2022.08.31 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Saints×Chelsea】システム変更は空回り…単調だったチェルシー、必然の敗戦!
プレミアリーグ開幕からの4試合は、2勝1分1敗。何とか7ポイントを稼いだチェルシーですが、未だ完勝といえるゲームがありません。5節の相手は、13位のサウサンプトン。前節はマンチェスター・ユナイテッドに0-1と善戦しており、スピーディーなサイドアタックには要注意です。
レスター戦はサスペンデッドだったトゥヘル監督が、ベンチに戻ってきています。2-1で勝った前節と同じ4-3-3。GKメンディ、DFリース・ジェームズ、チアゴ・シウヴァ、クリバリ、ククレジャ、MFロフタス=チーク、ジョルジーニョ、メイソン・マウント。前線はカイ・ハヴェルツ、スターリング、ツィエクという顔ぶれです。
立ち上がりはイーブンの展開。3分にエルユヌシが右から放ったミドルは、メンディが落ち着いてキャッチしました。カイル・ウォーカー=ピータースとククレジャのマッチアップは、セインツ有利。3トップのアウェイチームは、10分を過ぎても前を向いてつなぐ形を創れません。
14分、チェルシーのチャンスの起点はジョルジーニョ。カイ・ハヴェルツ、スターリングと縦につながり、17番が切り返しから左足で狙うも、うまくミートせずにGKバズヌが懐に収めました。16分に左からのクロスをニアでもらったツィエクも、ミスキック。22分にツィエクとのワンツーで右サイドを突破したスターリングは、ニアに入れたグラウンダーをカットされています。
チェルシーの先制ゴールは23分。左から仕掛けたメイソン・マウントがツィエクに預け、ボックス左にスプリントしてリターンを受けると、スターリングとプローが競ったボールがゴール前にこぼれました。先に体勢を立て直したスターリングが、左が空いているのを見て冷静にプッシュ。マン・シティからやってきたスピードスターは、今季プレミアリーグ3発めです。
リードされたホームチームは、5分後のCKから同点に追いつきました。アスピリクエタのクリアをボックス手前でカットしたラヴィアが、迷わずシュート。右隅に飛んだ強烈な一撃に、メンディは触るのが精一杯でした。1-1となってからは、セインツ優勢。36分に左からドリブルで上がったアダム・アームストロングは、コントロールショットをGKの正面に打ってしまいました。
前半終了間際、ウォード=プラウズが左に展開したボールをプローがキープ。チェ・アダムズを警戒していた守備陣は、中央のアダム・アームストロングをガラ空きにしてしまいました。グラウンダーを足元で受けた9番が、左足で強引にねじ込んで逆転。ブルーズは今日も苦戦を強いられています。
トゥヘル監督は、足を痛めていたロフタス=チークをハーフタイムで下げ、コヴァチッチを投入。47分、ククレジャのスルーパスでスターリングがボックス左に侵入しますが、打てる形を創れませんでした。52分、左から突破を図ったプローが中央に浮かすと、フリーで走り込んできたエルユヌシのダイビングヘッドは、ゴール前にいたククレジャが肩でクリアしました。
後半は、サイドを制したセインツのペース。63分にウォード=プラウズが蹴ったゴールに向かうCKは、チアゴ・シウヴァがニアでクリアしました。66分、ツィエクとのワンツーで中に絞ったアスピリクエタが左足で中央に浮かすと、カイ・ハヴェルツのヘッドはクロスバーを越えていきました。
トゥヘル監督が動いたのは67分。カイ・ハヴェルツ、アスピリクエタ、ジョルジーニョが下がり、プリシッチ、チルウェル、アルマンド・ブロヤの3枚代えです。最終ラインはチアゴ・シウヴァ、クリバリ、ククレジャの3バック。73分のCKをサリスがヘッドで叩くと、ゴールライン上にいたチアゴ・シウヴァがとっさに足を上げてかかとでクリアしました。
システムを変えてから、セインツに主導権を握られていたブルーズは、81分に久々のチャンスを創りました。左のスターリングがファーに浮かしたボールを、アルマンド・ブロヤがヘディングシュート。高く跳ねたボールに反応したバズヌは、無理をせずCKに逃れます。ゴール前の人数をキープしつつ、サイドをケアし続けたセインツは、チェルシーのクロスをことごとく跳ね返し、タイムアップを迎えました。
トゥヘル監督のシステム変更は空回り。後半の途中から入った3人は、役割の理解もモチベーションも不足しているように見えました。コヴァチッチが苦しげなドリブルを繰り返していたのは、セインツが読んでいるサイドに簡単に預けたくなかったからでしょう。縦パスを受ける動きがなく、サイドアタッカーの足元に出しても後が続かず。前半は機能していたツィエクとメイソン・マウントは、トーンダウンしてしまいました。
