2023.08.28 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Newcastle×Liverpool】ファン・ダイク退場…耐え抜いたレッズが9番の2発で劇的な逆転勝利!
遠藤航のプレミアリーグ初先発は、セント・ジェームズ・パークのニューカッスル戦という難しいステージとなりました。エディ・ハウのチームは、イサク、アルミロン、アンソニー・ゴードン、ジョエリントン、ブルーノ・ギマランイス、トナーリが揃うベストメンバーです。
ユルゲン・クロップ監督はコナテを欠いていますが、中盤から前はベストといっていい布陣です。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン、MF遠藤航、マック・アリスター、ショボスライ、FWサラー、ガクポ、ルイス・ディアス。キックオフの直後にショボスライがCKをゲットすると、マティプのヘッドは左に逸れていきました。
偽SBのアーノルドが中に絞り、マティプはサイドでパスを受けています。序盤からファールが目立つニューカッスル。8分の右からのCKが逆サイドに流れ、キープしようとして奪われたサラーは、珍しく相手をつかんで取り返そうとしました。両者ともに前から厳しいプレスを続けており、苦しい縦パスの応酬となっています。
16分、レッズのバイタルエリアで競り合いとなり、こぼれ球をキープしたイサクが左に出すと、ジョエリントンのダイレクトショットはアリソンがキャッチ。直後、アンソニー・ゴードンのミドルはブロックされ、ボックス左に持ち込んだルイス・ディアスのシュートは、ニアを警戒していたポープが外に弾き出しました。
20分までの遠藤航は、粘り強い守備と慎重なパスワークといったところでしょうか。24分にガクポのパスを受けたサラーは、中に持って打ったコントロールショットがポープの正面。その1分後、サラーのバックパスを収めようとしたアーノルドが後ろに逸らしてしまい、さらったアントニー・ゴードンが飛び出したアリソンの股間を抜きました。
28分、アントニー・ゴードンが縦にスルーパスを滑らせると、イサクと交錯したファン・ダイクに1発レッド。VTRを見ると最初のタッチでボールに触っており、決定機阻止というジャッジは厳しいといわざるをえません。シェアのFKは壁に当たり、フォローしたトナーリのミドルは渋滞に引っかかってCKです。
トリッピアーのキックをファーで合わせたダン・バーンのヘッドは、アリソンがキャッチ。クロップ監督はルイス・ディアスを下げ、ジョー・ゴメスを送り出しました。36分のショートコーナーから、クリアを胸トラップしたアルミロンの決定的なボレーは、アリソンが弾いたボールがバーにヒット。プレミアリーグ屈指のショットストッパーならではのビッグセーブでした。
45分、中央から打ったショボスライのFKはクロスバーの上。最終盤は攻めに転じたレッズはシュートに至らず、ハーフタイムを迎えました。後半開始から、アンソニー・ゴードンが再三サイドを突破。レッズ守備陣はニアをカバーし、追加点を許しません。49分、ボックス左でアーノルドをかわしたジョエリントンがファーにクロス。アルミロンのボレーは浮いてしまいました。
54分のアンソニー・ゴードンのミドルは、アリソンがキャッチ。4-4-1のアウェイチームは、ひたずら自陣で耐えています。クロップ監督は58分にガクポと遠藤を下げ、エリオットとジョッタを投入。60分のレッズのカウンターは、ショボスライのパスを左で受けたジョッタがクロスをカットされました。
キレキレのアンソニー・ゴードンは、64分にカットインから中央で右足を振り抜きますが、アウトにかかったシュートは枠にいかず。66分、右サイドからトリッピアーがFKを浮かすと、ボトマンのヘッドは左に流れていきます。直後、ジョッタが左から中に絞り、ボックス左にスルーパス。抜け出したサラーのシュートは、ボトマンがスライディングでCKに逃れました。
72分にトナーリ、イサク、アンソニー・ゴードンが下がり、ハーヴィー・バーンズ、ロングスタッフ、カラム・ウィルソン。76分に自陣右からドリブルで上がり、マック・アリスターをかわしたアルミロンは、左足のコントロールショットをファーポストにぶつけました。77分、マック・アリスターとマティプに代わって入ったのは、ダルウィン・ヌニェスとクワンサーです。
