【MAN.UTD×Wolves】3試合連続ゼロ…新戦力が不発のマン・ユナイテッド、必然のドロー!
ウルヴスの最大の脅威は、右サイドに張るアダマ・トラオレです。リヴァプールの最終ラインが誰も止められなかったスピードスターは、4分に2人を振り切ってクロスを入れますが、リンデロフがニアでカットしました。同郷の選手たちに囲まれるブルーノ・フェルナンデス。15分を過ぎても、マン・ユナイテッドにシュートはありません。18分、ダニエル・ジェームズとのワンツーでマタが左から抜け出すと、ボリのクリアを叩いたアンドレアス・ペレイラのシュートは左にアウト。マタを中心に速いパスワークが続きますが、縦に入るボールが決まらず、マルシアルとブルーノ・フェルナンデスが打てる状況を創れずにいます。
25分のマグワイアのミドルは、アウトにかかってファーポストの右。29分にブルーノ・フェルナンデスが右から上げたFKは、マグワイアに届かずゴールラインを割りました。33分、右から狙ったブルーノ・フェルナンデスのプレミアリーグ初シュートは、ニアポストの外。40分にルーク・ショーが左から上がり、折り返しが中央に入ると、ブルーノ・フェルナンデスのボレーはルイ・パトリシオの正面に飛んでしまいました。前半は0-0。後半の開始直後も、サイドを攻めるマン・ユナイテッドに対して、ウルヴスはカウンターに活路を見出そうとしています。
53分、リンデロフとフレッジをかわしてボックスに入ったジョッタは、マグワイアとワン=ビサカも翻弄してゴールに迫るも、最後はマグワイアに詰められシュートを打てず。58分にブルーノ・フェルナンデスが右足でドライブをかけたFKは、弾道を読んでいたルイ・パトリシオが難なくキャッチします。60分、ワン=ビサカの縦パスがマタに入り、振り向きざまの左足ミドルは右ポストすれすれにアウト。67分のウルヴスのカウンターは、ラウル・ヒメネスからパスを受けたジョッタがアダマ・トラオレを使うと、右足のフィニッシュはブロックされました。
69分、自陣ボックスからドリブルを始めたアダマ・トラオレは、センターサークルを越えたあたりで右のラウル・ヒメネスにラストパス。GKの肩越しに狙った右足のシュートは、デ・ヘアが冷静に上に弾き出します。スールシャール監督が動いたのは72分。アンドレアス・ペレイラと代わったのは、プレミアリーグ初年度から4ゴールを決めているグリーンウッドです。75分にアダマ・トラオレが負傷リタイアとなり、代役は冬のマーケットで獲ったばかりのポデンセ。グリーンウッドのミドルはボリとコーディーに当たってコースが変わりますが、ポルトガル代表GKは慌てず懐に収めています。
87分、フレッジのFKのこぼれ球がマグワイアの足元に落ちるも、ボレーは明らかにミス。残り2分でマタとダニエル・ジェームズが下がり、リンガードとジオゴ・ダロトが起用されています。ヌーノ監督のヒメネスをデンドンケルは、1ポイントを持ち帰ろうというサイン。95分にワン=ビサカが右サイドを突破し、素晴らしいクロスがジオゴ・ダロトに通りますが、かがんで放ったヘッドはポストの脇を抜けていきました。両者とも譲らず、スコアレスドロー。後半は4-3-3のインサイドに入ったブルーノ・フェルナンデスは、高速の縦パス以外は消極的なプレイに終始してしまいました。
ブルーノ・フェルナンデスを引き続き起用するなら、よりゴールに近い位置で決定的な仕事を期待したほうがいいのではないでしょうか。昨季までなら、まさかのドローなどと書いていたかもしれませんが、今は実力通りの結果と受け止めなければならないのでしょう。プレミアリーグでは、3試合連続のノーゴール。チェルシーの足踏みを活かせず、後半戦2勝1分3敗ではTOP4争いは望むべくもありません。次節はいよいよチェルシーとのシックスポインター。ここで敗れれば、粛々とEL出場権争いを続けるしかなくなります。次こそは勝利…いや、まずはゴールを。
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