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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Burnley×MAN.UTD】速攻2発!バーンリーを完封したマン・ユナイテッドが5位に浮上!

プレミアリーグ2019-20シーズンの前半戦は7勝7分5敗。ビッグ6に無敗、下位に5敗とパフォーマンスが安定しなかったマンチェスター・ユナイテッドは、苦手のアウェイでバーンリーと戦います。スールシャール監督は、ニューカッスルに4-1で快勝した前節から4人を入れ替えています。GKデ・ヘア、DFアシュリー・ヤング、リンデロフ、マグワイア、ブランドン・ウィリアムズ、MFフレッジ、マティッチ、アンドレアス・ペレイラ。前線はダニエル・ジェームズ、ラシュフォード、マルシアルの3枚です。ワン=ビサカとルーク・ショーはベンチスタートで、マクトミネイは負傷リタイア。今季プレミアリーグでは7試合出場に留まっているポール・ポグバは、サブのリストにも名前がありません

両者とも慎重に立ち上がったゲームは、5分を過ぎても中盤でのせめぎ合いが続いています。マン・ユナイテッドの最初のシュートは13分。ラシュフォードが遠めから狙った無回転のFKは、GKポープがセーフティ重視で左に弾き出しました。ボックス右脇でダニエル・ジェームズが倒され、フレッジが蹴った17分のFKは、ポープの頭上を越えていきます。19分、マルシアルが左から仕掛けたカウンター。逆サイドでパスを受けたアンドレアス・ペレイラがラシュフォードに落とすと、右足のシュートはニアポストに当たって外に抜けていきました。

29分、ラシュフォードのFKは壁にヒットしてCK。一方的に攻めているマン・ユナイテッドは、勝負のパスを跳ね返され続けています。34分、ブランドン・ウィリアムズのクロスがファーのアンドレアス・ペレイラへ。ワントラップボレーのこぼれ球がフリーのマルシアルの足元に出ると、左隅を狙ったシュートは枠に入っていたバーズリーがクリアしました。38分にフレッジが左のブランドン・ウィリアムズを走らせ、高速グラウンダーがゴール前に入るも、ラシュフォードとマルシアルはいずれも触れず。44分、右サイドでアンドレアス・ペレイラがテイラーから奪い、絶妙なアーリークロスがニアに転がると、ノーマークのマルシアルがポープが届かないニアのコースに流し込みました。

好調のアタッカーが今季プレミアリーグ7ゴールめをゲットし、前半は0-1。シュートが1本しかなかったホームチームは、攻めなければなりません。49分、ヘンドリックのミドルはミートせず、右にアウト。ダニエル・ジェームズのクロスをトラップして押し込んだマルシアルは、タルコフスキーへのファールを取られて2点めは認められません。55分、アンドレアス・ペレイラがドリブルで中央を上がった速攻は、右に流れたマルシアルのダイレクトショットをポープが足でセーブ。58分、CKのクリアをカットしたバーズリーが左のマクニールに送ると、力んだ左足のシュートはファーに逸れていきました。

65分のダニエル・ジェームズのシュートはDFに当たり、リバウンドに反応したマティッチが珍しく右足で放ったミドルは、左に外れました。69分、マクニールのFKのクリアがバーズリーの足元に落ち、初のオンターゲットがゴール左を襲いますが、デ・ヘアが右に飛んでセーブ。スールシャール監督は、タッチミスが増えたアンドレアス・ペレイラを73分に見切り、リンガードに後を託します。76分、グズムンドソンのFKはバーすれすれをアウト。81分にダニエル・ジェームズが中央を切り裂いたカウンターは、スルーパスをもらったマルシアルがポープと1対1になりますが、打ち切れなかった9番は遅れて入ってきたリンガードに流し、タルコフスキーにカットされてしまいました。

スールシャール監督の2枚めは、89分にマルシアルをルーク・ショー。バーンリーのパワープレーにはマン・ユナイテッドの守備陣が冷静に対応し、95分のカウンターで勝負が決します。右から上がったダニエル・ジェームズのパスを受けたラシュフォードが独走。ポープと向き合った10番は強引に抜き去り、無人のゴールに左足で押し込みました。ロングボール一辺倒だったバーンリーのアタックをオンターゲット1本に抑えた守備はよかったのですが、攻撃においてはアバウトなパスが目立ち、早い時間に勝負を決めることができませんでした。アンドレアス・ペレイラの素晴らしいインターセプトとラストパスに、感謝しなければいけません。前半終了間際の先制点が相手の焦りにつながり、守りやすい状況を生み出したのだと思います。

勝ったマンチェスター・ユナイテッドは暫定5位にジャンプアップ。本日のビッグロンドンダービーでチェルシーが敗れれば、プレミアリーグTOP4まで1ポイント差に迫ります。ポグバが戻り、中盤に攻撃的な選手を足せれば、CL出場権獲得はよりリアルなミッションになります。次節はアルテタ監督のアーセナル。手強い相手ではありますが、絶好調のラシュフォードとマルシアルが、エミレーツでもカウンターを決めてくれるのではないでしょうか。プレミアリーグらしいエキサイティングな攻め合いを期待しましょう。

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