イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

7戦不発でも抜群の貢献度…アーセナルを変えたガブリエウ・ジェズスの秀逸なスタッツまとめ!

最後のゴールは、ノースロンドンダービー。ブカヨ・サカのシュートをロリスが弾いた後、ロメロが触ったボールを奪って押し込んだ泥くさいフィニッシュでした。以来、公式戦7試合連続ノーゴール。ガブリエウ・ジェズスが沈黙してからのアーセナルは、7試合のうち5試合が1ゴール以下と得点力を落としています。

プレミアリーグでは4試合連続ゴールなしですが、チャンスが巡ってこないわけでも、前線で孤立しているわけでもありません。セインツ戦では2度の決定機があり、ノッティンガム・フォレスト戦では、3つのゴールに絡んで2アシストを記録。フリーで打てるチャンスや、GKと向き合うシーンはあるものの、シュートはことごとくGKに弾かれています。

決められないエースに、やきもきしているグーナーが多いのではないかと思われますが、彼は不要と断じる方はいないでしょう。プレミアリーグのさまざまなスタッツをチェックすると、9番の貢献度がいかに高いかがよくわかります。5ゴールはランキングの12位ながら、5アシストはデブライネに次ぐ2位。ボールタッチ625回は、CFとしてはぶっちぎりのNo.1です。

ちなみにジェズスの次に多いのは、ハリー・ケインとイヴァン・トニーの514回。ウインガーを合わせても、ブカヨ・サカの596回を上回ってリーグ1位です。左右、中央とファイナルサードで目いっぱい動き回ってボールを呼び込み、味方をスペースに走らせるプレイは、ガナーズのアタックに革命を起こしたといっても過言ではないでしょう。

ジェズスが上位に食い込んでいるのは、アシストやタッチ数だけではありません。シュート42本は5位、オンターゲット19本は4位。ドリブル成功23回とヘディング72回も5位にランクインしています。昨季プレミアリーグのドリブル成功数が14位だったアーセナルは、2022-23シーズンは109回でTOP。前線のマルティネッリ、ジェズス、サカが、全員単独突破できるアタックは迫力を増しています。

ジェズスのスタッツで、もうひとつ特筆すべきは、CFでは1位のタックル成功16回です。前線の選手でこれを上回るのは、アントニー・ゴードン、ジョルダン・アイェウ、ザハ、ボーウェンのみ。プレスと守備における貢献度の高さも、チームをプレミアリーグ首位に押し上げる原動力のひとつといえるでしょう。

いよいよ本日はロンドンダービー。アーセナルが勝てば、スタンフォード・ブリッジで3連勝です。プレミアリーグでゴールを決めると48勝3分と負け知らずのガブリエウ・ジェズスは、自らの1発で勝利に貢献できるでしょうか。素晴らしいフィニッシュを披露して、リーグワーストのビッグチャンスミス10回という数字を忘れさせていただければと期待しております。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す