81分、サラーが中央のジョッタに預け、右のダルウィン・ヌニェスにパスが出ると、体に当てたボトマンはボールを見失い、ストライカーに抜かれてしまいました。ボックス右から放った強烈なシュートは、左のポストの内側を叩く完璧なフィニッシュ!今季プレミアリーグ初ゴールは、10人のチームに勇気をもたらす貴重な同点ゴールでした。
89分のロングスタッフのミドルは、アリソンがキャッチ。追加タイムは5分です。93分、敵陣でパスをカットしたのはエリオット。拾ったサラーが縦に通した絶妙なフィードで、またもダルウィン・ヌニェスが抜け出しました。クロスに打ったシュートがサイドネットに刺さって1-2!クロップ采配が的中したレッズが10人で逆転し、3ポイントを奪取しました。
残り10分までの彼らを見て、この結末を予想できた人はいないでしょう。最大の勝因は、2発ゲットのスーパーサブの役割が明確だったこと。ピッチにいた21分で、パスを3本しか成功させていないのは、ラインの裏を狙うというミッションを徹底していたからです。劣勢のなかで勝利を諦めなかった指揮官と、チャンスを活かし切った前線の3人によって劇的な勝利が実現しました。
プレミアリーグデビューから2試合連続で10人の戦いを強いられた遠藤航は、アタッキングサードへのパスが3本。途中交代となったのは、攻撃における貢献度が低かったからでしょう。後半は、強引なチャージをかいくぐられるシーンがあり、途中交代はやむなしです。次戦は、前線を動かすパスとミドルレンジからのシュートを期待しましょう。
あらためてファン・ダイクのあのシーンを見ると、ボールに触る直前にイサクの足を引っかけていました。とはいえ、足がかかったときは完全に抜け出されたわけではなく、やはりレッドは厳しいと思いました。出場停止の3戦のうち、2戦は好調のヴィラとハマーズです。ジョー・ゴメスとマティプが、集中力の高い守備を見せてくれるのを祈るしかありません。
最後に、ひとつだけ。アリソン、グッジョブ!アルミロンのボレーを上に弾いたビッグセーブをはじめ、守護神の的確な判断とセービングが逆転勝利を呼び込んだといっても大げさではないでしょう。チームの士気を高める貴重な3ポイント。週末までに層が薄いポジションを補強し、プレミアリーグと欧州を両立できるスカッドで9月を迎えていただければと思います。
ユルゲン・クロップ監督はコナテを欠いていますが、中盤から前はベストといっていい布陣です。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン、MF遠藤航、マック・アリスター、ショボスライ、FWサラー、ガクポ、ルイス・ディアス。キックオフの直後にショボスライがCKをゲットすると、マティプのヘッドは左に逸れていきました。
偽SBのアーノルドが中に絞り、マティプはサイドでパスを受けています。序盤からファールが目立つニューカッスル。8分の右からのCKが逆サイドに流れ、キープしようとして奪われたサラーは、珍しく相手をつかんで取り返そうとしました。両者ともに前から厳しいプレスを続けており、苦しい縦パスの応酬となっています。
16分、レッズのバイタルエリアで競り合いとなり、こぼれ球をキープしたイサクが左に出すと、ジョエリントンのダイレクトショットはアリソンがキャッチ。直後、アンソニー・ゴードンのミドルはブロックされ、ボックス左に持ち込んだルイス・ディアスのシュートは、ニアを警戒していたポープが外に弾き出しました。
20分までの遠藤航は、粘り強い守備と慎重なパスワークといったところでしょうか。24分にガクポのパスを受けたサラーは、中に持って打ったコントロールショットがポープの正面。その1分後、サラーのバックパスを収めようとしたアーノルドが後ろに逸らしてしまい、さらったアントニー・ゴードンが飛び出したアリソンの股間を抜きました。
28分、アントニー・ゴードンが縦にスルーパスを滑らせると、イサクと交錯したファン・ダイクに1発レッド。VTRを見ると最初のタッチでボールに触っており、決定機阻止というジャッジは厳しいといわざるをえません。シェアのFKは壁に当たり、フォローしたトナーリのミドルは渋滞に引っかかってCKです。
