イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Liverpool×Aston Villa】ショボスライとアーノルドが輝いたリヴァプールは、3発ゲットで3連勝!

キックオフからわずか3分。アーノルドが蹴った右からのCKがファーに受けると、走り込んだショボスライの強烈なダイレクトショットが右のサイドネットに突き刺さりました。ライプツィヒから移籍した8番は、早くもプレミアリーグ2ゴールめ。アンフィールドでは滅法強いリヴァプールは、幸先いいスタートを切りました。

4節の相手は難敵アストン・ヴィラ。クロップ監督は、ニューカッスル戦で2発ゲットのストライカーを先発させています。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、ジョー・ゴメス、ロバートソン、MFマック・アリスター、ショボスライ、カーティス・ジョーンズ、FWサラー、ダルウィン・ヌニェス、ルイス・ディアス。リードしたレッズは、攻め急ぐ必要はありません。

スローなビルドアップで、相手を呼び込もうとしているリヴァプールは、マック・アリスターの脇に偽SBのアーノルドが入っています。11分、縦パスでボックス右に入ったムサ・ディアビは、グラウンダーを中に合わせられず。レヴァークーゼンから移籍したアタッカーは、既に2ゴールをゲットしています。

17分にピッチに座り込んだのはジエゴ・カルロス。2022年の夏にバーミンガムにやってきたCBは、開幕2戦めのエヴァートン戦でアキレス腱断裂という重傷を負い、プレミアリーグ出場3試合という悔しい1年を過ごしました。タイロン・ミングスの負傷でレギュラーの座を得ようとしていたベテランは、またも長期離脱となってしまうのでしょうか。

アーノルドの浮き球で、サラーが右から抜けたのは22分。ボックスに入り、左足アウトで落としたボールをダルウィン・ヌニェスが右のポストに当てると、必死に戻ったマッティ・キャッシュがゴールに押し込んでしまいました。27分に左からFKを浮かしたのはアーノルド。フリーだったマティプは、決定的なヘッドを右に外してしまいました。

ヴィラがチャンスをつかんだのは33分。後方からのフィードをオリー・ワトキンスが右に流すと、先着したジョー・ゴメスがうまく処理できず、ムサ・ディアビにさらわれます。ドリブルで中央に斬り込んだニューフェイスは、左からスプリントしてきたマッギンにラストパス。ノーマークだったレフティのフィニッシュは、アリソンの頭上を越えるミスキックです。

38分、ドゥグラス・ルイスのサイドチェンジが左のディーニュへ。グラウンダーに反応したレオン・バイリーは、うまくミートできません。直後、アーノルドの浮き球でラインの裏に走ったダルウィン・ヌニェスは、サラーとのパス交換でGKエミリアーノ・マルティネスの前に躍り出ると、右足のシュートをバーに阻まれました

43分に右から上がってジョー・ゴメスと対峙したムサ・ディアビが、左足で巻いたコントロールショットは惜しくもファーポストの外。追加タイム3分、ボックスの右脇から中に斬り込んだサラーは、左足の一撃をエミリアーノ・マルティネスにセーブされました。前半は2-0。レッズがひっくり返される展開は想像できません。

後半開始早々の47分、右サイドを突破したショボスライの折り返しがクリアされると、ボックス手前でトラップしたサラーのボレーはクロスバーの上。1分後、ディーニュのクロスを叩いたマッティ・キャッシュのヘッドは、左に飛んだアリソンがぎりぎりで外に弾き出すビッグセーブでしのいでいます。

49分に右からサラーが抜け出し、ファーに上げたクロスにダルウィン・ヌニェスが走り込むも、ヘッドは左ポストすれすれを抜けていきました。55分の右からのCKはロバートソン。ニアに走ったダルウィン・ヌニェスが頭で左に送ると、詰めたサラーが難なく押し込みました。アンフィールドで3-0は、勝負ありでしょう。

クロップ監督は、65分にダルウィン・ヌニェス、ルイス・ディアス、カーティス・ジョーンズの3枚を下げ、ガクポ、エリオット、ジョッタを投入。69分に中央をドリブルで切り裂いたアーノルドのミドルは、クロスバーを越えていきます。71分、足を痛めたアーノルドの代役はクアンサー。74分にマック・アリスターの浮き球で抜けたサラーは、右足のボレーをセーブされました。

遠藤航がマック・アリスターと代わったのは87分。ゲームをコントロールし続けたレッズは、ファン・ダイクがいない試合をクリーンシートで終えました。MVPは、いきなりゴールのショボスライか、素晴らしいフィードが目立ったアーノルドか。中盤を仕切ったマック・アリスターと、今季2発めを決めたサラーも上々のパフォーマンスでした。

3度の決定機を活かせず、ハットトリックをノーゴールにしてしまったダルウィン・ヌニェスは、「動きはよかったから次はよろしく」でいいでしょう。ELでLASK、ユニオン・サン・ジロワーズ、トゥールーズというラクなグループに入ったレッズは、主力を酷使せずに戦えるはずです。まずは7節のスパーズ戦までの4試合を、全勝で駆け抜けていただければと思います。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す