フォファナが加われば、最終ラインの強度は上がりますが、前線を活性化させるならストライカーの獲得は必須でしょう。周囲の選手をうまく使えるハリー・ケインやジェズスのようなタイプがほしいところですが、オーバメヤンは機能するのでしょうか。マーケットが閉まるまで、残り48時間。プレミアリーグ5試合で2勝1分2敗と出遅れたチームは、収穫ゼロで秋を迎えるわけにはいきません。
レスター戦はサスペンデッドだったトゥヘル監督が、ベンチに戻ってきています。2-1で勝った前節と同じ4-3-3。GKメンディ、DFリース・ジェームズ、チアゴ・シウヴァ、クリバリ、ククレジャ、MFロフタス=チーク、ジョルジーニョ、メイソン・マウント。前線はカイ・ハヴェルツ、スターリング、ツィエクという顔ぶれです。
立ち上がりはイーブンの展開。3分にエルユヌシが右から放ったミドルは、メンディが落ち着いてキャッチしました。カイル・ウォーカー=ピータースとククレジャのマッチアップは、セインツ有利。3トップのアウェイチームは、10分を過ぎても前を向いてつなぐ形を創れません。
14分、チェルシーのチャンスの起点はジョルジーニョ。カイ・ハヴェルツ、スターリングと縦につながり、17番が切り返しから左足で狙うも、うまくミートせずにGKバズヌが懐に収めました。16分に左からのクロスをニアでもらったツィエクも、ミスキック。22分にツィエクとのワンツーで右サイドを突破したスターリングは、ニアに入れたグラウンダーをカットされています。
チェルシーの先制ゴールは23分。左から仕掛けたメイソン・マウントがツィエクに預け、ボックス左にスプリントしてリターンを受けると、スターリングとプローが競ったボールがゴール前にこぼれました。先に体勢を立て直したスターリングが、左が空いているのを見て冷静にプッシュ。マン・シティからやってきたスピードスターは、今季プレミアリーグ3発めです。
リードされたホームチームは、5分後のCKから同点に追いつきました。アスピリクエタのクリアをボックス手前でカットしたラヴィアが、迷わずシュート。右隅に飛んだ強烈な一撃に、メンディは触るのが精一杯でした。1-1となってからは、セインツ優勢。36分に左からドリブルで上がったアダム・アームストロングは、コントロールショットをGKの正面に打ってしまいました。
前半終了間際、ウォード=プラウズが左に展開したボールをプローがキープ。チェ・アダムズを警戒していた守備陣は、中央のアダム・アームストロングをガラ空きにしてしまいました。グラウンダーを足元で受けた9番が、左足で強引にねじ込んで逆転。ブルーズは今日も苦戦を強いられています。
トゥヘル監督は、足を痛めていたロフタス=チークをハーフタイムで下げ、コヴァチッチを投入。47分、ククレジャのスルーパスでスターリングがボックス左に侵入しますが、打てる形を創れませんでした。52分、左から突破を図ったプローが中央に浮かすと、フリーで走り込んできたエルユヌシのダイビングヘッドは、ゴール前にいたククレジャが肩でクリアしました。
後半は、サイドを制したセインツのペース。63分にウォード=プラウズが蹴ったゴールに向かうCKは、チアゴ・シウヴァがニアでクリアしました。66分、ツィエクとのワンツーで中に絞ったアスピリクエタが左足で中央に浮かすと、カイ・ハヴェルツのヘッドはクロスバーを越えていきました。
トゥヘル監督が動いたのは67分。カイ・ハヴェルツ、アスピリクエタ、ジョルジーニョが下がり、プリシッチ、チルウェル、アルマンド・ブロヤの3枚代えです。最終ラインはチアゴ・シウヴァ、クリバリ、ククレジャの3バック。73分のCKをサリスがヘッドで叩くと、ゴールライン上にいたチアゴ・シウヴァがとっさに足を上げてかかとでクリアしました。
システムを変えてから、セインツに主導権を握られていたブルーズは、81分に久々のチャンスを創りました。左のスターリングがファーに浮かしたボールを、アルマンド・ブロヤがヘディングシュート。高く跳ねたボールに反応したバズヌは、無理をせずCKに逃れます。ゴール前の人数をキープしつつ、サイドをケアし続けたセインツは、チェルシーのクロスをことごとく跳ね返し、タイムアップを迎えました。
トゥヘル監督のシステム変更は空回り。後半の途中から入った3人は、役割の理解もモチベーションも不足しているように見えました。コヴァチッチが苦しげなドリブルを繰り返していたのは、セインツが読んでいるサイドに簡単に預けたくなかったからでしょう。縦パスを受ける動きがなく、サイドアタッカーの足元に出しても後が続かず。前半は機能していたツィエクとメイソン・マウントは、トーンダウンしてしまいました。
フォファナが加われば、最終ラインの強度は上がりますが、前線を活性化させるならストライカーの獲得は必須でしょう。周囲の選手をうまく使えるハリー・ケインやジェズスのようなタイプがほしいところですが、オーバメヤンは機能するのでしょうか。マーケットが閉まるまで、残り48時間。プレミアリーグ5試合で2勝1分2敗と出遅れたチームは、収穫ゼロで秋を迎えるわけにはいきません。
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