジェームズ。プレミアリーグ2ゴールめは、ゴール右隅に突き刺さる完璧な弾道でした。

マルシアルが足を痛め、走れなくなった追加タイム。93分にポグバが奪われ、左サイドにボールがまわると、ザハの突破はワン・ビサカが止めますが、後ろからフォローしたファン・アーンホルトがデ・ヘアのニアを破りました。1-2、クリスタル・パレスがしてやったりのアウェイ勝利。ポゼッションは72対28、シュート数は22対5ながらオンターゲットは3対3と、圧倒していた上位に何が足りなかったかは明確です。

縦に入るパスが雑で、26本もあったセットピースもシュートも精度が低く、PKまで外しては勝利は望むべくもありません。グリーンウッドとマタは機能せず。2試合続けて交代策が空回りしたのも気になります。ラシュフォードとマルシアルを入れ替えた布陣は妥当だったのか。前線は駒不足ではないか。スールシャール監督のチーム作りと采配に、大いに疑問が残る序盤の番狂わせでした。

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“【MAN.UTD×Crystal Palace】またもPK失敗…マン・ユナイテッドはカウンター2発で撃沈!” への3件のフィードバック

  1. 京都一のMUFCファン より:

    今年こそと期待してましたが三試合目にしてこのショボさ…残念です。
    マルシャルの怪我は心配ですがラッシュフォードの1トップに戻る事には期待、

  2. No.21 より:

    ホームでパレスに負けるのは30年ぶりだそうで、最近のユナイテッドは不名誉な記録だけが増えていきますね。
    試合についてですがユナイテッドは本当に引いた相手を崩せません。昨シーズンから続く課題だったはずなんですが、スールシャール監督はプレシーズンに一体何をしていたんでしょうか。
    我々はマンチェスターユナイテッドだという言葉は聞き飽きたのでユナイテッドらしい強さをぜひ見せて欲しいところです。

    —–
    ショーの負傷交代が激痛でしたね。オープンな打ち合いならポグバのフィードやラッシュの運び等ありますが、引かれた場合はショーを起点にした左の崩ししか手がないためボロボロな展開。
    PKもらったマクトミネイの飛び出しのところは良かったですけどね。あれを増やすしか道なし。

  3. あいうえお より:

    一昔前だったらホームでクリパレ迎え撃つなら当然圧勝
    みたいに若干舐めた態度で応援できたのになぁ…

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