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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ハーランド劇的PK、三笘薫は初ゴール!ゴールラッシュのプレミアリーグ15節、激戦レポート!

土曜日に開催されたプレミアリーグ15節の5試合は、トータル21ゴール。10チームのうちノーゴールだったのは、レスターに0-2で敗れたエヴァートンだけです。本拠地エラントロードにボーンマスを迎えたリーズは、残り30分で1-3から大逆転。ブレントフォードにホームで1-2と負けていた最下位ノッティンガム・フォレストは、追加タイム終了6秒前のオウンゴールでドローに持ち込んでいます。

残る2試合も、ドラマティックな展開でした。マンチェスター・シティVSフラムと、ウルヴスVSブライトン。エティハドでフラムと戦った昨季プレミアリーグ王者は、予想外の大苦戦を強いられました。ハーランドはベンチスタートで、4-3-3のセンターフォワードはフリアン・アルバレス。立ち上がりから主導権を握ったマン・シティは、早い時間に先制ゴールをゲットしました。

9分のデブライネのミドルは、右にダイブしたベルント・レノがビッグセーブ。16分にギュンドアンの素晴らしい縦パスがフリアン・アルバレスに通り、ボックス右からの強烈なシュートがレノの肩越しに決まりました。24分のFKからジョン・ストーンズが押し込んだシーンは、ヘディングで競り勝ったロドリがVRAでオフサイド。順調だった強者がつまずいたのは、この直後でした。

レノのロングフィードをナタン・アケと競ったカルロス・ヴィニシウスがラインの裏に転がすと、ジョアン・カンセロと接触したハリー・ウィルソンが転倒。よくあるショルダーチャージにも見えましたが、後方から決定機を潰したとジャッジされ、1発レッド&PK&出場停止の三重苦です。納得がいかない7番は、ベンチでペップになだめられています。

アンドレアス・ペレイラのキックが決まって同点。4-4-1となったマン・シティは、引いてカウンターを狙うチームを崩せず、イーブンのままでハーフタイムを迎えました。グリーリッシュとフリアン・アルバレスに代わって、ハーランドとフォーデンが入ったのは64分。デブライネのクロスをハーランドが決めた74分のシーンは、走り出そうとした際に膝が出ていたというきわどい映像で、オフサイドとなりました。

ドローで終わるかと思われた94分、ターンしたデブライネの足にロビンソンが触れてからタイムラグがあったのですが、前に倒れたプレーメイカーはファールを取ってもらえました。ハーランドのPKを読んだレノは、肘で触りながら止められず、2-1。勝ち切ったマン・シティは暫定首位で、チェルシーVSアーセナルの結果待ちです。

最後に紹介するトピックスは、三笘無双です。2-3で勝ったウルヴス戦は、ミトマ、ミトマ、ミトマで3発!キックオフからアグレッシブに左サイドを攻めていた日本代表は、10分に先制ゴールを生み出す素晴らしいパスをトロサールに通しました。

右足アウトのパスが2人のマーカーの間を抜けた瞬間、中央は2対1。トロサールの落としを受けたララナのワントラップシュートは、右隅に吸い込まれる完璧な弾道でした。その2分後、ゲデスに裏を突かれてドリブルから同点ゴールを許した三笘は、23分にトロサールをフリーにするきれいなスルーパスをボックス左に滑らせます。

今季プレミアリーグで既に7ゴールの11番は、ニアに外してしまいましたが、中に転がしていれば、三笘薫の初ゴールはここだったかもしれません。35分、ルベン・ネヴェスのPKで2-1。攻め続けたブライトンがイーブンに戻したのは44分です。右から仕掛けたララナのクロスがファーに上がると、セメドに競り勝った三笘のヘッドが左隅に決まりました。

前半最後のトピックスは、追加タイム5分。最後方からのロングフィードをセメドと追った三笘は、足元に収めた瞬間にSBにしがみつかれて転倒しました。激怒した三笘がカードを要求すると、希望通りの一発レッド。10人になったウルヴスを攻め立てたブライトンが勝ち越したのは、残り時間が10分を切ってからでした。

83分、カイセドの縦パスがボックス左に入っていた三笘へ。ドリブルでコリンズを抜き去ったウインガーは、ニアのウンダフにピンポイントのグラウンダーを通しました。コースがなかった21番は、すかさず右のパスカル・グロスへ。右足のスライディングシュートが右隅に突き刺さると、アウェイチームのサポーターが歓喜の声を挙げました。

同点ゴールとチャンスクリエイト2回、ドリブル成功2回、デュエルは9戦7勝。セメドをドレッシングルームに送り出すというオマケまで付けた三笘に、「スカイスポーツ」のアダム・ベイト記者は「9」という高評価を与えています。

エティハドの観戦記を書いて終わりと思っていたら、同時刻開催のモリニューで記念すべき出来事が起こっていました。三笘薫、プレミアリーグ初ゴール!おめでとうございます!


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