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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Liverpool×Tottenham】開始15分で3-0、93分に3-3…最後に決めたのはディオゴ・ジョッタ!

開始15分で3-0、しかし結末は追加タイムの劇的決勝ゴール。これほどエキサイティングな筋書きは、作家や演出家でもなかなか描けないのではないでしょうか。プレミアリーグ34節、リヴァプールVSトッテナム。キックオフから鮮やかなラッシュを決めたのは、アンフィールドのチャントを味方にするホームチームです。

GKアリソン、DFアーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン、MFエリオット、ファビーニョ、カーティス・ジョーンズ、FWサラー、ガクポ、ルイス・ディアス。先制は開始3分、右サイドでサラーが後ろに出したボールをファーに上げたのはアーノルドでした。フリーだったカーティス・ジョーンズは、丁寧な左足ボレーでフォースターの右脇を抜きました。

5分の2点めも、起点となったのはモー・サラーです。右サイドからボックス右に出したスルーパスにガクポが追いつき、折り返しをニアでもらったルイス・ディアスの鋭いボレーが右のポストすれすれに決まりました。半年の負傷離脱から復帰したアタッカーは、プレミアリーグ4節のボーンマス戦以来、8ヵ月ぶりのゴールです。

12分、エリオットがボックス右にスルーパスを通すと、シュートを狙ったガクポはロメロが足を出して打たせず。中盤センターをフォローするアーノルドが15分に縦パスを入れると、ガクポと対峙したロメロは、今度は足をすくってしまいました。サラーのPKはど真ん中。ゲートにフォーカスしたカメラは、スタンドから去ろうとするアウェイサポーターを映し出しています。

6-1で敗れたニューカッスル戦で、チケット代を肩代わりした選手たちは、たった1週間で同じことをするわけにはいかないでしょう。18分にカウンターを仕掛けたのはアーノルド。左から上がったガクポは、エリック・ダイアーをかわして放った一撃をオリヴァー・スキップにブロックされました。

アーノルドがいない左から速攻を繰り出すスパーズは、コナテを引っ張り出した後のクロスが味方に通りません。22分に右サイドでキープしたサラーは、中央のルイス・ディアスをポストに使ってシュートレンジに入り、落としを受けて放ったコントロールショットを左に外しました。ロメロ、ダイアー、ベン・デイヴィスの守備とビルドアップは、この時間になっても不安定です。

スパーズの最初のシュートは、アリソンが前に出ているのを見たペドロ・ポロのロングシュート。30分を過ぎても、ソン・フンミン、ハリー・ケイン、クルゼフスキがボックス内で触るシーンがありません。

初めての決定機は39分。ロバートソンのミスパスをさらった10番が左から上がったソン・フンミンにラストパスを通すと、コナテとアリソンをかわして打ったシュートは、ゴールライン上のファン・ダイクがクリアしました。30秒後、オリヴァー・スキップのスルーパスが左サイドのペリシッチへ。ファン・ダイクをかわした14番が中央に浮かすと、最も危険な選手がフリーです。

ハリー・ケインの完璧なボレーは、ウェイン・ルーニーと並ぶプレミアリーグ歴代2位の208発め。自陣でのミスでスパーズを元気にしてしまったレフトバックは、41分にもクルゼフスキに奪われてピンチを招きました。追いついたSBを切り返しでかわしたウインガーは、アリソンの読みを外そうとしてニアを狙いますが、名手が足を残すビッグセーブで追加点を許しませんでした。

3-1で前半を終えたアウェイチームは、終盤のアタックでいい感触を得ていたはずです。後半の最初の決定機は54分。右からスプリントしたクルゼフスキが、左足アウトにかけた素晴らしいパスを中央に入れると、ソン・フンミンのシュートは右のポストに弾かれました。直後、ハリー・ケインのクロスが最前線にいたロメロへ。右足で合わせたボレーは、左のポストに阻まれました。

なおも攻めるスパーズ。57分のペドロ・ポロの強烈なミドルは、アリソンが指先で上に弾き出しています。先に動いたのはクロップ監督。63分にエリオットとルイス・ディアスを下げ、ヘンダーソンとジョッタを投入しました。66分、クルゼフスキと代わったのはパペ・マタル・サールです。スパーズは縦パスのコースを切っており、レッズはサイドで詰まるシーンが増えています。

73分、ファン・ダイクのロングシュートは右にアウト。直後、ガクポのポジションを託されたのはダルウィン・ヌニェスです。勝負がわからなくなったのは77分。センターサークルからのロメロのロングフィードが、ファン・ダイクの裏を取ったソン・フンミンの足元に届きました。アリソンと1対1になった7番が真ん中に流し込み、スパーズはさらに攻勢を強めています。

84分に頭部を負傷したオリヴァー・スキップが下がり、リシャルリソンが登場。カーティス・ジョーンズをミルナーは、逃げ切るためのカードです。同点ゴールは93分。ペドロ・ポロとペリシッチがルーカス・モウラとダンジュマに代わった後でした。ソン・フンミンが左から蹴ったFKをヘッドで合わせたのは、移籍後のプレミアリーグ初ゴールとなるリシャルリソンです。

歓喜のスパーズサポーターは、たった1分で絶望の淵に突き落とされました。アリソンが左に出したロングフィードをルーカス・モウラが中央にバックパス。これを奪ったジョッタが、ボックス左からファーのサイドネットに突き刺しました。4-3、勝ったリヴァプールは5位に浮上。3点のビハインドをゼロに戻したスパーズは、痛恨のミスで6位転落となってしまいました。

最初の30分はレッズが圧倒。1点を返してからはスパーズが奮闘。両者ともに、前線の3枚プラスワンがゴールを生んだ激闘は見応え充分でした。直近4試合で15失点のスパーズは、前半だけで13失点。キックオフから20分過ぎまでで9失点を喫しており、立ち上がりの守備を改善しなければなりません。

何とか勝ったレッズは、アーノルドが不在のスペースを突かれました。偽SBを継続するなら、相手にボールが渡った際の対応を修正する必要があります。最初の失点のシーンは、アーノルドもコナテも上がりすぎて裏を取られ、ファン・ダイクとロバートソンが逆サイドに引っ張り出されたため、裏で2枚がフリーでした。

前に出すぎるシーンが目立ったコナテは、アーセナルのガブリエウやマン・シティのCBをチェックしたほうがいいのかもしれません。これから当たるハーヴィー・バーンズやジェイコブ・ラムジーにスペースを与えるとやっかいです。前線が調子を上げてきている今、速攻からの失点を抑えられれば、納得いく形でシーズンを締められるでしょう。

5位リヴァプールから、9位ブレントフォードまで6ポイント。今季プレミアリーグのTOP4は決まった感がありますが、ELとECLの出場権を争う椅子取りゲームは最後までもつれそうな雲行きです。レッズの次戦はフラム、スパーズはクリスタル・パレス。両方とも、簡単に勝てる相手ではありません。


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