トリッピアーのキックをファーで合わせたダン・バーンのヘッドは、アリソンがキャッチ。クロップ監督はルイス・ディアスを下げ、ジョー・ゴメスを送り出しました。36分のショートコーナーから、クリアを胸トラップしたアルミロンの決定的なボレーは、アリソンが弾いたボールがバーにヒット。プレミアリーグ屈指のショットストッパーならではのビッグセーブでした。
45分、中央から打ったショボスライのFKはクロスバーの上。最終盤は攻めに転じたレッズはシュートに至らず、ハーフタイムを迎えました。後半開始から、アンソニー・ゴードンが再三サイドを突破。レッズ守備陣はニアをカバーし、追加点を許しません。49分、ボックス左でアーノルドをかわしたジョエリントンがファーにクロス。アルミロンのボレーは浮いてしまいました。
54分のアンソニー・ゴードンのミドルは、アリソンがキャッチ。4-4-1のアウェイチームは、ひたずら自陣で耐えています。クロップ監督は58分にガクポと遠藤を下げ、エリオットとジョッタを投入。60分のレッズのカウンターは、ショボスライのパスを左で受けたジョッタがクロスをカットされました。
キレキレのアンソニー・ゴードンは、64分にカットインから中央で右足を振り抜きますが、アウトにかかったシュートは枠にいかず。66分、右サイドからトリッピアーがFKを浮かすと、ボトマンのヘッドは左に流れていきます。直後、ジョッタが左から中に絞り、ボックス左にスルーパス。抜け出したサラーのシュートは、ボトマンがスライディングでCKに逃れました。
72分にトナーリ、イサク、アンソニー・ゴードンが下がり、ハーヴィー・バーンズ、ロングスタッフ、カラム・ウィルソン。76分に自陣右からドリブルで上がり、マック・アリスターをかわしたアルミロンは、左足のコントロールショットをファーポストにぶつけました。77分、マック・アリスターとマティプに代わって入ったのは、ダルウィン・ヌニェスとクワンサーです。
81分、サラーが中央のジョッタに預け、右のダルウィン・ヌニェスにパスが出ると、体に当てたボトマンはボールを見失い、ストライカーに抜かれてしまいました。ボックス右から放った強烈なシュートは、左のポストの内側を叩く完璧なフィニッシュ!今季プレミアリーグ初ゴールは、10人のチームに勇気をもたらす貴重な同点ゴールでした。
89分のロングスタッフのミドルは、アリソンがキャッチ。追加タイムは5分です。93分、敵陣でパスをカットしたのはエリオット。拾ったサラーが縦に通した絶妙なフィードで、またもダルウィン・ヌニェスが抜け出しました。クロスに打ったシュートがサイドネットに刺さって1-2!クロップ采配が的中したレッズが10人で逆転し、3ポイントを奪取しました。
残り10分までの彼らを見て、この結末を予想できた人はいないでしょう。最大の勝因は、2発ゲットのスーパーサブの役割が明確だったこと。ピッチにいた21分で、パスを3本しか成功させていないのは、ラインの裏を狙うというミッションを徹底していたからです。劣勢のなかで勝利を諦めなかった指揮官と、チャンスを活かし切った前線の3人によって劇的な勝利が実現しました。
プレミアリーグデビューから2試合連続で10人の戦いを強いられた遠藤航は、アタッキングサードへのパスが3本。途中交代となったのは、攻撃における貢献度が低かったからでしょう。後半は、強引なチャージをかいくぐられるシーンがあり、途中交代はやむなしです。次戦は、前線を動かすパスとミドルレンジからのシュートを期待しましょう。
あらためてファン・ダイクのあのシーンを見ると、ボールに触る直前にイサクの足を引っかけていました。とはいえ、足がかかったときは完全に抜け出されたわけではなく、やはりレッドは厳しいと思いました。出場停止の3戦のうち、2戦は好調のヴィラとハマーズです。ジョー・ゴメスとマティプが、集中力の高い守備を見せてくれるのを祈るしかありません。
最後に、ひとつだけ。アリソン、グッジョブ!アルミロンのボレーを上に弾いたビッグセーブをはじめ、守護神の的確な判断とセービングが逆転勝利を呼び込んだといっても大げさではないでしょう。チームの士気を高める貴重な3ポイント。週末までに層が薄いポジションを補強し、プレミアリーグと欧州を両立できるスカッドで9月を迎えていただければと思います。
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